gfmul
ガロア体の元の乗算
構文
c = gfmul(a,b,p)
c = gfmul(a,b,field)
説明
メモ
この関数は、p が素数のとき、GF(pm) の計算を行います。GF(2m) で実行するには、ガロア配列に .*
演算子を適用します。詳細は、例:乗算を参照してください。
関数 gfmul
はガロア体の元を乗算します (ガロア体の多項式を乗算するには、gfconv
を代わりに使用します)。
c = gfmul(a,b,p)
は、GF(p
) の a
と b
を乗算します。a
と b
の各エントリは 0 ~ p
-1 の間です。p
は素数です。a
と b
が同じサイズの行列の場合、この関数は各要素を個別に処理します。
c = gfmul(a,b,field)
は GF(pm) の a
と b
を乗算します。ここで、p は素数で、m は正の整数です。a
と b
は、GF(pm) の要素を GF(pm) の原始元に対応する指数形式で表します。field
は、同じ原始元に対応して配置された GF(pm) のすべての要素をリストする行列です。c
は、同じ原始元に対応する積の指数形式です。これらの形式の説明は、ガロア体の元の表現を参照してください。a
と b
が同じサイズの行列の場合、この関数は各要素を個別に処理します。
例
ガロア体の演算に例があります。また、次のコードが示しているのは
ここで、A は GF(9) に対する原始多項式 2 + 2x + x2 の根です。
p = 3; m = 2; prim_poly = [2 2 1]; field = gftuple([-1:p^m-2]',prim_poly,p); a = gfmul(2,4,field)
出力は以下のようになります。
a = 6
バージョン履歴
R2006a より前に導入