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getTurboIOIndices

ターボ符号化の出力インデックスの計算

R2021a 以降

    説明

    getTurboIOIndices を使用して、comm.TurboEncoder System object の出力インデックス、および comm.TurboDecoder System object の入力インデックスを生成します。

    indices=getTurboIOIndices(blklen,N,mlen) は、与えられた入力ブロック長 blklen、出力ストリームの数 N、およびメモリ長 mlen について、完全に符号化された出力に対する相対的なインデックスを計算します。このモードでは、インターリーブされた 2 番目の組織的なビットストリームはパンクチャされます。N および mlen は、comm.TurboEncoder System object および comm.TurboDecoder System object の構成符号化器の構成に対応します。

    indices=getTurboIOIndices(blklen,N,mlen,'LTE') は、TS 36.212 に基づいて LTE と同様の出力インデックスを計算します。LTE では、2 番目の組織的なビットストリームがパンクチャされ、テイル ビットが並べ替えられます。

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    ターボ符号化器の System object™ で使用する出力インデックスを作成します。

    ストリーム数 2、レジスタ数 3、ブロック長 64 で、構成ターボ符号化器の構成に使用する入力パラメーターを初期化します。出力インデックス ベクトルを作成します。テイル ビットの数およびテイル ビットの値を表示します。

    blklen = 64; % Block length
    N = 2;       % Number of streams
    mlen = 3;    % Number of registers
    firsttailbit = blklen * (2*N - 1) + 1;
    outindices = getTurboIOIndices(blklen,N,mlen);
    numtailbits = length(outindices(firsttailbit:end)')
    numtailbits = 9
    
    tailbits = outindices(firsttailbit:end)'
    tailbits = 1×9
    
       257   258   260   261   262   264   265   266   268
    
    

    比較のため、ブロック長、ストリームの数、レジスタの数の入力設定を変えずに、4 番目の入力引数として 'LTE' を追加し、LTE と同様の出力インデックス ベクトルを作成します。

    outindices = getTurboIOIndices(blklen,N,mlen,'LTE');

    テイル ビットの数およびテイル ビットの値を表示します。LTE と同様の出力インデックス ベクトルには、TS 36.212 で指定された順序ですべての出力ストリームのテイル ビットが格納されています。

    numtailbitsLTE = length(outindices(firsttailbit:end)')
    numtailbitsLTE = 12
    
    tailbitsLTE = outindices(firsttailbit:end)'
    tailbitsLTE = 1×12
    
       257   258   261   262   265   266   259   260   263   264   267   268
    
    

    入力引数

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    ブロックの長さ。非負の整数として指定します。

    データ型: double

    出力ストリームの数。1 より大きい整数として指定します。

    データ型: double

    レジスタの数。正の整数として指定します。

    データ型: double

    出力引数

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    出力インデックス。正の整数からなる列ベクトルとして返されます。

    拡張機能

    C/C++ コード生成
    MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

    バージョン履歴

    R2021a で導入

    参考

    オブジェクト