cyclgen
巡回符号のパリティ チェック行列と生成行列の生成
構文
h = cyclgen(n,pol)
h = cyclgen(n,pol,opt
)
[h,g] = cyclgen(...)
[h,g,k] = cyclgen(...)
説明
すべての構文に対して、符号語長は n
でメッセージ長は k
です。多項式は次数-(n
-k
) を x^n
-1 で除算したものの場合にのみ、符号語長 n
、メッセージ長 k
の巡回符号を生成できます (2 進体 GF(2) において、x^n
-1 は x^n
+1 と同じです)。これは、k
が n
から生成多項式の次数を引いたものと等しいことを意味します。
h = cyclgen(n,pol)
は、符号語長 n
をもつ組織バイナリ巡回符号に対して (n
-k
) 行 n
列のパリティ チェック行列を生成します。行ベクトル pol
は、次数-(n
-k
) の生成多項式のバイナリ係数を昇べきの順に与えます。あるいは、pol
を多項式の文字ベクトルとして指定することもできます。詳細については、Communications Toolbox での多項式の表現を参照してください。
h = cyclgen(n,pol,
は、引数 opt
)opt
が行列が組織コードと非組織コードのどちらに対応するかを決定すること以外は、上記の構文と同じです。opt
の値は、'system'
および 'nonsys'
です。
[h,g] = cyclgen(...)
は、パリティ チェック行列 h
に対応する k
行 n
列の生成行列 g
を生成することを除き、h = cyclgen(...)
と同じです。
[h,g,k] = cyclgen(...)
はメッセージ長 k
も返すことを除き、[h,g] = cyclgen(...)
と同じです。
例
バージョン履歴
R2006a より前に導入