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addCustomBasemap

カスタム ベースマップの追加

説明

addCustomBasemap(basemapName,URL) は、URL で指定されたカスタム ベースマップを、マッピング関数で使用できるベースマップのリストに追加します。basemapName は、カスタム ベースマップを呼び出すための選択した名前です。追加したベースマップは、今後の MATLAB® セッションで引き続き使用できます。

addCustomBasemap(___,Name,Value) は、ベースマップの追加パラメーターを設定する名前と値の引数を指定します。

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OpenTopoMap® ベースマップ上の位置を表示するカスタム ベースマップを追加します。その後、カスタム ベースマップを削除します。

次の引数の値を指定します。

  • カスタム ベースマップを識別する名前。

  • マップ タイルの URL。負荷分散のために、このプロバイダーには使用可能な 3 つのサーバー (ab、または c) があります。

  • マップ タイルのプロバイダーのクレジットを示すための属性。データをプロットすると、この属性がマップの下部に表示されます。マップ タイルのプロバイダーが、属性に関する特定の要件を定義している場合があります。

  • カスタム ベースマップの表示名。この名前はサイト ビューアーの [Imagery] タブに表示されます。

name = "opentopomap";
url = "a.tile.opentopomap.org/${z}/${x}/${y}.png";
attribution = "©OpenStreetMap contributors";
displayName = "Open Topo Map";

addCustomBasemap を使用してカスタム ベースマップを読み込んでから、カスタム ベースマップを使用するサイト ビューアーを作成します。

addCustomBasemap(name,url,Attribution=attribution,DisplayName=displayName)
viewer = siteviewer(Basemap=name);

Site Viewer with the OpenTopoMap basemap

カスタム ベースマップを追加すると、新しいサイト ビューアー ウィンドウにカスタム マップが表示されます。[Imagery] タブの [Open Topo Map] ベースマップ アイコンに注目してください。

siteviewer;

A new Site Viewer. The Imagery tab shows a selection of basemaps, including the OpenTopoMap basemap..

removeCustomBasemap を使用して、カスタム ベースマップを削除します。その後、新しいサイト ビューアーを開きます。[Imagery] タブから [Open Topo Map] ベースマップ オプションが消えていることに注目してください。

removeCustomBasemap(name)
siteviewer;

The Imagery tab in a new Site Viewer. The tab does not show the OpenTopoMap basemap.

入力引数

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ベースマップをプログラムで識別するために使用する名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

例: 'openstreetmap'

データ型: string | char

パラメーター化されたマップ URL。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

通常、パラメーター化されたマップ URL には次のものが含まれます。

  • ベースマップ タイルの URL。

  • ${z}/${x}/${y} または ${z}/${y}/${z} として書式化された、マップ タイルのインデックス。ここで、z はタイルのズーム レベル、x はタイルの列インデックス、y はタイルの行インデックスです。

  • マップ タイルのファイル形式。マップ タイルが Esri® によってホストされている場合、関数 addCustomBasemap は、関数 imread でサポートされているイメージ形式のタイル、および PBF 形式のタイル (Mapping Toolbox™ が必要) を読み取ることができます。利用できるマップ タイルのファイル形式は、データ プロバイダーによって異なります。

この引数の構成方法は、データ プロバイダーによって異なる場合があります。URL の構成方法の詳細については、Examples (Mapping Toolbox)を参照するか、データ プロバイダーにお問い合わせください。

例: "https://hostname/${z}/${y}/${x}.png"

例: "https://hostname/${z}/${x}/${y}/png"

データ型: string | char

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: addCustomBasemap(basemapName,URL,Attribution="My attribution") は、カスタム ベースマップの属性を指定します。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: addCustomBasemap(basemapName,URL,"Attribution","My attribution") は、カスタム ベースマップの属性を指定します。

カスタム ベースマップの属性。string スカラー、string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。複数行の属性を作成するには、string 配列または文字ベクトルの非スカラー cell 配列を指定します。

URL からカスタム ベースマップを作成する場合、既定の属性は 'Tiles courtesy of DOMAIN_NAME_OF_URL' になります。ここで、DOMAIN_NAME_OF_URLURL 入力引数からのドメイン名です。ホストが 'localhost' の場合または URL に IP 番号のみが含まれている場合、属性を空の string ("") として指定します。

例: "Credit: U.S. Geological Survey"

データ型: string | char | cell

カスタム ベースマップの表示名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

例: "OpenStreetMap"

データ型: string | char

ベースマップの最大ズーム レベル。[0, 25] の範囲の整数として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

MATLAB Compiler を使用してマップを展開可能にするオプション。数値または logical 0 (false) または 1 (true) として指定します。

データ型: logical

ヒント

  • OpenStreetMap®、USGS National Map、Mapbox、DigitalGlobe、Esri ArcGIS Online、国土地理院 (GSI)、および HERE Technologies などさまざまなベンダーが提供しているタイル配置された Web マップを見つけることができます。マップ ベンダーのサービス利用規約を順守し、使用するマップに正確な属性を含めてください。

  • Mapping Toolbox がある場合は、Esri によってホストされている MBTiles ファイルおよびベクトル ベースマップからカスタム ベースマップを作成できます。詳細については、addCustomBasemap (Mapping Toolbox) を参照してください。

  • 使用可能なベースマップのリストにアクセスするには、Tab キーを押してからプロット関数にベースマップを指定します。このイメージは、USGS National Map からのいくつかのカスタム ベースマップを含む、使用可能なベースマップのサンプル リストを示しています。

    Plotting function in MATLAB with list of available basemaps to select from

参考

| | | (Mapping Toolbox)

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