可変サイズ データ
コード生成時、スカラー、ベクトル、行列などの配列について、コード ジェネレーターはそれらを固定サイズまたは可変サイズのいずれかとして識別します。
配列のサイズを判別できない場合や配列のサイズが変わる場合、コード ジェネレーターは配列を可変サイズとして指定します。
配列のサイズが変わらずにそのサイズを判別できる場合、コード ジェネレーターはその配列を固定サイズとして指定します。
固定サイズの配列と可変サイズの配列がコード ジェネレーターでどのように扱われるかを理解しておくと、コード生成時のエラーを診断して修正するのに役立ちます。アプリケーションに可変サイズの配列が必要ない場合は、可変サイズと動的メモリ割り当てを微調整して生成コードのパフォーマンスの改善を図ることもできます。
関数
coder.areUnboundedVariableSizedArraysSupported | 現在のコンフィグレーション設定で非有界の可変サイズ配列が許可されているかどうかを確認する (R2024a 以降) |
coder.varsize | サイズ非互換性エラーを解決して上限を宣言 |
トピック
- 可変サイズ配列のコード生成
固定サイズ データと可変サイズ データがコード ジェネレーターでどのように定義されて扱われるかを学習する。
- コード生成のための可変サイズ データの定義
可変サイズ データを定義する方法を選択します。
- 可変サイズの配列に対するメモリ割り当ての制御
動的メモリ割り当てが使用される場合に制御します。
- 固定サイズの配列に対する動的メモリ割り当ての制御
固定サイズの配列に対してメモリを動的に割り当てるタイミングを制御する。
- 可変サイズ配列の上限の指定
動的メモリ割り当てを回避するために可変サイズ配列の上限を指定する。
- コード生成時の可変サイズのサポートに関する MATLAB との非互換性
可変サイズ データの結果として、生成されたコードの動作が MATLAB® とどのように異なるかを理解する。
- 生成される関数インターフェイスでの動的に割り当てられる C 配列の使用
生成される C 関数インターフェイスから動的に割り当てられる配列を理解して使用する。
- 生成された関数インターフェイスでの動的に割り当てられた C++ 配列の使用
生成された C++ 関数インターフェイスから動的に割り当てられた配列を理解して使用する。
トラブルシューティング
コード生成中に発生したサイズ非互換性エラーをトラブルシューティングする。
可変サイズの配列を固定サイズの配列に代入すると発生するエラーをトラブルシューティングする。
エラーの解決: string でサポートされない coder.varsize
string 変数で coder.varsize
を使用すると発生するコード生成エラーをトラブルシューティングする。