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Polyspace 解析で推奨されるモデル コンフィギュレーション パラメーター

生成コードを解析する前に、モデル構成が Polyspace® 解析用に最適化されていることを確認します。以下のパラメーターを推奨値に設定します。SystemTargetFile の推奨値を使用しない場合、エラーが発生します。他のパラメーターについては、推奨値を使用しない場合、警告が発生します。

グループ化コマンド ライン構成の名前と場所推奨の根拠
コード生成

名前: SystemTargetFile (Simulink Coder)

値: Embedded Coder® Target Language Compiler (TLC) ファイル。

たとえば、ert.tlcautosar.tlc のようにします。

場所: コード生成

名前: システム ターゲットファイル

値: Embedded Coder ターゲット ファイル

Polyspace は ert.tlc または autosar.tlc に基づいてターゲットをサポートします。

名前: MatFileLogging (Simulink Coder)

値: 'off'

場所: [コード生成][インターフェイス]

名前: MAT ファイルのログ

値: 非選択

MAT ファイルのログを無効にすると、Polyspace 解析の精度が向上します。

名前: GenerateSampleERTMain (Embedded Coder)

値: 'off'

場所: [コード生成][テンプレート]

名前: メイン プログラム例の生成

値: 非選択

メイン プログラム例が生成される場合には、Polyspace は解析前にメイン プログラム例を削除します。

名前: GenerateComments (Simulink Coder)

値: 'on'

場所: [コード生成][コメント]

名前: コメントを含める

値: 選択

コメントを含めると、生成コードからモデルの対応する部分に移動できるようになります。また Embedded Coder は、一部のコーディング ルール違反を正当化するコメントを自動的に挿入できます。
最適化

名前: DefaultParameterBehavior (Simulink Coder)

値: 'Inlined'

場所: 最適化

名前: 既定のパラメーター動作

値: インライン

Inlined により、Polyspace 解析の精度が向上します。パラメーターに対する外的制約を指定するには、この値を Tunable に設定します。

名前: InitFltsAndDblsToZero (Simulink Coder)

値: 'on'

場所: 最適化

名前: float と double を 0.0 に初期化するために memset を使用

値: 非選択

memset() を使用して float と double を 0.0 に初期化すると、Polyspace 解析で追加の違反とオレンジ チェックが発生する可能性があります。

名前: ZeroExternalMemoryAtStartup (Embedded Coder)

値: 'off'

場所: 最適化

名前: ルート レベル I/O のゼロ初期化を削除

値: 選択

このコンフィギュレーション パラメーターを選択しない場合、違反の誤検知が発生することや、オレンジ チェックが増加することがあります。
ソルバー

名前: SolverType (Simulink)

値: 'Fixed-Step'

場所: ソルバー

名前: タイプ

値: 固定ステップ

固定ステップ ソルバーを使用すると、Polyspace 解析の精度が向上します。

名前: Solver (Simulink)

値: 'FixedStepDiscrete'

場所: ソルバー

名前: ソルバー

値: 離散 (連続状態なし)

離散ソルバーを使用すると、Polyspace 解析の精度が向上します。

前述のモデル コンフィギュレーション パラメーターを設定する以外に、コード生成アドバイザーを使用して、生成されたコードの Polyspace 解析でモデルの互換性を確認することができます。コードの解析とソフトウェアインザループ テストの実行 (Simulink Check)を参照してください。