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float と double を 0.0 に初期化するために memset を使用

浮動小数点データを 0.0 に明示的に初期化するコードの生成を制御する

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [最適化]

説明

[float と double を 0.0 に初期化するために memset を使用] パラメーターは、浮動小数点データを 0.0 に明示的に初期化するコードを生成するかどうかを指定します。

設定

On (GUI)'off' (コマンド ライン) (既定値) | off (GUI)'on' (コマンド ライン)
オン

memset を使用して、型に関係なく浮動小数点データの内部ストレージを整数ビット パターン 0 (すべてのビットが 0) にクリアします。コンパイラとターゲットの CPU のどちらも整数ビット パターン 0 によって浮動小数点ゼロを表している場合、実行および ROM の効率性を向上させるためにこのパラメーターを使用します。

このパラメーターを使用するには、コンフィギュレーション パラメーター [memcpy しきい値] をオンにして memset 機能を有効にする必要があります。しきい値が十分に大きい値に設定されていることを確認してください。

オフ

float 型および double 型のデータのストレージを 0.0 に明示的に初期化するコードを生成します。結果として生成されるコードは、オプションを選択した場合に生成されるコードよりも若干効率性が劣ります。

メモ

コマンド ラインの値は、設定の値の逆です。したがって、コマンド ラインの 'on' は、設定セクションでの "オフ" の記述に対応します。コマンド ラインの 'off' は、設定セクションでの "オン" の記述に対応します。

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性オン (GUI)、'off' (コマンド ライン) (実行、ROM)、影響なし (RAM)
安全対策影響なし

プログラムでの使用

パラメーター: InitFltsAndDblsToZero
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'off'

バージョン履歴

R2006a より前に導入