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MAT ファイルのログ
MAT ファイルに保存された、エクスポートされたデータ
モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [インターフェイス]
説明
[MAT ファイルのログ] パラメーターは、コード ジェネレーターがエクスポートされたデータを MAT ファイルに保存するかどうかを指定します。
このパラメーターは、ERT ベースのシステム ターゲット ファイルとサービス コード インターフェイスで構成されたモデルではサポートされません。
このパラメーターを選択する場合は、[非有限数のサポート] パラメーターを選択する必要があります。[システム ターゲット ファイル] パラメーターが ERT ベースのシステム ターゲット ファイルに設定されている場合、[浮動小数点のサポート] パラメーターも選択する必要があります。
このパラメーターを選択すると、[MAT ファイルの変数名の修飾子] パラメーターが有効になります。
[システム ターゲット ファイル] パラメーターが ERT ベースのシステム ターゲット ファイルに設定されていて、モデルがエクスポートされた関数の呼び出しを使用している場合は、このパラメーターの選択を解除します。
設定
On
(GRT ベースのシステム ターゲット ファイルの既定の設定) | Off
(ERT ベースのシステム ターゲット ファイルの既定の設定)- オン
MAT ファイルのログを有効にします。これは、GRT ベースのシステム ターゲット ファイルで構成されたモデル用の既定の設定です。
生成されたコードは、エクスポートされたデータを以下のいずれかの方法で MAT ファイルに保存します。
[コンフィギュレーション パラメーター] 、 [データのインポート/エクスポート] (モデル コンフィギュレーション パラメーター: Data Import/Exportを参照)
To Workspace ブロック
To File ブロック
[ワークスペースにデータのログを作成] パラメーターが有効になっている Scope ブロック
詳細については、シミュレーション データの保存およびログ作成ための信号データの構成を参照してください。
MAT ファイルは
と命名されます。ここでmodel
.mat
はモデル名です。model
- オフ
MAT ファイルのログを無効にします。これは、ERT ベースのシステム ターゲット ファイルで構成されたモデル用の既定の設定です。
このオプションの選択を解除すると、以下のような効果があります。
ファイル システムのサポートに関連付けられているオーバーヘッドを除外します。このオーバーヘッドは通常組み込みアプリケーションには必要ありません。
ログ変数の初期化、更新、およびクリーンアップに必要な追加のコードおよびメモリ使用量を除外します。
特定の条件下で、ルート出力端子に関連付けられているコードおよびストレージを除外します。
の現在の時刻と停止時刻の比較を省略し、停止時刻設定に関係なく生成されたプログラムを無限に実行できるようにします。model
_step
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | オン |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | オフ |
安全対策 | オフ |
プログラムでの使用
パラメーター: MatFileLogging |
型: 文字ベクトル |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: GRT ターゲットに対しては 'on' 、ERT ベースのターゲットに対しては 'off' |
制限
MAT ファイルのログでは、[信号のログ] がサポートされません。変数
logsout
は MAT ファイルに保存されません。コード ジェネレーターはカスタム データ型 (Simulink® にビルドされないデータ型) の MAT ファイルのログをサポートしていません。
MAT ファイルのログは、ファイル スコープ内のデータ (たとえば、組み込みのストレージ クラス
FileScope
を適用するデータ項目) をサポートしません。参照モデルでは、次のデータ ログ機能のみサポートされます。
To File ブロック
状態ログ — 最上位モデルについては、ソフトウェアは MAT ファイルにデータを格納します。
Embedded Coder® 製品のコンテキストでは、MAT ファイルのログは、IDE Analog Devices® VisualDSP++®、Texas Instruments® Code Composer Studio™、Wind River® DIAB/GCC をサポートしません。
MAT ファイルのログは、ストレージ クラス
ImportedExternPointer
または生成コードにアドレス指定不可能なデータを生成するストレージ クラスを適用する Outport ブロックをサポートしていません。たとえば、ストレージ クラスGetSet
により、Outport はアドレス指定不可能な関数呼び出しとして生成コードに現れます。この制限は、ストレージ クラスを適用する際に、モデル エクスプローラーなどを直接使用する場合でも、Outport をストレージ クラスを使用するSimulink.Signal
オブジェクトに解決する場合でも適用されます。回避策として、Outport ブロックに入力する信号にストレージ クラスを適用します。[ターゲット上でタスクの同時実行を許可] パラメーターを選択して開発コンピューター用にスタンドアロンの実行可能ファイルをビルドした場合、生成された
main
関数には、MAT ファイルを保存する呼び出しが含まれません。開発コンピューターで実行可能ファイルを実行すると、その実行可能ファイルでは MAT ファイルは生成されません。
バージョン履歴
R2006a より前に導入