Main Content

既定のパラメーター動作

生成コードの数値ブロック パラメーターを表現する

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [最適化]

説明

[既定のパラメーター動作] パラメーターでは、生成コードの数値ブロック パラメーターを表現する方法を指定します。サービス インターフェイスで構成されたコンポーネント モデルに Embedded Coder® を使用する場合、このパラメーターを [インライン] に設定する必要があります。

依存関係

[既定のパラメーター動作][インライン] に設定すると、インライン不変信号コンフィギュレーション パラメーターが有効になります。

設定

GRT ターゲットの場合は [調整可能] (既定値)ERT ターゲットの場合は [インライン] (既定値)
インライン

[既定のパラメーター動作][インライン] に設定すると、グローバルな RAM の使用量が削減され、生成コードの効率性が高まります。コードでは、Gain ブロックの [ゲイン] パラメーターなどの数値ブロック パラメーターを表すためにメモリは割り当てられません。そうではなく、コードではそれらのブロック パラメーターのリテラル数値がインライン化されます。

調整可能

[既定のパラメーター動作][調整可能] に設定すると、生成コードで数値ブロック パラメーターの調整可能性が有効になります。コードは、数値ブロック パラメーターおよび MATLAB® 数値変数などのストレージ クラス Auto を使用する変数を、グローバル パラメーター構造体の調整可能なフィールドとして表現します。

ヒント

  • [既定のパラメーター動作][インライン] または [調整可能] に設定した場合は、ブロック パラメーター用に調整可能性を保持するパラメーター データ オブジェクトを作成します。詳細については、生成されたコードにおける調整可能なキャリブレーション パラメーターの作成を参照してください。

  • ERT ベースではないシステム ターゲット ファイルから ERT ベースのファイルに切り替えると、[既定のパラメーター動作] が既定で [インライン] に設定されます。ただし、後から [既定のパラメーター動作] の設定を変更できます。

  • 最上位モデルで参照モデルを使用している場合、またはモデルが別のモデルによって参照されている場合は、以下のようになります。

    • 最上位モデルで [既定のパラメーター動作][インライン] に設定されている場合は、参照モデルでも [既定のパラメーター動作][インライン] に設定する必要があります。

    • 最上位モデルでは [既定のパラメーター動作][調整可能] または [インライン] に指定できます。

  • モデルに Environment Controller ブロックが含まれている場合、[既定のパラメーター動作][インライン] に設定し、分岐に外部信号が含まれていなければ、Sim 端子に接続されている分岐のコード生成を抑制できます。

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ開発時には [調整可能]
量産コード生成時には [インライン]
トレーサビリティ調整可能
効率性インライン
安全対策影響なし

プログラムでの使用

パラメーター: DefaultParameterBehavior
型: 文字ベクトル
値: 'Inlined' | 'Tunable'
既定の設定: GRT ターゲットの場合 'Tunable' | ERT ターゲットの場合 'Inlined'

バージョン履歴

R2015b で導入