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タイプ

可変ステップ ソルバーと固定ステップ ソルバーの選択

モデル コンフィギュレーション ペイン: ソルバー

説明

モデルのシミュレーションに可変ステップと固定ステップのどちらのソルバーを使用するかを選択します。それぞれのオプションについて、使用するソルバーの選択など、追加のソルバー設定を構成できます。

設定

可変ステップ (既定値) | 固定ステップ
可変ステップ

ステップ サイズは、モデルのダイナミクスに応じてステップごとに変化します。可変ステップ ソルバーには次の特徴があります。

  • モデルの状態が急速に変化する場合は、精度を維持するためにステップ サイズを縮小します。

  • モデルの状態が徐々に変化する場合は、不要なステップを回避するためにステップ サイズを拡大します。

状態が急速に変化するモデルや不連続性を含むモデルには、可変ステップ ソルバーが推奨されます。これらのケースでは、可変ステップ ソルバーの方が固定ステップ ソルバーよりも少ないタイム ステップで同等の精度を実現でき、シミュレーション時間を大幅に短縮できます。

固定ステップ

ステップ サイズはシミュレーション全体を通じて変化しません。ソルバーにより、次のシミュレーション時間ヒットが現在のシミュレーション時間とステップ サイズの和として計算されます。

コード生成には固定ステップ ソルバーが必要です。一般に、低次元のソルバーの方が高次元のソルバーよりも計算効率が高くなります。ただし、その一方で、低次元のソルバーの方が高次元のソルバーよりも精度が低くなります。

ローカル ソルバーを使用するように参照モデルを構成する場合、最上位のソルバーは可変ステップと固定ステップのどちらのソルバーでもかまいませんが、ローカル ソルバーは固定ステップ ソルバーでなければなりません。詳細については、Use Local Solvers in Referenced Modelsを参照してください。

推奨設定

次の表は、このパラメーターの推奨値をコード生成に関連する考慮事項に基づいてまとめたものです。

アプリケーション設定
デバッグ固定ステップ
トレーサビリティ固定ステップ
効率性固定ステップ
安全対策固定ステップ

プログラムでの使用

パラメーター: SolverType
型: string | 文字ベクトル
値: 'Variable-step' | 'Fixed-step'
既定の設定: 'Variable-step'

バージョン履歴

R2006a より前に導入