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getPlatformProperty

データ ディクショナリからの AUTOSAR プラットフォーム プロパティの取得

R2022b 以降

説明

propValue = getPlatformProperty(platformMapping,dictElementObj,propName) は、指定されたディクショナリ要素の指定されたプロパティを AUTOSAR Classic Platform にマッピングされたデータ ディクショナリから取得します。データ インターフェイス オブジェクトまたはデータ要素オブジェクトをディクショナリ要素として指定できます。

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指定したデータ インターフェイスに対して定義されている AUTOSAR 通信インターフェイスの種類を取得するには、propName 引数を InterfaceKind にして getPlatformProperty 関数を使用します。関連する関数のワークフローを示す詳細な例については、データ ディクショナリでの AUTOSAR Classic のデータ インターフェイスとプロパティの構成を参照してください。

archDataObj = Simulink.dictionary.archdata.open("MyInterfaces.sldd");
platformMapping = getPlatformMapping(archDataObj,"AUTOSARClassic");
interfaceObj = getInterface(archDataObj,"DataInterface");
propValue_Interface = ...
   getPlatformProperty(platformMapping,interfaceObj,"InterfaceKind")
propValue_Interface =

    'NvDataInterface'

指定したデータ要素に対して定義されているキャリブレーション ツールおよび測定ツールのアクセスを取得するには、propName 引数を SwCalibrationAccess にして getPlatformProperty 関数を使用します。

dataElemObj = interfaceObj.Elements(1);
propValue_Sw_CalAccess = ...
    getPlatformProperty(platformMapping,dataElemObj,"SwCalibrationAccess")
propValue_Sw_CalAccess =

    'ReadWrite'

入力引数

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プラットフォーム マッピング オブジェクト。autosar.dictionary.ARClassicPlatformMapping オブジェクトとして指定します。

AUTOSAR プラットフォーム固有のプロパティと値にアクセスするディクショナリ オブジェクト内の要素。Simulink.dictionary.archdata.DataInterface オブジェクトまたは Simulink.dictionary.archdata.DataElement オブジェクトとして指定します。

この引数は、addDataInterface または getInterface の以前の呼び出しで返されたデータ インターフェイス オブジェクト、あるいは addElement または getElement の以前の呼び出しで返されたデータ要素オブジェクトにすることができます。

ディクショナリ要素のプロパティのプロパティ名。

データ インターフェイス オブジェクトの場合、有効な引数の値は "IsService""Package""InterfaceKind" です。

データ要素オブジェクトの場合、有効な引数の値は "SwAddrMethod""SwCalibrationAccess""DisplayFormat" です。

例: "InterfaceKind"

出力引数

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ディクショナリ要素のプロパティのプロパティ値。

データ インターフェイス オブジェクトの場合、返されるプロパティには以下が含まれます。

プロパティ戻り値
IsServiceサービス インターフェイスの場合に true に設定。Boolean として返されます。
Package要素パッケージの完全修飾パス。character vector として返されます。
InterfaceKindAUTOSAR 通信インターフェイス。character vector として返されます。有効な値は 'SenderReceiverInterface''NvDataInterface''ModeSwitchInterface' です。

データ要素オブジェクトの場合、返されるプロパティには以下が含まれます。

プロパティ戻り値
SwAddrMethod以前に定義されたソフトウェア アドレス メソッドの名前。character vector として返されます。
SwCalibrationAccessデータ オブジェクトに対するキャリブレーション ツールおよび測定ツールのアクセス。character vector として返されます。有効な値は 'ReadOnly''ReadWrite''NotAccessible' です。
DisplayFormatAUTOSAR の表示形式仕様。character vector として返されます。

バージョン履歴

R2022b で導入