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mapState

Simulink ブロック状態を AUTOSAR 変数にマッピング

説明

mapState(slMap,slStateOwnerBlock,'',arVarType) は、状態オーナー ブロック slStateOwnerBlock に関連付けられた Simulink® ブロック状態を AUTOSAR の実行時キャリブレーション用の arVarType 型の AUTOSAR 変数にマッピングします。AUTOSAR 変数の型には、ArTypedPerInstanceMemory および StaticMemory が含まれます。

mapState(slMap,slStateOwnerBlock,slState,arVarType) は、状態オーナー ブロック slStateOwnerBlock に関連付けられた Simulink ブロック状態 slStatearVarType 型の AUTOSAR 変数にマッピングします。複数の状態を持つブロックに空以外の slState 引数のみを指定します。

mapState(slMap,slStateOwnerBlock,slState,arVarType,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアの引数を使用して AUTOSAR ArTypedPerInstanceMemory 変数または StaticMemory 変数の追加のプロパティを指定します。

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モデル例 autosar_swc_counter における Unit Delay ブロック X の Simulink ブロック状態に関する AUTOSAR マッピングおよびプロパティ情報を設定します。状態オーナー ブロックには 1 つの状態があります。

hModel = 'autosar_swc_counter';
openExample(hModel);
slMap = autosar.api.getSimulinkMapping(hModel);

mapState(slMap,'autosar_swc_counter/X','','ArTypedPerInstanceMemory',...
    'SwCalibrationAccess','ReadWrite')
arMappedTo = getState(slMap,'autosar_swc_counter/X')
arValue = getState(slMap,'autosar_swc_counter/X','','SwCalibrationAccess')
arMappedTo =
    'ArTypedPerInstanceMemory'

arValue =
    'ReadWrite'

入力引数

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以前に slMap = autosar.api.getSimulinkMapping(model) によって返されたモデルの Simulink から AUTOSAR へのマッピング情報。model は、モデル名を表すハンドル、文字ベクトル、または string スカラーです。

例: slMap

AUTOSAR マッピング情報の設定対象となる Simulink 状態オーナー ブロックへのハンドルまたはパス。

例: 'autosar_swc_counter/X'

状態オーナー ブロック slStateOwnerBlock に関連付けられた Simulink 状態の名前。複数の状態を持つブロックにのみ空以外の状態名を指定します。slState が空の場合、関数はブロック内の最初の状態に関するマッピング情報を設定します。

例: ''

指定された Simulink ブロック状態のマッピング先となる AUTOSAR 変数の型。有効な AUTOSAR 変数の型には、ArTypedPerInstanceMemoryStaticMemory および Auto が含まれます。ソフトウェアのマッピングの既定値を受け入れるには、Auto を指定します。

例: 'ArTypedPerInstanceMemory'

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に配置しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して各名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'SwCalibrationAccess','ReadWrite' は、実行時キャリブレーションの変数への読み書きアクセスを指定します。

AUTOSAR 変数の表示形式を指定します。AUTOSAR の表示形式仕様は、キャリブレーション データおよび測定データを表示する幅と精度を制御します。詳細については、DisplayFormat の設定を参照してください。

例: 'DisplayFormat','%2.6f'

C 型修飾子 volatile を AUTOSAR 変数の生成コードに含めるかどうかを指定します。

例: 'IsVolatile','true'

オプションで、AUTOSAR 変数の生成コードに含める AUTOSAR の追加のネイティブ型修飾子を指定します。

例: 'Qualifier','test_qualifier'

AUTOSAR 変数の省略名を指定します。指定しない場合、ARXML エクスポートでは、状態名 (存在する場合) に基づいて、省略名が生成されます。状態の名前が指定されていない場合、生成される省略名はブロック名と異なる場合があります。

例: 'ShortName','PIM_X'

AUTOSAR 変数で有効な SwAddrMethod 名を指定します。コード生成では、SwAddrMethod 名を使用して、メモリ セクションで AUTOSAR 変数をグループ化し、キャリブレーション ツールおよび測定ツールからアクセスできるようにします。変数の有効な SwAddrMethod 値のリストについては、コード マッピング エディターの [信号/状態] タブを参照してください。詳細については、SwAddrMethod の設定を参照してください。

例: 'SwAddrMethod','VAR'

キャリブレーション ツールと測定ツールで AUTOSAR 変数にアクセスする方法を指定します。有効なアクセス値には、[ReadOnly][ReadWrite]、および [NotAccessible] があります。詳細については、SwCalibrationAccess の設定を参照してください。

例: 'SwCalibrationAccess','ReadWrite'

AUTOSAR 変数のヘッドラインを指定します。

例: 'LongName','Position of Engine Throttle'

バージョン履歴

R2018b で導入