MathWorks、ミニドローン競技大会「MathWorks Minidrone Competition – IFAC 2023」の開催概要を発表

MathWorksは、本日MathWorks Minidrone Competition – IFAC 2023の最終募集を開始しました。
本競技会は、2019年から開始した自律飛行ドローンによるライントレース競技大会であり、参加者はMathWorksが提供するプログラミングと数値計算のための環境「MATLAB」とモデルベースデザインのためのブロック線図環境「Simulink」を用いて、ドローンの飛行制御アルゴリズムの設計・構築を学ぶ機会を得ることができます。競技会への参加費は無料です。

この大会は、市販のドローンを使用して、ソフトウェアの性能で競う大会です。
ソフトウェアの精度を重要視しているため、予選をバーチャルで実施し、決勝戦を実機で行います。
作成したソフトウェアからのコード生成とソフトウェアへの実装はモデルベースデザインの環境で自動化されているため、参加者はいかに優れたソフトウェアを作るか、に注力することができます。

また、チュートリアルやビデオ、ドキュメンテーションが用意されており、参加チームに提供されるSimulinkモデルには編集可能なフライトコントロールシステムが予め含まれているため、航空工学や制御工学の専門家でなくても取り組みやすい環境が提供されます。

競技会の概要・スケジュールは、以下の通りです。

＜「MathWorks Minidrone Competition – Japan 2023」の概要・開催スケジュール＞

•  競技会の目的
  • 参加者がアイデアからモデル化・実装まで、知識に対する理解を深めること
  • 競技会を通して、産業界で広く使われるモデルベースデザインの手軽さや、アイデアをかたちにする面白さを体験してもらうこと
  • 自律飛行アルゴリズムの開発を一貫して体験することで、飛行制御だけでなく、カメラ映像からコース（ライン）を検出しナビゲーションを行うビジョンアルゴリズムの設計など、複数領域の知識とスキルを習得し試すことができること
  • （決勝ラウンドに進んだチームは）シミュレーション環境と外乱がある実環境でのパフォーマンスの違いを体験し、実環境に合わせて素早くチューニングする経験を得られること
• 参加対象者
  • チーム構成は2 名から 4名 まで
  • 学生、社会人、居住国、IFAC会員資格の有無は問いません
•  参加登録
  • 応募締切：2023年4月5日
  • 登録URL：mathworks.com/minidrone-ifac-2023
•  ラウンド1（シミュレーションラウンド）
  • MATLAB、Simulinkで作ったドローンのモデル提出モデル提出締切：2023年4月19日
  • 結果発表：2023年5月24日（予定）
• ラウンド2（実装イベント）
  • 決勝：2023年7月10日ー11日(会場: パシフィコ横浜, IFAC World Congress 2023内)