時間的オートメーション アルゴリズム
Computer Vision Toolbox™、Lidar Toolbox™、Automated Driving Toolbox™ のラベル付けアプリによって、データに自動的にラベルを付けるカスタム オートメーション アルゴリズムを作成してインポートできます。オートメーション アルゴリズムは、時間に依存させないことも、時間に依存させることもできます。
"非時間依存 (非時間的) アルゴリズム" は、独立して各タイム スタンプ (またはイメージ) を処理できます。たとえば、組み込みの人物検出器などの検出アルゴリズムは、時間に依存しないアルゴリズムです。
"時間依存 (時間的) アルゴリズム" は、実行のタイムスタンプに依存します。たとえば、時間的な組み込みのポイント トラッカーなどの追跡アルゴリズムは、前のタイム スタンプの追跡を使用して、現在のタイム スタンプのオブジェクトを追跡します。
イメージ ラベラー アプリは、非時間的アルゴリズムのみをサポートしています。ビデオ ラベラー、LIDAR ラベラー (Lidar Toolbox)、およびグラウンド トゥルース ラベラー (Automated Driving Toolbox) アプリは、非時間的アルゴリズムと時間的アルゴリズムをサポートしています。
時間的オートメーション アルゴリズムの作成
ラベル付けアプリで使用する時間的オートメーション アルゴリズムを作成するには、アプリのツールストリップで、[アルゴリズムの選択] 、 [アルゴリズムの追加] 、 [アルゴリズムの新規作成] を選択します。クラス テンプレートが開き、アルゴリズムを定義できます。次のテンプレートのクラス定義が示すとおり、既定では、このクラスは vision.labeler.AutomationAlgorithm
クラスと vision.labeler.mixin.Temporal
クラスを継承しています。
classdef MyCustomAlgorithm < vision.labeler.AutomationAlgorithm && vision.labeler.mixin.Temporal
時間ベースのアルゴリズムは、この両方のクラスを継承しなければなりません。時間的 mixin クラスを継承すると、StartTime
、CurrentTime
、EndTime
などのプロパティにアクセスして、時間ベースのアルゴリズムを設計できるようになります。時間的プロパティの有効化の詳細については、vision.labeler.mixin.Temporal
クラスのリファレンス ページを参照してください。カスタム オートメーション アルゴリズムの定義の一般的な詳細については、vision.labeler.AutomationAlgorithm
クラスのリファレンス ページを参照してください。
アルゴリズムの作成後、アルゴリズムの保存場所について、クラス テンプレートの手順に従ってください。
時間的オートメーション アルゴリズムの実行
ラベル付けから時間的アルゴリズムを実行するには、まずアルゴリズムのリストを更新します。アプリのツールストリップで [アルゴリズムの選択] 、 [リストの更新] を選択します。次に、組み込みオートメーション アルゴリズムと同じように、[アルゴリズムの選択] リストを再度開き、アルゴリズムを選択し、データに対して実行します。
時間的アルゴリズムの場合、オプションで、オートメーションの方向を構成できます。[オートメーションの構成] をクリックします。既定では、オートメーション アルゴリズムは時間間隔の開始から終了までのラベルに適用されます。アルゴリズムの方向と開始時間を変更するには、この表に示すオプションのいずれかを選択します。
オートメーションの方向 | オートメーションの開始時間 | 例 |
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参考
アプリ
- LIDAR ラベラー (Lidar Toolbox) | イメージ ラベラー | グラウンド トゥルース ラベラー (Automated Driving Toolbox)