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ezplot

(非推奨) シンボリック式、不等式または関数のプロット

ezplot は推奨されません。代わりに fplot を使用してください。陰関数プロットの場合は、fimplicit を使用します。

構文

ezplot(f)

ezplot(f,[min,max])

ezplot(f,[xmin,xmax,ymin,ymax])

ezplot(x,y)

ezplot(x,y,[tmin,tmax])

ezplot(f,[min,max],fig)

ezplot(f,[xmin,xmax,ymin,ymax],fig)

ezplot(x,y,[tmin,tmax],fig)

h = ezplot(___)

説明

ezplot(f) は、シンボリック式、不等式または関数 f をプロットします。既定では、ezplot は、[–2π 2π] の範囲またはこの範囲の部分区間で、一変数式または一変数関数をプロットします。f が 2 変数の方程式または関数の場合、両方の変数の既定の範囲は、[–2π 2π] またはこの範囲の部分区間です。

ezplot(f,[min,max]) は、指定された範囲に f をプロットします。f が一変数式または一変数関数の場合、[min,max] はその変数の範囲を指定します。これは、横座標 (水平軸) に沿った範囲です。f が 2 変数の方程式または関数の場合、[min,max] は両方の変数の範囲 (横座標と縦座標に沿った範囲) を指定します。

ezplot(f,[xmin,xmax,ymin,ymax]) は、横座標と縦座標に沿って、指定された範囲に f をプロットします。

ezplot(x,y) は、パラメーターを使用して定義された平面曲線 x = x(t) および y = y(t) を既定の範囲 0 <= t <= 2π またはこの範囲の部分区間にプロットします。

ezplot(x,y,[tmin,tmax]) は、x = x(t) および y = y(t) を、指定された範囲 tmin <= t <= tmax でプロットします。

ezplot(f,[min,max],fig) は、Figure 番号または Figure ハンドル fig の Figure 内の指定領域に f をプロットします。各プロット ウィンドウのタイトルには、Figure という文字とこの番号が含まれます。たとえば、Figure 1、Figure 2 などです。fig が既に開いている場合、ezplot はその Figure の内容を新しいプロットで置き換えます。

ezplot(f,[xmin,xmax,ymin,ymax],fig) は、fig の横座標と縦座標に沿って、指定された範囲に f をプロットします。

ezplot(x,y,[tmin,tmax],fig) は、x = x(t) および y = y(t) を、fig の指定された範囲にプロットします。

h = ezplot(___) はプロット ハンドルをチャート ラインまたは等高線のオブジェクトとして返します。

例

特定の範囲でのプロット

式 erf(x)*sin(x) を [–π, π] の範囲にプロットします。

syms x
ezplot(erf(x), [-pi, pi])

既定の範囲でのプロット

既定の範囲で次の方程式をプロットします。

syms x y
ezplot(x^2 == y^4)

シンボリック関数のプロット

次のシンボリック関数 f(x, y) を作成します。

syms x y
f(x, y) = sin(x + y)*sin(x*y);

既定の範囲で次の関数をプロットします。

ezplot(f)

パラメトリック曲線のプロット

次のパラメトリックな曲線をプロットします。

syms t
x = t*sin(5*t);
y = t*cos(5*t);
ezplot(x, y)

入力引数

f — 入力

シンボリック式 | シンボリック方程式 | シンボリック関数

シンボリック式、方程式または関数。

[min,max] — プロット範囲を指定する数値

[-2*pi,2*pi] (既定値) | ベクトル | シンボリック ベクトル

プロット範囲を指定する数値。長さ 2 のベクトルとして指定します。一変数式または関数の場合、プロット範囲がその変数に適用されます。2 変数の方程式または関数の場合、プロット範囲は両方の変数に適用されます。この場合、範囲は横座標と縦座標で同じです。

[xmin,xmax,ymin,ymax] — プロット範囲を指定する数値

[-2*pi,2*pi,-2*pi,2*pi] (既定値) | ベクトル | シンボリック ベクトル

プロット範囲を指定する数値。横座標 (最初の 2 つの数値) と縦座標 (最後の 2 つの数値) に沿って、数値ベクトルまたはシンボリック ベクトルとして指定します。

fig — Figure

Figure ハンドル | Figure ウィンドウ

Figure。プロットを表示する Figure ウィンドウまたは Figure ハンドルとして指定します。Figure ハンドルの場合、gcf によって返される現在の Figure ハンドル。Figure 番号の場合、プロット ウィンドウが開いていない場合は 1。1 つのプロット ウィンドウが開いている場合、そのウィンドウのタイトルの番号。複数のプロット ウィンドウが開いている場合、開いているウィンドウのタイトルのうち最も大きい番号。

x,y — パラメトリック曲線

シンボリック式 | シンボリック関数

パラメトリック曲線。シンボリック式またはシンボリック関数 x = x(t) および y = y(t) として指定します。

[tmin,tmax] — パラメトリック曲線のプロット範囲

[0,2*pi] (既定値) | ベクトル | シンボリック ベクトル

パラメトリック曲線のプロット範囲。数値ベクトルまたはシンボリック ベクトルとして指定します。

出力引数

h — チャート ラインまたは等高線のオブジェクト

スカラー

チャート ラインまたは等高線のオブジェクト。スカラーとして返されます。詳細は Line のプロパティ および Contour のプロパティ を参照してください。

ヒント

• プロット範囲を指定しない場合、ezplot は区間 [–2π 2π] を開始点として使用します。次に、プロットの変化が著しい部分区間 [–2π 2π] に、そのプロットの一部を表示するように選択できます。また、プロット範囲を選択すると、ezplot は特異点に関連付けられた極値を省略します。

• ezplot はプロット ウィンドウを開き、プロットを表示します。プロット ウィンドウが既に開いている場合、ezplot は新しいウィンドウを表示しません。‎現在アクティブなウィンドウに新しいプロットを表示します (通常、番号が最も大きいウィンドウです)。新しいプロット ウィンドウ、または番号が最も大きいウィンドウ以外の既存のウィンドウに新しいプロットを表示するには、fig を使用します。

• f が 2 変数の方程式または関数の場合、アルファベット順で最初の変数が横座標 (水平軸) を定義し、もう 1 つの変数が縦座標 (垂直軸) を定義します。このように、ezplot(x^2 == a^2,[-3,3,-2,2]) は、水平軸に沿った –3 <= a <= 3、および垂直軸に沿った –2 <= x <= 2 で方程式 x² = a² のプロットを作成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

fcontour | fmesh | fplot | fplot3 | fsurf | plot

トピック

• シンボリック式のプロットの作成