メインコンテンツ

capaplot

工程能力のプロット

説明

p = capaplot(X,specs) は、X に当てはめた正規分布からの新しい観測値が specs で与えられた仕様範囲内に収まる確率を返します。関数は、当てはめた分布関数と仕様範囲のプロットを表示します。

p = capaplot(ax,X,specs) は、現在の座標軸 (gca) ではなく ax によって指定される座標軸にプロットします。 (R2024a 以降)

[p,h] = capaplot(___) は、前の構文におけるいずれかの入力引数の組み合わせを使用して、さらにプロット要素のハンドルを h で返します。

すべて折りたたむ

平均値 3 と標準偏差 0.005 の工程からの 100 個の測定値の標本をシミュレートします。

X = normrnd(3,0.005,100,1);

工程に対して下方仕様限界 2.99 と上方仕様限界 3.01 を設定し、能力指数を計算します。

specs = [2.99 3.01];
S = capability(X,specs)
S = struct with fields:
       mu: 3.0006
    sigma: 0.0058
        P: 0.9129
       Pl: 0.0339
       Pu: 0.0532
       Cp: 0.5735
      Cpl: 0.6088
      Cpu: 0.5382
      Cpk: 0.5382

仕様と工程の幅を可視化します。

capaplot(X,specs);

Figure contains an axes object. The axes object with title Probability Between Limits = 0.91292 contains 5 objects of type patch, line. This object represents Normal Distribution.

入力引数

すべて折りたたむ

入力データ。数値ベクトルを指定します。

データ型: single | double

仕様限界。下方仕様限界と上方仕様限界を含む 2 要素の数値ベクトルとして指定します。仕様下限がない場合は、specs の最初の要素を –Inf として指定します。仕様上限がない場合は、specs の 2 番目の要素を Inf として指定します。

例: [0 4]

データ型: single | double

プロットのターゲットの座標軸。Axes オブジェクトとして指定します。ax を指定しない場合、capaplot は、現在の座標軸を使用してプロットを作成します。Axes オブジェクトを作成する方法の詳細については、axes を参照してください。

出力引数

すべて折りたたむ

確率値。数値スカラーとして返されます。p は、X に当てはめた正規分布からの新しい観測値が specs で与えられた仕様範囲内に収まる確率です。

capaplot は、XNaN 値を欠損値として扱い、それらの値を無視します。

プロット要素のハンドル。ハンドル配列として返されます。

参照

[1] Montgomery, Douglas C. Statistical Quality Control. 7th ed. Nashville, TN: John Wiley & Sons, 2012.

バージョン履歴

R2006a より前に導入

すべて展開する