Simulink ベースのステートのプロパティの設定
Simulink® ベースのステートは、Stateflow® ステート内の Simulink サブシステムであり、周期的ダイナミクスと連続時間ダイナミクスを切り替えるシステムをモデル化することができます。詳細については、ステートとしての Simulink サブシステムを参照してください。
Simulink ベースのステートのプロパティは、[プロパティ インスペクター]、モデル エクスプローラー、または Simulink ベースのステートのプロパティ ダイアログ ボックスで指定できます。
[プロパティ インスペクター] を使用するには、次を行います。
[モデル化] タブの [データの設計] で、[プロパティ インスペクター] を選択します。
Stateflow エディターで、Simulink ベースのステートを選択します。
[プロパティ インスペクター] で、Simulink ベースのステートのプロパティを編集します。
モデル エクスプローラーを使用するには、次を行います。
[モデル化] タブの [データの設計] で、[モデル エクスプローラー] を選択します。
[モデルの階層構造] ペインで、Simulink ベースのステートを選択します。
[ダイアログ] ペインで、Simulink ベースのステートのプロパティを編集します。
Simulink ベースのステートのプロパティ ダイアログ ボックスを使用するには、次を行います。
Stateflow エディターで、Simulink ベースのステートを右クリックします。
[プロパティ] を選択します。
プロパティ ダイアログ ボックスで、Simulink ベースのステートのプロパティを編集します。
Simulink ベースのステートのプロパティは、Stateflow.SimulinkBasedState
オブジェクトを使用してプログラムで指定することもできます。Stateflow プログラム インターフェイスの詳細については、Stateflow API の概要を参照してください。
Simulink ベースのステートのプロパティ
自己アクティビティ監視用データの作成
ステートの自己アクティビティについて、Stateflow ブロックにデータ出力端子を作成します。
自己アクティビティのログ
ステートの自己アクティビティのログを作成します。ステートのアクティビティはシミュレーション データ インスペクターで表示します。
ログ名
信号ログ名を指定します。ステート名と異なる信号ログ名を作成するには、[カスタム]
を選択して名前を追加します。
テスト ポイント
Simulink ベースのステートを Stateflow テスト ポイントとして設定します。詳細については、Stateflow チャートのテスト ポイントの監視を参照してください。
データ点の制限
ログに記録するデータ点の最大数。既定値は 5000 で、これはチャートがシミュレーションで生成された最後の 5000 データ点をログに記録することを意味します。
間引き
間引き間隔によりサンプルをスキップすることで、ログを作成するデータ量を制限します。既定値は 2 で、これはチャートがサンプル 1 つおきにログを作成することを意味します。
関数のパッケージ化
Simulink ベースのステートに対して生成されるコード形式を指定します。形式には、次のオプションのいずれかを設定できます。
自動 — Simulink Coder™ ソフトウェアは、モデル内に存在するサブシステムのインスタンスのタイプと数に基づき最適な形式を選択します。
インライン — Simulink Coder ソフトウェアは、無条件にサブシステムをインライン化します。
再利用できない関数 — Simulink Coder ソフトウェアは、個々の関数を個々のファイルに明示的に生成します。
再利用可能な関数 — Simulink Coder ソフトウェアは、モデルが複数の Simulink ベースのステートのインスタンスを含む場合、Simulink ベースのステートのコードの再利用を可能にする引数をもつ関数を生成します。
詳細については、関数のパッケージ化, Function packaging関数のパッケージ化Function packaging (Simulink)を参照してください。
説明
Simulink ベースのステートの説明。
ドキュメント リンク
Simulink ベースのステートのオンライン ドキュメンテーションへのリンク。HTML ファイルまたは MATLAB® コマンド ウィンドウのテキストとしてドキュメンテーションを表示する、Web の URL アドレスまたは MATLAB コマンドを入力できます。[ドキュメント リンク] ハイパーリンクをクリックすると、Stateflow でリンクが評価され、ドキュメンテーションが表示されます。
参考
オブジェクト
ツール
- モデル エクスプローラー (Simulink)