このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
setProperty
クラス: sltest.testmanager.TestCase
名前空間: sltest.testmanager
テスト ケースのプロパティの設定
構文
setProperty(tc,Name=Value)
説明
setProperty(
は、tc
,Name
=Value
)Name
で指定されたテスト ケースのプロパティを、テスト ケース tc
の Value
で指定された値に設定します。
入力引数
プロパティを設定するテスト ケース。sltest.testmanager.TestCase
オブジェクトとして指定します。
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで、Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
[テスト対象システム] セクションのモデル名。文字ベクトルとして指定します。
例: 'sldemo_absbrake'
モデルまたはハーネスのシミュレーション モード。文字ベクトルとして指定します。既定のモデル設定に戻すには、空の文字ベクトル ''
を指定します。
例: 'SimulationMode','Rapid Accelerator'
モデル ブロックの SIL/PIL シミュレーション モードをノーマル シミュレーション モードにオーバーライドするかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。このプロパティが true
または 1 の場合、テスト マネージャーの [シミュレーション設定のオーバーライド] セクションの関連するチェック ボックスが選択されます。
テスト ケースがモデルの開始時間をオーバーライドするかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
モデルの開始時間。スカラー値として指定します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
テスト ケースがモデルの終了時間をオーバーライドするかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
モデルの終了時間。スカラー値として指定します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
[終了時間] モデル設定の時間ではなく、最終入力時点でシミュレーションを停止するかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
データ型: logical
テスト ケースがモデルの初期状態をオーバーライドするかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
ワークスペース変数からのモデルの初期状態。文字ベクトルとして指定します。
[テスト対象システム] セクションで使用するテスト ハーネスの名前。文字ベクトルとして指定します。
テスト ハーネス オーナーの名前。文字ベクトルとして指定します。
テストする Model ブロックの名前。Simulink.BlockPath
オブジェクトとして指定します。ブロック パスには、最上位モデルから始まる絶対パスを含めます。Model ブロックは、モデルまたはテスト ハーネスの階層のどのレベルにあってもかまいません。テスト ケースが最上位モデルまたはハーネス全体を実行すると、コンテキスト内の指定された Model ブロックがテストされます。ただし、カバレッジ結果には、テストされた Model ブロックの結果のみが含まれます。
テスト ケースがモデルをオーバーライドし、[入力] セクションで異なる信号エディター シナリオを使用するかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
信号エディター シナリオ名。文字ベクトルとして指定します。既定のモデル設定に戻すには、空の文字ベクトル ''
を指定します。
テスト ケースを作成するために Excel® や MAT ファイルなどの外部ファイルからのテスト データを使用するかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。isTestDataReferenced
が true
または 1
の場合、TestDataPath
を使用してファイルのパスを指定します。
テスト ケースを作成するために参照される外部ファイルのパス。文字ベクトルとして指定します。
Excel または MAT ファイルのテスト データをテスト マネージャーでサポートされている形式に変換する関数。関数ハンドルとして指定します。詳細については、sltest.testmanager.registerTestAdapter
を参照してください。
テスト ケースのシミュレーション データ インスペクター (SDI) のビュー ファイルのパス。文字ベクトルとして指定します。ビュー ファイルでは、テスト ケースの結果にプロットする信号とそのレイアウトを指定します。テスト マネージャーでは、時間プロット以外の座標軸のプロット レイアウトや、N 行 M 列のグリッド以外の座標軸のレイアウトなど、SDI ビュー ファイルの一部の構成がサポートされません。ただし、可能な場合は、テスト マネージャーで同様の構成が適用されます。テスト ファイル内の各テスト ケースに異なるビュー ファイルを割り当てることができます。SDI ビュー ファイルを作成して保存するには、Simulink.sdi.saveView
を使用します。詳細については、シミュレーション データ インスペクターのデータと表示の保存および共有を参照してください。
Test Sequence ブロックのパス。文字ベクトルとして指定します。指定されたブロックには、テスト ケースで使用するテスト シーケンス シナリオが含まれます。アクティブなシナリオ以外のシナリオを実行するには、TestSequenceBlock
と TestSequenceScenario
を指定します。TestSequenceScenario
に値を指定しなかった場合、テストは Test Sequence ブロックでアクティブなシナリオを実行します。Test Sequence ブロックにシナリオがない場合、テストはブロックで単一のテスト シーケンスを実行します。
テスト シーケンス シナリオ名。文字ベクトルとして指定します。指定されたテスト シーケンス シナリオがアクティブなシナリオの代わりに実行されます。または、反復を使用している場合は、このシナリオがすべての反復の既定のシナリオとして実行されます。反復に異なるシナリオを割り当てる場合は、setTestParam
を使用します。TestSequenceScenario
を使用するには TestSequenceBlock
を指定する必要があります。
テスト ケースを実行するリリース。string、文字ベクトル、または cell 配列として指定します。等価性テストの場合、シミュレーション インデックスごとにリリースを 1 つだけ指定できます (例: ('Release',releaseNames{1},'SimulationIndex',1)
)。その他のテスト タイプでは、複数のリリースを cell 配列または string 配列として指定できます (例: ('Release',releaseNames)
。ここで、releaseNames
は {'Current','R2020a'}
などの cell 配列です)。
テスト ケースが [出力] セクションのモデル設定をオーバーライドするかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト ケースがモデル出力の保存をオーバーライドするかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト ケースが出力状態値を保存するように設定されるかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
モデルでログ記録するようにマークされた信号をテスト ケースがログ記録するように設定されるかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト ケースがデータ ストア変数をログ記録するように設定されるかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト ケースが最終状態値を保存するように設定されるかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
プロパティが適用されるシミュレーション番号。1
または 2
の整数として指定します。この設定は、シミュレーション テスト ケースに適用されます。
コンフィギュレーション設定をオーバーライドするかどうか。整数として指定します。
1
— オーバーライドしない2
— モデル内の指定されたコンフィギュレーション セットを使用する3
— ファイルで指定されたコンフィギュレーション セットを使用する
モデル内のコンフィギュレーション セットの名前。文字ベクトルとして指定します。
コンフィギュレーション セット ファイル内の変数名。文字ベクトルとして指定します。
コンフィギュレーション セットのファイル名とパス。文字ベクトルとして指定します。
R2024a 以降
テスト ケースを実行する前にモデルに適用するバリアント コンフィギュレーションの名前。string または文字ベクトルとして指定します。
このプロパティは、モデルでバリアント ブロックやバリアント パラメーターなどのバリアント要素が使用されていて、かつそのモデル用に Variant Manager for Simulink® を使用してバリアント コンフィギュレーションが作成されている場合に適用されます。このようなモデルでは、テストの実行前にモデルの階層構造全体で特定のバリアント パスをアクティブにできるバリアント コンフィギュレーションを指定できます。
例については、Run Tests for Variant Models Using Variant Configurationsを参照してください。
プリロード コールバック スクリプト。文字ベクトルとして指定します。
ポストロード コールバック スクリプト。文字ベクトルとして指定します。
テストケース レベルのクリーンアップ コールバック スクリプト。文字ベクトルとして指定します。関数は、既存のすべてのコールバック スクリプトを削除し、指定された文字ベクトルに置き換えます。
例: 'clear a % clear value from workspace'
リアルタイム アプリケーションがターゲット コンピューター上で起動される前に評価される文字ベクトル。文字ベクトルとして指定します。リアルタイム テストの詳細については、Test Models in Real Timeを参照してください。
テスト ケースの反復を作成するために評価される反復スクリプト。文字ベクトルとして指定します。テスト反復スクリプトの詳細については、Test Iterationsを参照してください。
高速リスタート モードを使用してテスト反復を実行するかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト ケースがテスト実行後にテスト結果で使用されたベースラインを保存するかどうかを指定します。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
テスト結果で使用された外部入力実行の保存を有効にするかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
入力の最終時間値でのシミュレーションの停止を有効にするかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
シミュレーションの完了時におけるログ記録された信号のプロットを有効にするかどうか。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。
アプリケーションの読み込み元の場所。整数として指定します。このプロパティは、リアルタイム テスト ケースでのみ使用できます。
1
— モデル2
— ターゲット アプリケーション3
— ターゲット コンピューター
リアルタイム テストの詳細については、Test Models in Real Timeを参照してください。
ターゲット コンピューターの名前。文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、リアルタイム テスト ケースでのみ使用できます。リアルタイム テストの詳細については、Test Models in Real Timeを参照してください。
ターゲット アプリケーションの名前とパス。文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、リアルタイム テスト ケースでのみ使用できます。リアルタイム テストの詳細については、Test Models in Real Timeを参照してください。
RoadRunner アプリケーションのインストール フォルダー。string または文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
RoadRunner プロジェクト フォルダー。string または文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
RoadRunner シナリオ ファイルのパス。string または文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
RoadRunner シナリオをコンソール モードで実行するオプション。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。シナリオをグラフィカル モードで実行するには、このプロパティを false
または 0
に設定します。これにより、シナリオの実行時に RoadRunner アプリケーションが表示されます。プロパティ値が 1
または true
の場合、RoadRunner アプリケーションはバックグラウンドで実行されます。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
RoadRunner のペーシングを設定するオプション。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。RoadRunnerTurnOffPacing
が 1
または true
の場合、ペーシングはオフになり、シナリオは通常の速度で実行されます。シナリオの実行速度を変更できるようにするには、このプロパティを false
または 0
に設定します。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
反復が失敗したときにテスト ケースの実行を停止するオプション。数値または logical の 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。StopOnFailure
が 0
(false
) の場合、テスト マネージャーは RoadRunner テスト ケース内のすべてのテスト反復を実行します。StopOnFailure
が 1
(true
) の場合、テスト マネージャーは反復が失敗すると RoadRunner テスト ケースの実行を停止します。テスト ケースの後続の反復はテストされないままとなり、テスト マネージャーによって残りのテスト ケースが実行されます。このプロパティは RoadRunner テスト ケースにのみ適用され、並列実行されるテストではサポートされません。
既定の RoadRunner パス設定をオーバーライドするオプション。数値または logical 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。テスト マネージャーではなく API を使用して指定した設定を使用する場合は、このプロパティを true
または 1
に設定します。テスト マネージャーの設定を使用する場合は、false
または 0
に設定します。このプロパティは、RoadRunner テスト ケースにのみ適用されます。
R2025a 以降
テスト実行中にシミュレートするシーケンス図。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。このプロパティは、ベースラインおよびシミュレーションのテスト ケースに適用されます。テストを実行すると、テスト マネージャーの結果にシーケンス図の結果が含まれます。
テスト実行中に複数のシーケンス図をシミュレートするには、テスト反復を使用します。詳細については、setTestParam
を参照してください。
例
% Create the test file, test suite, and test case structure tf = sltest.testmanager.TestFile("API Test File"); ts = createTestSuite(tf,"API Test Suite"); tc = createTestCase(ts,"baseline","Baseline API Test Case"); % Remove the default test suite tsDel = getTestSuiteByName(tf,"New Test Suite 1"); remove(tsDel); % Assign the system under test to the test case setProperty(tc,Model="sldemo_absbrake");
バージョン履歴
R2015b で導入テスト実行中にシミュレートするシーケンス図を指定するには、SequenceDiagram
プロパティを使用します。このプロパティは、ベースラインおよびシミュレーションのテスト ケースに対して設定できます。
反復が失敗したときに RoadRunner テスト ケースの実行を停止するかどうかを指定するには、StopOnFailure
プロパティを使用します。
モデルの [終了時間] ではなく、最後の入力時点でシミュレーションを停止するには、StopSimAtLastTimePoint
プロパティを使用します。
RoadRunner テストの既定のファイルとフォルダーのパスをオーバーライドするには、OverrideRoadRunnerDefaultSettings
プロパティを使用します。
バリアント モデルの場合、テストを実行する前にモデルに適用するバリアント コンフィギュレーションを指定するには、VariantConfiguration
プロパティを使用します。
これらのプロパティが RoadRunner テスト ケースに追加されました。
RoadRunnerInstallationFolder
RoadRunnerProjectFolder
RoadRunnerScenarioPath
RoadRunnerRunInConsoleMode
RoadRunnerTurnOffPacing
テストする Model ブロックを指定するには、ComponentUnderTestName
プロパティを使用します。Model ブロックは、モデルまたはテスト ハーネスの階層のどのレベルにあってもかまいません。
MATLAB Command
You clicked a link that corresponds to this MATLAB command:
Run the command by entering it in the MATLAB Command Window. Web browsers do not support MATLAB commands.
Web サイトの選択
Web サイトを選択すると、翻訳されたコンテンツにアクセスし、地域のイベントやサービスを確認できます。現在の位置情報に基づき、次のサイトの選択を推奨します:
また、以下のリストから Web サイトを選択することもできます。
最適なサイトパフォーマンスの取得方法
中国のサイト (中国語または英語) を選択することで、最適なサイトパフォーマンスが得られます。その他の国の MathWorks のサイトは、お客様の地域からのアクセスが最適化されていません。
南北アメリカ
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
ヨーロッパ
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)