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インポートされた要件の更新

参照要件を外部要件ソース ドキュメントからインポートして、ソース ドキュメントの変更時にそれらを更新できます。参照要件をインポートするには、要件エディターを開き、[インポート] をクリックしてソース ドキュメントを選択し、[外部ソースからの更新を許可] のオプションをオンにします。外部の要件ドキュメントから参照要件として要件をインポートすると、ソース ドキュメントへの参照が保持されます。インポート ノードをリフレッシュして、更新されたバージョンのソース ドキュメントがあることを確認します。更新されたソース ドキュメントが利用可能な場合、最上位のインポート ノードのアイコンは Update import node icon に変わり、ソース ドキュメントのタイムスタンプが最後にインポートまたは更新されたタイムスタンプよりも新しいことを示します。

[更新] 操作中に更新されたバージョンのソース ドキュメントを選択します。あるいは、要件セットの最上位ノードを右クリックし、[ソース ドキュメントの名前または場所を更新してください] を選択して、ソース要件ドキュメントのファイル名および場所を更新できます。

要件セットの更新

要件セットの要件を更新するには、要件エディターでインポート ノード を選択します。右側のペインの [要件の交換][更新] をクリックします。

要件の更新により、以下が行われます。

  • 以前にインポートされた要件が、更新されたソース要件と一致し、ドキュメントの新しいバージョンの要件が更新されます。これには、ロック解除した要件に対するローカルの変更の上書きが含まれます。

  • ドキュメントのバージョン間の差異についてのコメントを生成します。要件セットで最上位のインポート ノードを選択すると、右側のペインの [コメント] にコメントを表示できます。

  • 更新された要件の modifiedOn 値、および要件セットの最上位のインポート ノードの updatedOn 値を更新します。

  • 要件データに変更がない場合でも、updatedOn 値が変更されるため、要件セットを変更未保存 (ダーティ) としてマークします。

  • 更新された要件へのリンクを保持します。

  • 要件の SID を保持します。

  • 要件へのコメントを保持します。

  • Requirements Toolbox™ 内で作成したローカルのカスタム属性を保持します。要件のカスタム属性の作成の詳細については、要件へのカスタム属性の追加を参照してください。

要件を更新しても、更新された要件へのリンク、要件の SID、要件へのコメント、作成したローカル カスタム属性は変更されません。要件セットと外部ソース ドキュメントの属性が同じ名前を使用する場合、更新された要件は外部ソース ドキュメントで定義された属性値を使用します。

変更の追跡が有効な要件の更新

変更の追跡を有効にしていて、リンクを含む要件に対して変更がある場合は、要件の更新によって変更問題がトリガーされ、解決が必要になることがあります。

  • 一致: ドキュメントのバージョン間で変更は検出されませんでした。同じドキュメントの異なるバージョンをインポートする場合、[更新] 操作において、キャリッジ リターン、ラインフィード、および改行しないスペースなど、空白の相違点のみが検出される場合があります。この場合、更新操作では [説明] および [根拠] などのリッチ テキストのフィールドは更新されません。

  • 挿入: 要件セットに新しい要件が挿入されました。

  • 削除: 以前にインポートされた要件が要件セットから削除されました。

  • 更新: 以前に更新された要件の組み込みまたはカスタムの属性値が変更されました。

  • 移動: 要件が要件の階層内で移動されました。

  • 並べ替え: 兄弟となる要件を基準にして、要件は並べ替えられました。

Requirements Toolbox に要件をインポートする前に、要件ドキュメント内の要件が、ドキュメント バージョン間で変更されない、永続的で一意のカスタム ID をもっていることを確認してください。そうでない場合、[更新] 操作において、関係のない要件と一致し、ドキュメント バージョン間の相違点が実際よりも多く表示されます。

Microsoft Word ドキュメントに関する考慮事項

Microsoft® Word ドキュメントから要件をインポートする際は、以下のガイドラインに従ってください。

  • 要件のカスタム ID としてブックマークを使用します。そうすることで、要件の参照を維持しながらコンテンツをドキュメントに追加できます。セクション見出しを要件のカスタム ID として使用する場合、ドキュメントを変更すると、要件の更新時に未解決のリンクが発生する可能性があります。

  • あるコンピューター上で要件セットに要件をインポートし、異なるフォントやスタイルのセットがインストールされている別のコンピューター上で要件を更新した場合、要件の説明に対する追加の変更が追跡されることがあります。これらの変更は、HTML によって記述された要件の説明にフォントまたはスタイルが組み込まれているために発生します。

  • 要件の更新を実行する前に、古いバージョンの Microsoft Word で作成されたドキュメントを現在のバージョンに変換します。この変換を行うことで、Microsoft Word によって誤った空白が要件ドキュメントに挿入されることが回避されます。

  • [インポート] または [更新] 操作でエラーが発生した場合、Microsoft Word で、セキュリティ センターまたは保留中の更新に関連する問題を解決します。これらの問題により、Microsoft Word において MATLAB® からの着信接続がブロックされる可能性があります。

参考

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