Requirements Table ブロックのプロパティの指定
プロパティ インスペクター、[テーブル プロパティ] ウィンドウ、またはモデル エクスプローラーでブロック プロパティを設定し、Requirements Table ブロックが Simulink® モデルと連動する方法を指定できます。
プロパティ インスペクターを使用するには、[モデル化] タブをクリックし、[設計] セクションで [プロパティ インスペクター] を選択します。Requirements Table ブロックをクリックして、Requirements Table ブロックのプロパティを表示します。
[テーブル プロパティ] ウィンドウを使用するには、ブロックを開きます。[シミュレーション] タブの [準備] セクションで [テーブル プロパティ] をクリックします。
モデル エクスプローラーを使用するには、[モデル化] タブをクリックし、[設計] セクションで [モデル エクスプローラー] を選択します。[モデルの階層構造] ペインでモデルのツリー ビューを展開して Requirements Table ブロックを選択し、[要件テーブル] ペインでプロパティを編集します。
Requirements Table ブロックのプロパティ
プロパティ インスペクターの [プロパティ] タブ、またはモデル エクスプローラーか [テーブル プロパティ] ウィンドウの [一般] タブで、次のプロパティを調整できます。
更新方法
Requirements Table ブロックのアクティブ化に使用する方法を指定します。
更新方法 | 説明 |
---|---|
(既定) | Simulink モデルからの入力により Requirements Table ブロックがアクティブになります。 入力データを定義すると、Requirements Table ブロックは最も速い入力データのレートでサンプリングします。入力データを定義しないでおくと、Requirements Table ブロックは親サブシステムの実行動作で定義されたレートでサンプリングします。 |
離散 | Requirements Table ブロックの [サンプル時間] プロパティで指定するレートを使用して Requirements Table ブロックをサンプリングします。Requirements Table ブロックは指定されたレートに対応する一定の時間間隔で暗黙的イベントを生成します。モデルの他のブロックは、異なるサンプル時間をもつ可能性があることに注意してください。 |
可変サイズの配列をサポート
シミュレーション中に次元が変化する出力とローカル データを Requirements Table ブロックでサポートするように指定します。可変サイズを参照してください。
整数オーバーフローで飽和
生成コードで整数オーバーフローが飽和するように指定します。飽和とラップ (Fixed-Point Designer)を参照してください。
前提条件で出力を有効にする
[スコープ] が [出力]
に設定されたデータを前提条件で使用できるようにします。このプロパティを無効にすると、出力データを使用している前提条件のセルが強調表示され、警告アイコン が表示されます。これは、データが
getPrevious
の入力引数である場合には該当しません。ただし、getPrevious
でタイム ステップにおけるデータの値を返すときに、そのデータがまだ定義されていないと getPrevious
から未定義の動作が返されます。
前提条件で出力データを使用すると、シミュレーション時に要件で書き込み前の読み取りの問題が発生することがあります。それらの問題を解決するには、要件を順番に指定します。詳細については、Requirements Table ブロックのトラブルシューティングおよび形式的要件の評価順序の活用を参照してください。
固定小数点プロパティ
プロパティ インスペクターの [プロパティ] タブか、モデル エクスプローラーまたは [テーブル プロパティ] ウィンドウで [固定小数点プロパティ] タブを開いて、次のプロパティを調整できます。
要件テーブル fimath
Requirements Table ブロックに fimath
プロパティを指定します。[要件テーブル fimath] テキスト ボックスで定義した fimath
は、Requirements Table ブロックの内容に対する globalfimath
(Fixed-Point Designer) として動作します。ブロックは [要件テーブル fimath] テキスト ボックスの fimath
プロパティを、fi
オブジェクトとして取り扱うように選択した Requirements Table ブロックに対するすべての固定小数点と整数の入力信号に関連付けます。Requirements Table ブロックで fi
オブジェクトを作成するときは、次の点に注意してください。
fi
オブジェクトの作成時にfimath
がオブジェクトに関連付けられない場合、[要件テーブル fimath] テキスト ボックスのプロパティに関係なく、fi
コンストラクターは既定のfimath
設定を使用します。ただし、fi
オブジェクトの作成後にオブジェクトで追加操作を実行する場合、オブジェクトは [要件テーブル fimath] テキスト ボックスのプロパティを採用します。fi
コンストラクターでfimath
を指定する場合、fi
コンストラクターで値を量子化するときにそのfimath
は維持されます。fi
コンストラクターで指定されないfimath
設定では、[要件テーブル fimath] テキスト ボックスで指定されたプロパティが使用されます。
次のオプションのいずれかを選択できます。
設定 | 説明 |
---|---|
MATLAB と同じ | ブロックは現在の既定の |
それ以外を指定 | テキスト ボックス内で独自の
|
説明とドキュメント リンクのプロパティ
Requirements Table ブロックの説明とドキュメント リンクのプロパティは、プロパティ インスペクターの [情報] タブ、またはモデル エクスプローラーか [テーブル プロパティ] ウィンドウの [ドキュメンテーション] タブで設定できます。
説明
Requirements Table ブロックの説明を指定します。簡単な説明とコメントを入力できます。