Excel ワークブック内の要件へのリンク
Requirements Toolbox™ を使用すると、Simulink® ブロックやテスト ケースなどのリンク可能な項目から Microsoft® Excel® 内の要件への直接リンクを作成できます。Microsoft Excel 内の要件に対して直接のリンクを作成できるのは、Windows® プラットフォームのみです。
モデル オブジェクトから Excel ワークブック内の要件への移動
モデル例を開きます。コマンド ラインに次のように入力します。
slvnvdemo_fuelsys_officereq
[アプリ] タブで、[要件マネージャー] をクリックします。[要件] タブで、[リンクの強調表示] をクリックして要件をもつモデル オブジェクトを強調表示します。
Signal Builder ブロック Test inputs を右クリックして [要件] 、 1. "Normal mode of operation"] を選択します。
slvnvdemo_FuelSys_TestScenarios.xlsx
ファイルが開き、関連付けられているセルが強調表示されます。
モデル例とワークブックは開いたままにします。
Signal Builder ブロック内での要件リンクの作成の詳細については、要件および Simulink モデル オブジェクトへの Signal Builder ブロックのリンクを参照してください。
ワークブックへの要件リンクの作成
slvnvdemo_fuelsys_officereq
モデルの最上位レベルにある speed sensor ブロックを右クリックし、[要件] 、 [[外向きリンク] ダイアログを開く] を選択します。要件のトレーサビリティ リンク エディターが開きます。
要件リンクを作成するには、[新規] をクリックします。
[説明] フィールドに次を入力します。
Speed sensor failure
speed sensor ブロックを、Excel 要件ドキュメントの [Speed Sensor Failure] 情報にリンクします。
要件ドキュメントを参照して選択すると、[要件の設定] ダイアログ ボックスの [選択内容のリンク] タブの [ドキュメント ファイル参照] オプションで指定したとおりにドキュメントのパスが保存されます。
作業環境に応じて適用する設定の詳細については、ドキュメント パス ストレージを参照してください。
[ドキュメント] フィールドで [参照] をクリックし、
slvnvdemo_FuelSys_TestScenarios.xlsx
ファイルを選択して開きます。[ドキュメント タイプ] フィールドの情報が
Microsoft Excel
に変わります。ワークブックで [Speed sensor failure] 情報が B22:E22 の範囲のセルに表示されます。[場所 (タイプ/識別子)] フィールドで
[シート範囲]
を選択して「B22:E22
」と入力します (セル範囲の文字の大文字と小文字は区別されません)。[適用] または [OK] をクリックすると、リンクが作成されます。
リンクが作成されたことを確認するには、speed sensor ブロックを右クリックして、[要件] 、 [1. "Speed sensor failure"] を選択します。
ワークブックが開き、B22:E22 の範囲のセルが強調表示されます。
モデルと Excel ファイルは開いたままにします。
複数のモデル オブジェクトから Microsoft Excel ワークブックへのリンク
同じ方法で、複数のモデル オブジェクトを Excel ワークブック内の要件にリンクすることができます。次のワークフローに従います。
モデル ウィンドウで、要件にリンクするオブジェクトを選択します。
選択しているオブジェクトの 1 つを右クリックし、[要件] 、 [[外向きリンク] ダイアログを開く] を選択します。
要件ドキュメントを参照して選択すると、[要件の設定] ダイアログ ボックスの [選択内容のリンク] タブの [ドキュメント ファイル参照] オプションで指定したとおりにドキュメントのパスが保存されます。
作業環境に応じて適用する設定の詳細については、ドキュメント パス ストレージを参照してください。
リンク エディターを使用して、Excel 要件ドキュメント、要件およびリンクに関する情報を指定します。
[適用] または [OK] をクリックすると、リンクが作成されます。
要件リンクの変更
slvnvdemo_fuelsys_officereq
モデル内の MAP sensor ブロックを右クリックし、[要件] 、 [[外向きリンク] ダイアログを開く] を選択します。要件のトレーサビリティ リンク エディターが開き、要件リンクに関する情報が表示されます。
[説明] フィールドに次を入力します。
MAP sensor test scenario
[キーワード] フィールドにはキーワード
test
が含まれます。ユーザー キーワードは、強調表示やレポート用に要件をフィルターする場合に使用します。メモ
キーワードの詳細については、ユーザー キーワードによる要件のフィルターを参照してください。
[適用] または [OK] をクリックして変更を保存します。
モデル例を開いたままにします。