linqueryAdvise
線形化で問題が生じる可能性のあるブロックを検出するためのクエリ オブジェクト
説明
linqueryAdvise は、線形化で問題が生じる可能性のあるブロックを線形化の結果から検出するためのカスタムのクエリ オブジェクトを作成します。
Simulink® モデルを線形化する際、個々のブロック線形化に関する診断情報を含む LinearizationAdvisor オブジェクトを作成できます。特定の条件を満たすブロック線形化を検出するには、カスタム クエリ オブジェクトを指定して関数 find を使用します。あるいは、モデル線形化器で線形化アドバイザーを使用して線形化の診断を解析することもできます。線形化の結果から特定のブロックを検出する方法の詳細については、線形化の結果で特定の条件に一致するブロックの検出を参照してください。
linqueryAdvise オブジェクトを指定した関数 find の使用は、関数 advise を使用することと等価です。
作成
説明
は、線形化で問題が生じる可能性のあるすべてのブロックを query = linqueryAdviseLinearizationAdvisor オブジェクトから検出するクエリ オブジェクトを作成します。
プロパティ
使用法
linqueryAdvise クエリ オブジェクトを作成した後、次を行うことができます。
linqueryAdviseクエリをfindコマンドで直接使用して、LinearizationAdvisorオブジェクト内にある、線形化で問題が生じる可能性のあるブロックをすべて検出します。linqueryAdviseクエリを他のクエリ オブジェクトと論理的に組み合わせて、CompoundQueryオブジェクトを作成します。
オブジェクト関数
find | 線形化の結果で特定の条件を満たすブロックを検出 |
例
アルゴリズム
linqueryAdvise オブジェクトの作成は、次のカスタム クエリを作成することと等価です。
qPath = linqueryIsOnPath; qZero = linqueryIsZero; qBlkRep = linqueryIsBlockSubstituted; qDiags = linqueryHasDiagnostics; q = qPath & (qZero | qDiags | qBlkRep); advisor_new = find(advisor,q);
代替機能
アプリ
モデル線形化器の線形化アドバイザーを使用して、線形化の結果で特定のブロックを見つけるカスタム クエリを作成することもできます。詳細については、線形化の結果で特定の条件に一致するブロックの検出を参照してください。
バージョン履歴
R2017b で導入