XY Graph ブロックを使用した円のプロット
この例では、XY Graph ブロックを使用してデータをプロットする方法を示します。XY Graph ブロックは、2 つの入力信号を XY プロットにプロットする Record ブロックの代替の構成です。Record ブロックで使用される XY プロットはシミュレーション データ インスペクターでも使用できます。XY Graph ブロックには、ワークスペースやファイルへのデータ ログの記録を含む、Record ブロックのすべての機能が含まれています。
このモデルでは、 と のデータを計算し、3 番目の変数 を使用して円をプロットします。極座標系を使用すると、原点を中心とする半径 の円の方程式を次のように表現できます。
この方程式を直交座標を使用するように変換すると、 と のデータの方程式は次のようになります。
このモデルでは、Trigonometric Function ブロックを使用して と のデータを計算します。Ramp ブロックから入力 を与え、Constant ブロックで円の半径を設定します。モデルを開いてシミュレートします。
mdl = "XYGraphCircle";
open_system(mdl);
sim(mdl);
プロット結果を表示するには、XY Graph ブロックをダブルクリックします。
XY Graph ブロックのレイアウトにサブプロットを追加して、 と のデータの時間による変化を表示できます。たとえば、[レイアウト] を選択します。次に、[オーバーレイ] で [下] を選択します。信号を表示するには、[信号を表示] をクリックします。x
の信号をプロットするには、左側のオーバーレイを選択し、x
の信号の横にあるチェック ボックスをオンにします。y
の信号をプロットするには、右側のオーバーレイを選択し、y
の信号を選択します。
XY プロットにプロットされたデータのスタイルを更新することもできます。たとえば、接続ラインを追加し、データ マーカーを削除します。XY サブプロットを選択します。接続ラインをプロットに追加するには、[形式] タブの [ライン] で [ライン] をクリックします。プロットからマーカーを削除するには、[形式] タブの [マーカー] で [マーカー] をクリックします。
XY プロットでは、トレンド ラインや複数の系列のプロットなど、解析と可視化のための他の機能もサポートされます。詳細については、XY プロットでのシミュレーション データの可視化およびXY プロットを使用したデータの解析を参照してください。