モデル レポートの出力
モデル レポートは、モデルの構造および内容を記述した HTML ドキュメントです。このレポートには、モデルとそのサブシステムのブロック線図、モデルのブロック パラメーターの設定値が含まれています。
ヒント
Simulink® Report Generator™ がインストールされている場合は、システムに関する詳細なレポートを生成できます。Simulink ツールストリップの [モデル化] タブの [設計] ギャラリーで、[システム設計レポート] を選択します。詳細については、システム設計の説明 (Simulink Report Generator)を参照してください。
現在のモデルに関するモデル レポートを生成するには、以下のようにします。
Simulink エディターの [シミュレーション] タブで、[印刷] 、 [モデル レポートの作成] を選択します。
[モデル レポートの作成] ダイアログ ボックスで、レポート オプションを選択します。
レポート オプション 説明 ディレクトリ HTML レポートが格納されるフォルダー。このオプションには、システムの一時フォルダー (既定の場合)、システムの現在のフォルダー、または隣接する編集フィールドでパスが指定される別のフォルダーが含まれます。
ファイル名をインクリメントして古いファイルを上書しない 現在のセッションで同じモデルのレポートを生成するたびに、固有のレポート ファイル名が作成されます。これにより、各レポートが保存されます。
現在のオブジェクト 現在選択してあるオブジェクトのみをレポートに含めます。
現在の階層以上 現在のオブジェクトと現在のオブジェクトの上位にあるすべてのレベルのモデルをレポートに含めます。
現在の階層以下 現在のオブジェクトと現在のオブジェクトの下位にあるすべてのレベルのモデルをレポートに含めます。
モデル全体 モデル全体をレポートに含めます。
マスク ダイアログ内を表示 マスク サブシステムの内容をレポートに含めます。
固有のライブラリ リンクを展開 サブシステムであるライブラリ ブロックの内容を含めます。レポートは、ライブラリ サブシステムがモデル内の 1 つを超える場所にあっても、1 回だけ含めます。
[印刷] をクリックします。
Simulink ソフトウェアは、HTML レポートを生成し、既定の HTML ブラウザーに表示します。
レポートの生成中に、Simulink は、[モデルレポートの作成] ダイアログ ボックスのオプション ペインをメッセージ ペインに置き換えて、ステータス メッセージを表示します。
メッセージ ペインの最上部にあるリストからメッセージの詳細レベルを選択します。レポート生成プロセスが開始すると、[印刷] ボタンが [停止] ボタンに変わります。レポート生成を停止するには、[停止] をクリックします。レポート生成プロセスが終了すると、[停止] ボタンが [オプション] ボタンに変わります。このボタンをクリックするとレポート生成オプションが再表示されるため、[モデル レポートの作成] ダイアログ ボックスを再度開かずに、別のレポートを生成できます。