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Transfer Fcn Direct Form II Time Varying

伝達関数の時変 Direct Form II の具現化を実現

  • Transfer Fcn Direct Form II Time Varying block

ライブラリ:
Simulink / Additional Math & Discrete / Additional Discrete

説明

Transfer Fcn Direct Form II Time Varying ブロックは、指定した伝達関数の Direct Form II の実現を実装します。このブロックは、単入力単出力 (SISO) の伝達関数だけをサポートします。

Den No Lead というラベルの入力信号には伝達関数の分母係数が含まれます。完全な分母には先頭の係数として 1 が含まれますが、それは入力信号から除外されます。たとえば、[1 -1.7 0.72] の分母を使用するには、[-1.7 0.72] という値をもつ信号を指定します。Num というラベルの入力信号には分子係数が含まれます。分子係数と分母係数のデータ型は異なっていてもかまいませんが、分子ベクトルと分母ベクトルの長さは同じでなければなりません。必要に応じて分子ベクトルにゼロを付加してください。

このブロックは、出力のデータ型とスケーリング、係数、および一時変数を自動的に選択します。

端子

入力

すべて展開する

入力信号。スカラーまたはベクトルとして指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point

伝達関数の分子係数。スカラーまたはベクトルとして指定します。

依存関係

分子係数と分母係数のデータ型は異なっていてもかまいませんが、分子ベクトルと分母ベクトルの長さは同じでなければなりません。必要に応じて分子ベクトルにゼロを付加してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point

伝達関数の分母係数。先頭の係数として 1 が含まれないスカラーまたはベクトルとして指定します。完全な分母には先頭の係数として 1 が含まれますが、それは入力信号から除外されます。

例: [1 -1.7 0.72] の分母係数の場合、[-1.7 0.72] の値をもつ信号を指定します。

依存関係

分子係数と分母係数のデータ型は異なっていてもかまいませんが、分子ベクトルと分母ベクトルの長さは同じでなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point

出力

すべて展開する

出力信号。スカラーまたはベクトルとして指定します。

このブロックは、出力のデータ型とスケーリング、および一時変数を自動的に選択します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

パラメーター

すべて展開する

初期条件をスカラーとして指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: vinit
型: 文字ベクトル
値: スカラー
既定の設定: '0.0'

固定小数点演算の丸めモードを指定します。詳細については、丸め (Fixed-Point Designer)を参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: RndMeth
型: 文字ベクトル
値: 'Ceiling' | 'Convergent' | 'Floor' | 'Nearest' | 'Round' | 'Simplest' | 'Zero'
既定の設定: 'Floor'

このチェック ボックスをオンにすると、オーバーフローを、データ型が表現できる最小値または最大値のいずれかに飽和させます。このオプションを選択しないと、オーバーフローはラップします。

このチェック ボックスをオンにすると、飽和は出力や結果だけでなく、このブロックの内部演算すべてに適用されます。通常、オーバーフローが可能ではない場合は、コード生成プロセスで検出されます。この場合、コード ジェネレーターでは飽和コードは生成されません。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: DoSatur
型: 文字ベクトル
値: 'off' | 'on'
既定の設定: 'off'

ブロックの特性

データ型

Booleana | double | fixed point | integer | single

直達

いいえ

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

いいえ

a このブロックは、boolean 信号での使用を推奨しません。

拡張機能

PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入