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Simulink.CodeImporter クラス

名前空間: Simulink

カスタム C/C++ コードを Simulink にインポート

R2021a 以降

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説明

Simulink.CodeImporter クラスを使用して、カスタム C/C++ コードをモデル化、検証、および妥当性確認するために Simulink® にインポートします。このクラスのインスタンスは、Simulink にインポートするカスタム コードを指定するために使用されます。

Simulink.CodeImporter クラスは handle クラスです。

作成

説明

obj = Simulink.CodeImporter() は、LibraryFileName プロパティが "untitled" に設定されている CodeImporter のインスタンスを作成します。

例

obj = Simulink.CodeImporter(LibName) (LibName はユーザーによって選択され、string または文字ベクトルとして指定されるファイル名) は、LibraryFileName プロパティが LibName に設定されている CodeImporter のインスタンスを作成します。

プロパティ

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インポートされるコード用に作成される Simulink ライブラリ ファイルおよび生成されるアーティファクトの名前。string または文字ベクトルとして指定します。名前は、有効な MATLAB® 変数名でなければなりません。コードがインポートされる場合、生成されるデータ ディクショナリとその他のアーティファクトには、拡張子が異なる、同じファイル名が使用されます。

例: "pumpController"

データ型: string | character vector

生成されるライブラリ ファイルと生成されるアーティファクトの場所。string または文字ベクトルとして指定します。空白のままにすると、現在の MATLAB フォルダーが使用されます。

CustomCode プロパティの一部であるファイルの場所は、このフォルダーを基準にして指定できます。

例: "C:\HeatPump\Controller"

データ型: string | character vector

インポートする C または C++ コード ファイルおよび関連付けられているプロパティ。クラス Simulink.CodeImporter.CustomCode のオブジェクトとして指定します。このプロパティを使用して、ソース ファイルとヘッダー ファイル、フォルダー パス、ライブラリ、およびコンパイラとリンカー フラグなど、コード インポート オプションを指定します。詳細については、Simulink.CodeImporter.CustomCode を参照してください。

obj = Simulink.CodeImporter;

obj.CustomCode.InterfaceHeaders = ["pumpController.h"];
obj.CustomCode.IncludePaths = ["./include"];
obj.CustomCode.SourceFiles = ["src/pumpController.c" "src/utils.c"];
obj.CustomCode

ans = 

  CustomCode with properties:

                SourceFiles: ["src/pumpController.c"    "src/utils.c"]
           InterfaceHeaders: "pumpController.h"
               IncludePaths: "./include"
                  Libraries: [1×0 string]
                    Defines: [1×0 string]
                   Language: "C"
              CompilerFlags: [1×0 string]
                LinkerFlags: [1×0 string]
    GlobalVariableInterface: 0
        FunctionArrayLayout: NotSpecified

解析されるカスタム コードに関する情報。クラス Simulink.CodeImporter.ParseInfo のオブジェクトとして指定します。このプロパティは読み取り専用です。カスタム コードに関する情報を取得するためには解析が成功する必要があります。詳細については、Simulink.CodeImporter.ParseInfo を参照してください。

s = parse(obj);
obj.ParseInfo

ans = 

  ParseInfo with properties:

             Success: 1
  AvailableFunctions: ["Controller" "setFanTempThreshold" "setPumpTempThreshold"]
      EntryFunctions: ["Controller" "setFanTempThreshold" "setPumpTempThreshold"]
      AvailableTypes: "pump_control_bus"
              Errors: []

ライブラリ作成用にインポートしているときにコード インポーターによって使用される追加のオプション。クラス Simulink.CodeImporter.Options のオブジェクトとして指定します。このオブジェクトを使用して、関数を指すポインターで渡された引数のサイズの既定値、および Simulink ライブラリ ブラウザーの名前を変更します。詳細については、Simulink.CodeImporter.Options を参照してください。

obj.Options

ans = 

  Options with properties:

    PassByPointerDefaultSize: "-1"
           CreateTestHarness: 0
          LibraryBrowserName: ""
   SimulateInSeparateProcess: 0
   UndefinedFunctionHandling: "FilterOut"

obj.Options.LibraryBrowserName = "Controller Library";
obj.Options

ans = 

  Options with properties:

    PassByPointerDefaultSize: "-1"
           CreateTestHarness: 0
          LibraryBrowserName: "Controller Library"
   SimulateInSeparateProcess: 0
   UndefinedFunctionHandling: "FilterOut"

メソッド

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例

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カスタム コードの場所とオプションを指定します。

コード インポーター オブジェクトを作成します。

obj = Simulink.CodeImporter('PumpController');

インポートするカスタム コードを指定します。

obj.CustomCode.InterfaceHeaders = ["pumpController.h"];
obj.CustomCode.IncludePaths = ["./include"];
obj.CustomCode.SourceFiles = ["src/pumpController.c" "src/utils.c"];

ライブラリ ブラウザーで使用する名前を指定します。

obj.Options.LibraryBrowserName = "Controller Library";

カスタム コードを解析します。

s = parse(obj);
obj.ParseInfo

ans = 

  ParseInfo with properties:

               Success: 1
    AvailableFunctions: ["Controller" "setFanTempThreshold" "setPumpTempThreshold"]
        EntryFunctions: ["Controller" "setFanTempThreshold" "setPumpTempThreshold"]
        AvailableTypes: "pump_control_bus"
                Errors: []

解析したコードをインポートします。

s = import(obj);

バージョン履歴

R2021a で導入

参考

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トピック