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dependencies.fileDependencyAnalysis

モデル ファイルの依存関係の検出

    説明

    files = dependencies.fileDependencyAnalysis("modelname") は、モデル modelname によって参照されるすべての既存ファイルの絶対パスを返します。

    また、[files,missing] = dependencies.fileDependencyAnalysis("modelname") は、見つけられない参照ファイル missing も返します。

    [files,missing,depfile] = dependencies.fileDependencyAnalysis("modelname") は、また、ユーザーが手動で追加または除外したファイルの名前を格納した、ユーザーの依存関係 (.smd) が存在する場合はその絶対パスも返します。

    また、[files,missing,depfile,manifestfile] = dependencies.fileDependencyAnalysis("modelname",ManifestFile=manifestFileName) は、ManifestFile で指定されたマニフェスト ファイルも作成します。

    [___] = dependencies.fileDependencyAnalysis("modelname",Name=Value) は、1 つ以上の名前と値の引数として追加のオプションを指定します。

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    sldemo_mdlref_depraph モデルを含むプロジェクトを開きます。

    openProject('ModelReferenceHierarchy');

    sldemo_mdlref_depgraph モデルのすべてのファイルの依存関係をプログラムで検索します。

    files = dependencies.fileDependencyAnalysis('sldemo_mdlref_depgraph')
    files = 8x1 cell
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_F2C.slx'         }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_depgraph.slx'    }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_heat2cost.slx'   }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_heater.slx'      }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_house.slx'       }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_outdoor_temp.slx'}
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/sldemo_mdlref_thermostat.slx'  }
        {'/tmp/Bdoc24a_2550221_775031/tp9519c55c/simulink-ex05898741/ModelReferenceHierarchy/thermdat.m'                    }
    
    

    入力引数

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    モデル、ライブラリ、またはサブシステムの完全な名前またはパス。文字ベクトルまたは string として指定します。

    データ型: char | string

    名前と値の引数

    引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に表示されなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

    例: dependencies.fileDependencyAnalysis("mymodel.slx",ManifestFile="manifestFileName",AnalyzeUnsavedModels=true)

    作成するマニフェスト ファイルの完全な名前またはパス。文字ベクトルまたは string として指定します。関数はユーザーが指定した名前にサフィックス .smf を追加します。

    データ型: char | string

    未保存の変更があるファイルの解析を有効にするオプション。数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。

    データ型: logical

    ツールボックス内のファイルの解析を有効にするオプション。数値または logical 1 (true) または 0 (false) として指定します。

    データ型: logical

    出力引数

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    モデルまたはライブラリ modelname の参照先のすべての既存のファイルの絶対パス。文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として返されます。

    見つからないモデルまたはライブラリ modelname の参照先のファイルの絶対パス。文字ベクトルまたは文字ベクトルの cell 配列として返されます。

    ユーザーが手動で追加または除外したファイルの名前を格納した、ユーザーの依存関係 (.smd) ファイルが存在する場合はその絶対パス。文字ベクトルとして返されます。

    新しいマニフェスト (.smf) ファイルの絶対パス。文字ベクトルとして返されます。

    ヒント

    • 依存関係グラフと重要なファイルと製品のリストをまとめたレポートを対話的に生成します。詳細については、モデル依存関係の解析を参照してください。

    • モデルがプロジェクト内にある場合は、代わりに listRequiredFiles を使用します。

    • どのアドオンが必要かをプログラムでチェックする方法については、代わりに dependencies.toolboxDependencyAnalysis を使用してください。

    バージョン履歴

    R2012a で導入

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