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coder.asap2.export
説明
coder.asap2.export(
は、modelName
)modelName
の ASAP2 (A2L) ファイルを生成します。最上位モデル用に生成された ASAP2 (A2L) ファイルには、参照モデルからの情報が含まれています。
coder.asap2.export(
は、1 つ以上の "Name=Value" 引数を使用して ASAP2 (A2L) 作成のための追加のオプションを指定します。たとえば、ASAP2 ファイルを保存する場所を指定できます。ASAP2 ファイルの ECU アドレスを置き換えるためのモデルのシンボル ファイルを提供できます。 modelName
,Name=Value
)
例
次のコマンドを使用して、選択したモデルの ASAP2 ファイルを生成し、これをモデルのビルド フォルダーに保存します。
% Generate ASAP2 file for model coder.asap2.export('modelName')
次のコマンドを使用して、ASAP2 ファイルの名前、ファイルの保存場所、生成される ASAP2 のバージョンを変更し、コメントを除外して、ASAP2 ファイルを生成します。
% Export ASAP2 file and save it as coder.asap2.export('modelName',FileName='test_car') % Export ASAP2 file to specified path coder.asap2.export('modelName',Folder='/home/temp/workspace/') % Generate ASAP2 file with version 1.71 coder.asap2.export('modelName',Version='1.71') % Generate ASAP2 file with comments excluded coder.asap2.export('modelName',Comments=false)
次のコマンドを使用して、実行可能ファイルに関連付けられている ELF シンボル ファイルに基づいて、ECU アドレスを含む選択されたモデルの ASAP2 ファイルを生成します。
% Generate ASAP2 file for model coder.asap2.export('modelName',MapFile='model.elf')
次のコマンドを使用して、選択したモデルの ASAP2 ファイルを生成し、A2ML および IF_DATA セクションを除外します。
% Generate ASAP2 file with A2ML and IF_DATA excluded coder.asap2.export('modelName',GenerateXCPInfo=false)
モデル クラスのインスタンスの名前を指定します。次のコマンドを使用することで、objName
はグローバル名前空間で宣言されます。
% Use custom specified name as object name in ASAP2 file coder.asap2.export('modelName',ModelClassInstanceName='objName') % Specify the name of model class instance declared inside the namespace. Here instance customObj % is declared in customNameSpace coder.asap2.export('modelName',ModelClassInstanceName='customNamespace::customObj')
カスタム基底オブジェクトを作成し、フィールドを指定します。次のコマンドを使用して、カスタム基底オブジェクトを使用して、ASAP2 ファイルの内容をカスタマイズします。
% Create custom base object and provide fields you want to modify obj = coder.asap2.UserCustomizeBase; obj.HeaderComment = 'Header comment'; obj.ModParComment = 'Mod Par comment'; obj.ModCommonComment = 'Mod Common comment'; obj.ASAP2FileName = 'File name'; obj.ByteOrder = 'BYTE_ORDER MSB_LAST'; % Generate ASAP2 file with custom base created coder.asap2.export('modelName',CustomizationObject=obj);
次のコマンドを使用して、パラメーターと測定値を配列、スカラー、マップ、およびカーブごとにグループ化します。
coder.asap2.export('modelName',CustomizeGroupsBy={'ARRAY','SCALAR','MAP','CURVE'});
次のコマンドを使用して、基本データ型のレコード レイアウトを RecordLayouts.a2l
という名前のファイルにエクスポートします。
coder.asap2.export('modelName',IncludeAllRecordLayouts=true)
次のコマンドを使用して構造体要素を除外します。
coder.asap2.export('modelName', SupportStructureElements=false);
次のコマンドを使用して参照モデル要素を除外します。
coder.asap2.export('modelName', IncludeReferencedModels=false);
次のコマンドを使用して 64 ビット整数を除外します。
coder.asap2.export('modelName', Support64bitIntegers=false);
次のコマンドを使用して ASAP2 ファイルの追加のアドレス情報を指定します。
coder.asap2.export('modelName', EcuAddressExtension=4);
次のコマンドを使用して、更新後の設定を使用して ASAP2 ファイルを生成します。
coder.asap2.export('modelName', UseSavedSettings=false);
次のコマンドを使用して、AUTOSAR Classic モデルの ASAP2 ファイルで AUTOSAR RTE 要素を除外します。
coder.asap2.export('autosarclassic-modelName', IncludeAutosarRteElements=false);
次のコマンドを使用して、配列データを必要な形式で表示するために配列のレイアウトを変更して ASAP2 ファイルをエクスポートします。
coder.asap2.export('modelName', ToggleArrayLayout=true);
次のコマンドを使用して、レコード レイアウトと CompuMethods を Embedded Coder モデル用の個別の ASAP2 ファイルとしてエクスポートします。
coder.asap2.export('ert-modelName', IncludeSharedElements=true);
次のコマンドを使用して ASAP2 ファイルのバリアント パラメーターを除外します。
coder.asap2.export('modelName', IncludeVariantCoding=false);
入力引数
モデルの名前。
例: 'MyModel','nav_app'
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで、Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: MapFile='model.elf'
は、model.elf
ファイルのデバッグ マッピング情報を含むモデルの ASAP2 ファイルを生成します。
コメントを含めるか除外して ASAP2 ファイルを生成します。
例: Comments=true
説明オブジェクトを作成して指定することで、ASAP2 ファイルに含まれる現在の ECU の説明をカスタム値に更新します。
メモ
この引数は、他の名前と値のペアとともに使用することができません。
例: CustomEcuDescriptions=description_object
ユーザー ベースを作成して、次のような ASAP2 フィールドをカスタマイズします。
ASAP2FileName
ByteOrder
HeaderComment
ModParComment
ModCommonComment
例: CustomizationObject=obj
パラメーターと信号をそのプロパティに基づいてグループ化します。
例: CustomizeGroupsBy={'ARRAY','MAP'}
ASAP2 ファイル内に追加のアドレス情報を指定するには 16 ビット整数値を指定します。既定では、追加のアドレス情報は必要ありません。
例: EcuAddressExtension=4
エクスポートした ASAP2 ファイルの名前。
例: FileName='test_car'
生成された ASAP2 ファイルのエクスポート場所を指定します。
例: Folder='/home/temp/prjct/'
A2ML および IF_DATA セクションを含めるか除外して ASAP2 ファイルを生成します。
例: GenerateXCPInfo=true
メモ
A2ML セクションおよび IF_DATA セクションの生成には Embedded Coder® が必要です。
ASAP2 ファイルのバージョンに従って、すべての基本データ型のレコード レイアウトを RecordLayouts.a2l
という名前のファイルにエクスポートします。
例: IncludeAllRecordLayouts=true
AUTOSAR RTE 要素を含めるか除外して ASAP2 ファイルを生成します。
メモ
このオプションは AUTOSAR Classic モデルにのみ適用されます。
例: IncludeAutosarRteElements=true
ASAP2 ファイルに既定のイベントのリストを含めるには true を指定します。
例: IncludeDefaultEventList=true
ASAP2 ファイルに参照モデル要素を含める場合は、true
を指定します。除外する場合は、false
を指定します。
例: IncludeReferencedModels=true
CompuMethods とレコード レイアウト用に個別の ASAP2 ファイルを生成します。
メモ
このオプションは ERT ベースのシステム ターゲット ファイルをもつモデルにのみ適用されます。
例: IncludeSharedElements=true
バリアント パラメーターを ASAP2 ファイルにエクスポートするには true
を指定します。バリアント パラメーターをスキップするには、false
を指定します。
例: IncludeVariantCoding=true
インデントに従って ASAP2 ファイルを生成します。
例: IndentFile=true
生成コードのシンボルを含むモデルのシンボル ファイルの名前。たとえば、生成コードで使用される変数のアドレスです。
例: MapFile='model.elf'
メモ
ASAP2 ファイル内のアドレスの置き換えには Embedded Coder が必要です。
ASAP2 ファイルのカスタム モデルのインスタンス名。この引数は AUTOSAR Adaptive モデルにのみ適用されます。
例: ModelClassInstanceName='customObj'
または ModelClassInstanceName='customNameSpace::customObj'
生成された ASAP2 ファイルで 64 ビット整数を除外するには false
を指定します。
例: Support64bitIntegers=false
生成された ASAP2 ファイルで構造体の一部である要素を除外するには false
を指定します。
例: SupportStructureElements=false
配列のレイアウトを ROW_DIR
または COL_DIR
に更新して、配列データを行方向または列方向に表示します。
例: ToggleArrayLayout=true
基本設定を保存し、更新後の基本設定を使用して ASAP2 ファイルを生成します。たとえば、コメントや ASAP2 ファイルのバージョンなどを含めて生成します。
例: UseSavedSettings=false
ASAM で定義された ASAM MCD-2 MC 標準に基づく ASAP2 ファイル形式。ASAM MCD-2 MC 標準には複数のバージョンがあります。必要な ASAP2 のバージョンを指定します。
例: Version='1.61'
または Version='1.31'
バージョン履歴
R2021a で導入関数で ASCII データ型のパラメーターおよび信号をグループとしてエクスポートできるようになりました。
この関数は現在、DDS Blockset モデルに適用できます。
この関数は現在、Simulink Real-Time モデルに適用できます。ASAP2 ファイル生成の基本設定を保存したり、既定のイベント リストを含めたり、配列のレイアウトを切り替えたりする名前と値のペアが追加されています。
AUTOSAR Classic モデルでは、この関数を使用して RTE 要素を含めるか除外します。
構造体要素や 64 ビット整数を含めるか除外したり、カスタムの ECU の説明を ASAP2 ファイルに追加したりする名前と値のペアが追加されています。
MATLAB Command
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