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codebuild

生成されたコードのコンパイルとリンク

R2020b 以降

説明

buildResults = codebuild(buildFolder)buildFolder 内の buildInfo.mat ファイルからデータを読み込み、buildFolder 内で makefile を生成し、指定されたツールチェーンまたはテンプレート makefile を使用して、RTW.BuildInfo オブジェクトで登録されるソース コードをコンパイルします。オブジェクトが階層の最上位にある場合、関数は階層内の各オブジェクトのプロセスを実行します。

関数は、オブジェクト コード ファイルを含むコンパイル アーティファクトを buildFolder に保存します。

関数は表示出力が含まれているオブジェクトを返します。出力を表示するには、disp(buildResults) を実行します。

codebuild(buildFolder, Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアを使用して追加のオプションを指定します。

codebuild(buildInfo, Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアを使用して、buildInfo で指定されたコードをコンパイルします。

生成されたコードの再配置とコンパイル

生成されたコードを別の開発環境に再配置してコンパイルする方法を示す例については、別の開発環境でのコードのコンパイルを参照してください。

入力引数

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ビルド フォルダーへのパス。通常、生成されたソース コードが含まれます。フォルダーには buildInfo.mat ファイルが含まれていなければなりません。

例: codebuild(pathToCodeFolder, 'BuildMethod', myToolchain)

生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を格納する RTW.BuildInfo オブジェクト。

例: codebuild(myBuildInfo, 'BuildMethod','CMake')

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に配置しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して各名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: codebuild(pathToCodeFolder, 'BuildMethod', myToolchain)

次のいずれかのビルド方法を使用します。

  • ツールチェーン — 'GNU gcc/g++ | gmake (64-bit Linux)' など、ツールチェーンの名前を指定します。

  • テンプレート makefile — テンプレート makefile へのパスを指定します。

  • CMake — 'cmake' を指定します。これにより、CMake ビルド システムに対する CMakeLists.txt 構成ファイルが生成されます。引数値は大文字と小文字を区別しません。たとえば、'Cmake' または 'CMake' を指定することもできます。

例: codebuild(pathToCodeFolder, 'BuildMethod', 'CMake')

以下のビルド出力のタイプを指定します。

  • 'STANDALONE_EXECUTABLE' –– スタンドアロンの実行可能ファイルを生成します。

  • 'MODEL_REFERENCE_CODER' –– スタティック ライブラリを生成します。

  • 'MEX_FILE' –– MEX ファイルを生成します。この値は、モデル参照シミュレーション ターゲット (ModelReferenceSimTarget) およびアクセラレータ モードなど、シミュレーション ターゲットのビルドに対してのみ使用します。

  • 'SHARED_LIBRARY' –– ダイナミック ライブラリを生成します。

  • 'STATIC_LIBRARY' –– スタティック ライブラリを生成します。

例: codebuild(pathToCodeFolder, 'BuildVariant', 'SHARED_LIBRARY')

出力引数

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ビルド プロセスから表示出力をキャプチャします。表示出力を表示するには、コマンド ウィンドウで disp(buildResults) を実行します。

バージョン履歴

R2020b で導入