System Snapshot
現在のシステムのスナップショットをレポートに挿入する
説明
このコンポーネントは現在のシステムのスナップショット (スクリーン キャプチャ) をレポートに挿入します。システムのスナップショットはシステム ループ コンポーネントの子または子孫でなければなりません。
オプションで、ブロック線図のスナップショット内のブロックからレポートの他の部分へとハイパーリンクを設定することができます。たとえばブロックを、そのブロックのプロパティを含むテーブルへリンクすることができます。同様に、マスクされていないサブシステム ブロックを、そのサブシステムを説明するレポートの節にリンクすることができます。ブロック線図のハイパーリンクは [ダイレクト PDF (テンプレートを使用)] および [HTML (テンプレートを使用)] の出力形式でのみ使用できます。
ブロック線図のスナップショット内のブロックからリンクするには、適切なループ コンポーネントの [ループ内のオブジェクトごとにリンク アンカーを作成] チェック ボックスをオンにします。
このシステム内のブロックおよびマスク サブシステムの場合は、システムのブロックについてレポートする
ブロック ループコンポーネントの [ループ内のオブジェクトごとにリンク アンカーを作成] チェック ボックスをオンにします。このシステムのマスクされていないサブシステムについてレポートする節へとリンクするには、
システム ループコンポーネントの [ループ内のオブジェクトごとにリンク アンカーを作成] チェック ボックスをオンにします。
[ダイレクト PDF (テンプレートを使用)] 出力形式の場合、スナップショットのファイル形式を [Automatic SL format (PNG 24-bit image)] または [Scalable Vector Graphics] に設定します。
検索可能なブロック線図スナップショットを作成するには、スナップショット イメージ ファイルの形式を、SVG ファイル形式を表す [Scalable Vector Graphics] に設定します。[Scalable Vector Graphics] 形式では、SVG ファイルに含まれる、文字コードとして表される任意のテキストを検索できます。
メモ
SVG ブロック線図ファイルでは、テキストの一部が文字コードではなくグラフィックスとして表される場合があります。このテキストを、ブラウザーやエディターの検索ツールを使用して見つけることはできません。
スナップショット オプション
形式: イメージ ファイルの形式を指定します。指定したレポート出力形式に最適な形式を自動的に選択するには、
[Automatic SL format (PNG 24-bit image)]を選択します。あるいは、出力ビューアーで読み取り可能なイメージ形式を選択します。Automatic SL format (PNG 24-bit image)(既定) — 選択したレポート出力タイプに最適なイメージ ファイル形式を自動的に選択するには、このオプションを選択します。たとえば、このオプションを[ダイレクト PDF (テンプレートを使用)]レポート形式と組み合わせて選択すると、レポートでは Scalable Vector Graphics がスナップショット イメージ ファイルの形式として使用されます。JPEG high quality imageJPEG low quality imageJPEG medium quality imagePNG 24–bit imageScalable Vector Graphics
方向:
垂直方向の最大次元: 最も長い辺が縦になるようにイメージを配置します。横縦システムの向きを使用: システムの用紙方向設定を使用します。方向を指定するには、Simulink®PaperOrientationパラメーターを使用します。フル ページ イメージ (PDF のみ): PDF レポートで、縦方向または横方向を使用してページ全体に合わせたイメージのスケーリング、ページ余白の最小化、およびイメージ サイズの最大化を行います。
スケーリング: イメージ ファイル内のイメージのサイズを制御します。
自動(既定値): 出力のサイズに合わせてイメージを自動的にスケーリングします。カスタム: イメージのサイズを指定します。ズーム: 指定した倍率でイメージのサイズを拡大または縮小します。イメージの既定の設定ではない最大サイズを指定するには、[最大サイズ] を使用します。メモ
[printframe の用紙設定を使用] をオンにすると、
[カスタム]オプションと[ズーム]オプションが非アクティブになり、印刷フレームのサイズに合わせてイメージが自動的にスケーリングされます。
プロパティ オプション
表示可能なオブジェクトを説明するコールアウトを含める: 表示可能なオブジェクトを説明するコールアウトを表示します。
printframe の用紙設定を使用: イメージの周囲にフレームを出力します。既定のフレーム
rptdefaultframe.figを使用するか、フレーム エディターを使ってカスタム フレームを作成できます。詳細については、Simulink ドキュメンテーションの関数frameeditを参照してください。既定のフレームは幅 5 インチ、高さ 4 インチです。システムおよびモデル フォルダーの名前が含められます。このフレームは縦の用紙方向での使用に最適化されています。
表示オプション
表示オプションにアクセスするには [詳細設定] ボタンをクリックします。
スケーリング: ブラウザーに表示されるイメージのサイズを制御します。このオプションを使用してイメージを拡大してもイメージの保存サイズには影響しませんが、表示されたイメージのサイズを拡大または縮小するとイメージの画質が劣化することがあります。
一般に、最も予測しやすい最良の表示結果を得るには、既定の設定である
[イメージ サイズを使用]を使用してください。イメージ サイズを使用: レポート内のイメージが画面上と同じサイズで表示されます (既定の設定)。固定サイズ: 数値と単位のタイプを指定します。ズーム: 倍率、最大サイズ、および測定単位を指定します。
サイズ: イメージのサイズを
[width height]の形式で指定します。このフィールドは、[スケーリング] リストで[固定サイズ]を選択した場合のみ有効です。最大サイズ: イメージの最大サイズを
[width height]の形式で指定します。このフィールドは、[スケーリング] 選択リストで[ズーム]を選択した場合のみ有効です。単位: イメージ サイズの単位を指定します。このフィールドは、[イメージ サイズ] 選択リストで
[ズーム]または[固定サイズ]を選択した場合のみ有効です。配置: このプロパティは PDF または RTF 形式のレポートでのみサポートされます。
自動右左中央
イメージ タイトル:
なし(既定の設定)システム名: システム名をイメージ名として使用します。完全なシステム名: パス情報を含むシステム名をイメージ名として使用します。カスタム: カスタムのタイトルを指定します。
表題:
なし(既定の設定)Description (use system description)カスタム: カスタムの表題を指定します。
レポートに挿入されるもの
あり。イメージ。
クラス
rptgen_sl.csl_sys_snap