spmdBarrier
説明
spmdBarrier
は、現在の spmd
ブロックまたは通信ジョブ内のすべてのワーカーに対し、各ワーカーが spmdBarrier
を呼び出すまでコードを実行できないようにします。
parfor
と parfeval
を使用して計算をオフロードする場合、各計算は一度に 1 つのワーカーによってのみ実行されます。これらのワーカーは独立しており、相互の通信は行われません。これらのワーカーに spmdBarrier
を適用する場合、この関数による影響はありません。
たとえば、ワーカーがファイル ハンドルのような共有リソースを使用する場合などに、spmdBarrier
を使用してワーカーを同期します。
現在の spmd ブロックで 1 つのワーカーのみが実行されている場合、実行は直ちに続行されます。現在の spmd ブロックを実行しているワーカーの数を調べるには、関数 spmdSize
を使用します。関数 spmdSize
は、spmd
ブロックまたは通信ジョブの外部では値 1
を返します。
例
拡張機能
バージョン履歴
R2022b で導入
参考
spmdBroadcast
| spmdIndex
| spmdReceive
| spmdSend
| spmdSendReceive