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promote
MATLAB ジョブ スケジューラ クラスターのキュー内でジョブを昇格
構文
promote(c,job)
引数
| ジョブを含む MATLAB® ジョブ スケジューラ クラスター オブジェクト |
| キュー内で昇格されるジョブ オブジェクト |
説明
promote(c,job)
は、MATLAB ジョブ スケジューラ クラスター c
内でキューに入っているジョブ オブジェクト job
を昇格します。
job
がキューの最初のジョブでない場合、promote
は job
とその前のジョブの位置を入れ替えます。
例
既定のクラスター プロファイルで MATLAB ジョブ スケジューラが使用されると仮定して、複数のジョブを作成し、既定のクラスター プロファイルで特定されるクラスターに投入します。
c = parcluster;
pause
を使用して投入が実行されないようにします。
pause(c)
ジョブとタスクを作成し、ジョブをキューに投入します。
j1 = createJob(c,'Name',"Job A"); t1 = createTask(j1,@rand,1,{10,10}); j2 = createJob(c,'Name',"Job B"); t2 = createTask(j2,{@rand,@magic,@ones},1,{{3,3} {3} {3,3}}); j3 = createJob(c,'Name',"Job C"); t3 = createTask(j3,@rand,1,{10,10},CaptureDiary=true); submit(j1);submit(j2);submit(j3);
キューの順序を調べます。
[pjobs,qjobs,rjobs,fjobs] = findJob(c);
get(qjobs,'Name')
'Job A' 'Job B' 'Job C'
キュー内で Job C
を 1 ランク昇格します。
promote(c,j3)
新しいキューの順序を調べます。
[pjobs,qjobs,rjobs,fjobs] = findJob(c);
get(qjobs,'Name')
'Job A' 'Job C' 'Job B'
ジョブ キューの処理を再開します。
resume(c)
ヒント
promote
または demote
を呼び出した後でも、MATLAB ジョブ スケジューラ クラスター オブジェクトの Jobs
プロパティに含まれるジョブ オブジェクトの順序は変更されません。キュー内のジョブの実行順序のスケジュールを表示するには、関数 findJob
を [pending queued running finished] = findJob(c)
の形式で使用してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入