MATLAB ヘルプ センター
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ベクトル単位のノルム
N = vecnorm(A)
N = vecnorm(A,p)
N = vecnorm(A,p,dim)
N = vecnorm(A) は、A の 2 ノルム、つまりユークリッド ノルムを返します。
A
A がベクトルの場合、vecnorm はそのベクトルのノルムを返します。
vecnorm
A が行列の場合、vecnorm は各列のノルムを返します。
A が多次元配列である場合、vecnorm は、サイズが 1 に等しくない最初の配列次元に沿ってノルムを返します。
例
N = vecnorm(A,p) は一般化ベクトル p ノルムを計算します。
p
N = vecnorm(A,p,dim) は、次元 dim に沿って処理します。この次元のサイズは 1 に縮小しますが、他の次元はいずれもサイズが変化しません。
dim
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3 次元空間の点 (2,2,2) に対応するベクトルの 2 ノルムを計算します。2 ノルムは、ベクトルのユークリッド長 12 と同じです。
x = [2 2 2]; n = vecnorm(x)
n = 3.4641
ベクトルの 1 ノルムを計算します。これは要素の大きさの合計です。
n = vecnorm(x,1)
n = 6
行列の列の 2 ノルムを計算します。
A = [2 0 1;-1 1 0;-3 3 0]
A = 3×3 2 0 1 -1 1 0 -3 3 0
n = vecnorm(A)
n = 1×3 3.7417 3.1623 1.0000
代わりに、関数 norm を使用して行列全体の 2 ノルムを計算することもできます。
norm
入力配列。ベクトル、行列または多次元配列として指定します。慣例により、演算の対象となるベクトルに NaN 値が含まれている場合、vecnorm は NaN 値を返します。
NaN
データ型: single | double 複素数のサポート: あり
single
double
Inf
ノルムのタイプ。2 (既定値)、正のスカラー、Inf のいずれかとして指定します。
2
演算の対象の次元。正の整数のスカラーとして指定します。値を指定しない場合、既定値はサイズが 1 でない最初の配列次元です。
次元 dim は、長さが 1 に縮小した次元を示します。つまり、size(N,dim) は 1 ですが、他の次元はいずれもサイズが変化しません。
size(N,dim)
1
2 次元の入力配列 A について考えます。
vecnorm(A,p,1) は各列のノルムを計算します。
vecnorm(A,p,1)
vecnorm(A,p,2) は各行のノルムを計算します。
vecnorm(A,p,2)
vecnorm は、dim が ndims(A) より大きいか、size(A,dim) が 1 である場合に abs(A) を返します。
ndims(A)
size(A,dim)
abs(A)
データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64
int8
int16
int32
int64
uint8
uint16
uint32
uint64
N 個の要素があるベクトル v のユークリッド ノルム (ベクトルの大きさ、ユークリッド長、または 2 ノルムとも呼ばれる) は、次で定義されます。
N
v
‖v‖=∑k=1N|vk|2 .
N 個の要素をもつベクトル v の p ノルムの一般化定義は次のとおりです。
‖v‖p=[∑k=1N|vk|p] 1/p ,
ここで、p は任意の正の実数値または Inf です。p の特徴的な値として次のようなものがあります。
p = 1 の場合、得られる 1 ノルムはベクトル要素の絶対値の合計です。
p = 1
p = 2 の場合、結果の 2 ノルムはベクトルの大きさすなわちユークリッド長を表します。
p = 2
p = Inf の場合は、‖v‖∞=maxi(|v(i)|) となります。
p = Inf
すべて展開する
vecnorm 関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
使用上の注意および制限:
dim を指定する場合は、定数でなければなりません。
可変サイズ入力に関連した制限については、既定の次元の選択に関する MATLAB との非互換性 (MATLAB Coder)を参照してください。
コード生成では、この関数のスパース行列入力はサポートされません。
backgroundPool
ThreadPool
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
vecnorm 関数は、GPU 配列を完全にサポートします。GPU 上で関数を実行するには、入力データを gpuArray (Parallel Computing Toolbox) として指定します。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
gpuArray
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
R2017b で導入
norm | pagenorm | normalize
pagenorm
normalize
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