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スタック (table 変数)

ライブ エディターで複数の table 変数からの値を結合して 1 つの table 変数にする

R2020a 以降

説明

スタック (table 変数) タスクでは、複数の table 変数または timetable 変数から値を対話的にスタックして 1 つの変数にできます。このタスクは、ライブ スクリプト用の MATLAB® コードを自動生成します。

関連する関数

[スタック (table 変数)] では、関数 stack を使用するコードが生成されます。

Stack Table Variables task in Live Editor

タスクを開く

スタック (table 変数) タスクを MATLAB エディターでライブ スクリプトに追加するには、次を行います。

  • [ライブ エディター] タブで [タスク][スタック (table 変数)] を選択します。

  • スクリプトのコード ブロック内に、stack などの関連キーワードを入力します。コマンドの補完候補から [スタック (table 変数)] を選択します。

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この例では、スタック (table 変数) ライブ エディター タスクを使用することで変数をスタックする方法を示します。1 つの入力 table の複数の変数から値を取り、それらを出力 table の 1 つの変数に結合します。

まず、米国東海岸のインフルエンザ推定羅患率を含む table を読み込みます。table には北東 (NE)、中大西洋 (MidAtl)、および南東 (SE) の各地域の羅患率をもつ 3 つの変数があります (これらのデータは Google Flu Trends プロジェクトから取得、現在は運用終了)。

load fluByRegion
fluByRegion
fluByRegion=6×4 table
        Month          NE      MidAtl      SE  
    _____________    ______    ______    ______

     October-2005    1.1902    1.1865     1.273
    November-2005     1.361     1.412     1.582
    December-2005    1.5003    1.6043    1.8625
     January-2006    1.7772     1.883     1.954
    February-2006     2.135    2.1227    2.4803
       March-2006    2.2345     1.992    2.0203

変数 NEMidAtl、および SE からのインフルエンザ羅患率が出力 table の 1 つの変数になるように、インフルエンザ羅患率をスタックします。

スタック (table 変数) タスクをライブ スクリプトに追加します。

  • 変数 Month からの値を出力 table の行にコピーするには、タスクで変数の上のドロップダウン リストから Constant を選択

  • 変数 NEMidAtl、および SE からの値を出力の 1 つの変数にスタックすることで結合するには、各変数について Stack を選択

出力にスタックされた変数の名前は、各入力変数名を結合したものになります。

タスクは NE_MidAtl_SE_Indicator という名前の新しい変数に入力変数の名前もスタックします。この例では、地域の名前が入力 table の変数の名前です。これらの名前は、インフルエンザ羅患率の地域を示す新しい変数のデータ値になります。

Live Task
stackedTable=18×3 table
        Month        NE_MidAtl_SE_Indicator    NE_MidAtl_SE
    _____________    ______________________    ____________

     October-2005            NE                   1.1902   
     October-2005            MidAtl               1.1865   
     October-2005            SE                    1.273   
    November-2005            NE                    1.361   
    November-2005            MidAtl                1.412   
    November-2005            SE                    1.582   
    December-2005            NE                   1.5003   
    December-2005            MidAtl               1.6043   
    December-2005            SE                   1.8625   
     January-2006            NE                   1.7772   
     January-2006            MidAtl                1.883   
     January-2006            SE                    1.954   
    February-2006            NE                    2.135   
    February-2006            MidAtl               2.1227   
    February-2006            SE                   2.4803   
       March-2006            NE                   2.2345   
      ⋮

出力 table の変数には、より意味のある名前を付けてください。table 変数の名前を変更するには、関数 renamevars を使用します。

fluRate = renamevars(stackedTable, ...
                     ["NE_MidAtl_SE_Indicator","NE_MidAtl_SE"], ...
                     ["Region","Flu Rate"])
fluRate=18×3 table
        Month        Region    Flu Rate
    _____________    ______    ________

     October-2005    NE         1.1902 
     October-2005    MidAtl     1.1865 
     October-2005    SE          1.273 
    November-2005    NE          1.361 
    November-2005    MidAtl      1.412 
    November-2005    SE          1.582 
    December-2005    NE         1.5003 
    December-2005    MidAtl     1.6043 
    December-2005    SE         1.8625 
     January-2006    NE         1.7772 
     January-2006    MidAtl      1.883 
     January-2006    SE          1.954 
    February-2006    NE          2.135 
    February-2006    MidAtl     2.1227 
    February-2006    SE         2.4803 
       March-2006    NE         2.2345 
      ⋮

関連する例

パラメーター

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ワークスペース内のすべての空でない table と timetable のリストから、入力 table または入力 timetable の名前を指定します。

入力 table または入力 timetable の各変数について行うアクションを指定します。変数のスタック時には、次の 3 つの可能なアクションがあります。

  • 定数 — 出力 table または出力 timetable に変数をコピーします。出力の行で必要とされる箇所に値を複製します。

  • スタック — 変数の値を出力の 1 つの変数にスタックします。たとえば、3 つの変数をスタックするよう選択する場合、それらすべての値が出力の 1 つの変数にスタックされます。

  • 破棄 — 変数およびその値を出力から除外します。

バージョン履歴

R2020a で導入

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