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sec

角度の正割 (ラジアン単位)

説明

Y = sec(X) は、X の要素の正割を返します。関数 sec は、配列の要素単位で演算を実行します。この関数は、実数入力と複素数入力の両方を受け入れます。

  • X が実数値の場合、sec(X) は区間 [-∞, -1] および [1, ∞] 内の実数値を返す。

  • X が複素数値の場合、sec(X) は複素数値を返す。

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定義域 -π/2<x<π/2 および π/2<x<3π/2 で正割をプロットします。

x1 = -pi/2+0.01:0.01:pi/2-0.01; 
x2 = pi/2+0.01:0.01:(3*pi/2)-0.01; 
plot(x1,sec(x1),x2,sec(x2)), grid on

Figure contains an axes object. The axes object contains 2 objects of type line.

ベクトル x の複素数角度の正割を計算します。

x = [-i pi+i*pi/2 -1+i*4];
y = sec(x)
y = 1×3 complex

   0.6481 + 0.0000i  -0.3985 + 0.0000i   0.0198 - 0.0308i

入力引数

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ラジアン単位の入力角度。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

データ型: single | double
複素数のサポート: あり

出力引数

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入力角度の正割。実数値または複素数値のスカラー、ベクトル、行列または多次元配列として返されます。

詳細

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正割関数

直角三角形を基準にして定義される角度 α の正割は、次のようになります。

sec(α)=1cos(α)=hypotenuseadjacent side=hb.

複素数引数 α の正割は次のようになります。

sec(α)=2eiα+eiα.

ヒント

  • 浮動小数点演算では、sec は有界の関数です。つまり、sec は、pi の倍数である発散点において Inf-Inf の値を返さず、代わりに絶対値の大きい数を返します。これは、π の浮動小数点表現が不正確であることに起因します。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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