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quantile

データ セットの分位数

説明

Q = quantile(A,p) は、区間 [0,1] の累積確率 p に対する入力データ A の要素の分位数を返します。

  • A がベクトルの場合、Q はスカラーまたは p と同じ長さのベクトルです。Q(i) には分位数 p(i) が含まれます。

  • A が行列の場合、Q は行ベクトルまたは行列であり、Q の行数は length(p) と等しくなります。Qi 行目には、A の各列の分位数 p(i) が含まれます。

  • A が多次元配列の場合、Q には、サイズが 1 でない最初の配列次元に沿って計算された分位数が含まれます。

Q = quantile(A,n) は、整数 n > 1 について n 個の等間隔の累積確率 (1/(n + 1), 2/(n + 1), ..., n/(n + 1)) に対する分位数を返します。

  • A がベクトルの場合、Q はスカラーまたは長さ n のベクトルです。

  • A が行列の場合、Qn 行の行列です。

  • A が多次元配列の場合、Q には、サイズが 1 でない最初の配列次元に沿って計算された分位数が含まれます。

Q = quantile(___,"all") は、最初の 2 つの構文のいずれかで A のすべての要素の分位数を返します。

Q = quantile(___,dim) は、最初の 2 つの構文のいずれかで次元 dim に沿って演算します。たとえば、A が行列の場合、quantile(A,p,2) は各行の要素について動作します。

Q = quantile(___,vecdim) は、最初の 2 つの構文のいずれかでベクトル vecdim で指定された次元に沿って演算します。たとえば、A が行列の場合、quantile(A,n,[1 2])A のすべての要素について動作します。これは、次元 1 と次元 2 で定義された配列スライスに行列内のすべての要素が含まれるためです。

Q = quantile(___,Method=method) は、指定されたメソッドを使用して分位数を計算します。メソッドは、前述の構文で任意の入力引数の組み合わせに加えて指定します。

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指定した確率に対するデータ セットの分位数を計算します。

サイズが 7 のデータ セットを生成します。

rng default % for reproducibility
A = randn(1,7)
A = 1×7

    0.5377    1.8339   -2.2588    0.8622    0.3188   -1.3077   -0.4336

A の要素の 0.3 分位数を計算します。

Q = quantile(A,0.3)
Q = 
-0.7832

累積確率 0.025、0.25、0.5、0.75、0.975 に対する A の要素の分位数を計算します。

Q = quantile(A,[0.025 0.25 0.5 0.75 0.975])
Q = 1×5

   -2.2588   -1.0892    0.3188    0.7810    1.8339

特定の数の確率に対するデータ セットの分位数を計算します。

サイズが 7 のデータ セットを生成します。

rng default % for reproducibility
A = randn(1,7)
A = 1×7

    0.5377    1.8339   -2.2588    0.8622    0.3188   -1.3077   -0.4336

A の要素の等間隔の 4 つの分位数を計算します。

Q = quantile(A,4)
Q = 1×4

   -1.4028   -0.2079    0.4720    0.9593

等間隔の 4 つの分位数を返す別の方法として、Q = quantile(A,[0.2,0.4,0.6,0.8]) を使用する方法もあります。

指定した確率に対する分位数をデータ行列の列と行に沿って計算します。

4 行 6 列のデータ行列を生成します。

rng default % for reproducibility
A = randn(4,6)
A = 4×6

    0.5377    0.3188    3.5784    0.7254   -0.1241    0.6715
    1.8339   -1.3077    2.7694   -0.0631    1.4897   -1.2075
   -2.2588   -0.4336   -1.3499    0.7147    1.4090    0.7172
    0.8622    0.3426    3.0349   -0.2050    1.4172    1.6302

A の各列の 0.3 分位数を計算します。

Q = quantile(A,0.3,1)
Q = 1×6

   -0.3013   -0.6958    1.5336   -0.1056    0.9491    0.1078

quantile は、A の列ごとに 1 つの分位数を計算し、行ベクトル Q を返します。-0.3013 は、A の 1 列目 (要素 0.5377、1.8339、-2.2588、0.8622 の列) の 0.3 分位数です。dim の既定値は 1 であるため、Q = quantile(A,0.3) も同じ結果を返します。

A の各行の 0.3 分位数を計算します。

Q = quantile(A,0.3,2)
Q = 4×1

    0.3844
   -0.8642
   -1.0750
    0.4985

quantile は、A の行ごとに 1 つの分位数を計算し、列ベクトル Q を返します。0.3844 は、A の 1 行目 (要素 0.5377、0.3188、3.5784、0.7254、-0.1241、0.6715 の行) の 0.3 分位数です。

等間隔の分位数をデータ行列の列と行に沿って計算します。

6 行 7 列のデータ行列を生成します。

rng default % for reproducibility
A = randi(10,6,7)
A = 6×7

     9     3    10     8     7     8     7
    10     6     5    10     8     1     4
     2    10     9     7     8     3    10
    10    10     2     1     4     1     1
     7     2     5     9     7     1     5
     1    10    10    10     2     9     4

A の列ごとに 3 つの等間隔の累積確率に対する分位数を計算します。

Q = quantile(A,3,1)
Q = 3×7

    2.0000    3.0000    5.0000    7.0000    4.0000    1.0000    4.0000
    8.0000    8.0000    7.0000    8.5000    7.0000    2.0000    4.5000
   10.0000   10.0000   10.0000   10.0000    8.0000    8.0000    7.0000

行列 Q の各列には、A の対応する列の分位数が含まれます。28、および 10 は、A の 1 列目 (要素 9、10、2、10、7、1 の列) の分位数です。dim の既定値は 1 であるため、Q = quantile(A,3) も同じ結果を返します。

A の行ごとに 3 つの等間隔の累積確率に対する分位数を計算します。

Q = quantile(A,3,2)
Q = 6×3

    7.0000    8.0000    8.7500
    4.2500    6.0000    9.5000
    4.0000    8.0000    9.7500
    1.0000    2.0000    8.5000
    2.7500    5.0000    7.0000
    2.5000    9.0000   10.0000

行列 Q の各行には、A の対応する行の 3 つの等間隔の分位数が含まれます。78、および 8.75 は、A の 1 行目 (要素 9、3、10、8、7、8、7 の行) の分位数です。

"all" および vecdim 入力を使用して、指定した確率に対する多次元配列の分位数を計算します。

3×5×2 の配列を作成します。確率のベクトルを指定します。

A = reshape(1:30,[3 5 2])
A = 
A(:,:,1) =

     1     4     7    10    13
     2     5     8    11    14
     3     6     9    12    15


A(:,:,2) =

    16    19    22    25    28
    17    20    23    26    29
    18    21    24    27    30

p = [0.25 0.75];

A のすべての要素の 0.25 分位数と 0.75 分位数を計算します。

Qall = quantile(A,p,"all")
Qall = 2×1

     8
    23

Qall(1)A の 0.25 分位数、Qall(2)A の 0.75 分位数です。

操作次元として次元 1 および 2 を指定して、A の各ページの 0.25 分位数と 0.75 分位数を計算します。

Qpage = quantile(A,p,[1 2])
Qpage = 
Qpage(:,:,1) =

    4.2500
   11.7500


Qpage(:,:,2) =

   19.2500
   26.7500

Qpage(1,1,1)A の最初のページの 0.25 分位数、Qpage(2,1,1)A の最初のページの 0.75 分位数です。

操作次元として次元 2 および 3 を指定して、A(i,:,:) の各スライスの要素の 0.25 分位数と 0.75 分位数を計算します。

Qrow = quantile(A,p,[2 3])
Qrow = 3×2

     7    22
     8    23
     9    24

Qrow(3,1)A(3,:,:) の要素の 0.25 分位数、Qrow(3,2)A(3,:,:) の要素の 0.75 分位数です。

偶数個の要素をもつベクトルの中央値と四分位数を求めます。

データ ベクトルを作成します。

A = [2 5 6 10 11 13]
A = 1×6

     2     5     6    10    11    13

A の要素の中央値を計算します。

Q = quantile(A,0.5)
Q = 
8

A の要素の四分位数を計算します。

Q = quantile(A,[0.25, 0.5, 0.75])
Q = 1×3

     5     8    11

A の要素の四分位数を計算する別の方法として、Q = quantile(A,3) を使用する方法もあります。

quantile線形内挿を使用して中央値と四分位数を求めるため、その結果は教科書に記載された定義とは異なる場合があります。

奇数個の要素をもつベクトルの中央値と四分位数を求めます。

データ ベクトルを作成します。

A = [2 4 6 8 10 12 14]
A = 1×7

     2     4     6     8    10    12    14

A の要素の中央値を計算します。

Q = quantile(A,0.50)
Q = 
8

A の要素の四分位数を計算します。

Q = quantile(A,[0.25, 0.5, 0.75])
Q = 1×3

    4.5000    8.0000   11.5000

A の四分位数を計算する別の方法として、Q = quantile(A,3) を使用する方法もあります。

quantile線形内挿を使用して中央値と四分位数を求めるため、その結果は教科書に記載された定義とは異なる場合があります。

特定の確率に対する tall 列ベクトルの正確な分位数および近似分位数を計算します。

tall 配列に対して計算を実行すると、MATLAB® は並列プール (Parallel Computing Toolbox™ がある場合の既定) またはローカル MATLAB セッションのいずれかを使用します。Parallel Computing Toolbox がある場合にローカル MATLAB セッションを使用してサンプルを実行するには、関数mapreducerを使用してグローバル実行環境を変更します。

mapreducer(0)

airlinesmall データ セットのデータストアを作成します。"NA" 値を欠損データとして扱って、datastoreNaN 値に置き換えられるようにします。ArrTime 変数を処理するように指定します。

ds = datastore("airlinesmall.csv","TreatAsMissing","NA", ...
    "SelectedVariableNames","ArrTime");

データストア上に tall table tt を作成し、tall table から tall ベクトル A にデータを抽出します。

tt = tall(ds)
tt =

  M×1 tall table

    ArrTime
    _______

      735  
     1124  
     2218  
     1431  
      746  
     1547  
     1052  
     1134  
       :
       :
A = tt{:,:}
A =

  M×1 tall double column vector

         735
        1124
        2218
        1431
         746
        1547
        1052
        1134
         :
         :

累積確率 p = 0.5 に対する A の正確な分位数を計算します。A が tall 列ベクトルで p がスカラーであるため、既定では quantile は正確な分位数の値を返します。

p = 0.5;
Qexact = quantile(A,p)
Qexact =

  tall double

    ?

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p = 0.5 に対する A の近似分位数を計算します。method"approximate" として指定して、分位数の計算にT-Digestに基づく近似アルゴリズムを使用します。

Qapprox = quantile(A,p,Method="approximate")
Qapprox =

  M×N×... tall array

    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    :    :    :
    :    :    :

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gather を使用して、tall 配列を評価して結果をメモリに入れます。

[Qexact,Qapprox] = gather(Qexact,Qapprox)
Evaluating tall expression using the Local MATLAB Session:
- Pass 1 of 4: Completed in 1.1 sec
- Pass 2 of 4: Completed in 0.37 sec
- Pass 3 of 4: Completed in 0.7 sec
- Pass 4 of 4: Completed in 0.45 sec
Evaluation completed in 3.3 sec
Qexact = 
1522
Qapprox = 
1.5220e+03

正確な分位数と近似分位数の値は、表示されている 4 桁までは同じです。

指定した累積確率に対する tall 行列の正確な分位数および近似分位数を異なる次元に沿って計算します。

tall 配列に対して計算を実行すると、MATLAB® は並列プール (Parallel Computing Toolbox™ がある場合の既定) またはローカル MATLAB セッションのいずれかを使用します。Parallel Computing Toolbox がある場合にローカル MATLAB セッションを使用してサンプルを実行するには、関数mapreducerを使用してグローバル実行環境を変更します。

mapreducer(0)

airlinesmall データ セットから varnames に格納されている変数のサブセットが含まれた tall 行列 A を作成します。tall 配列からデータを抽出するステップの詳細については、特定の確率に対する tall ベクトルの分位数を参照してください。

varnames = ["ArrDelay","ArrTime","DepTime","ActualElapsedTime"];
ds = datastore("airlinesmall.csv","TreatAsMissing","NA", ...
    "SelectedVariableNames",varnames);
tt = tall(ds);
A = tt{:,varnames}
A =

  M×4 tall double matrix

           8         735         642          53
           8        1124        1021          63
          21        2218        2055          83
          13        1431        1332          59
           4         746         629          77
          59        1547        1446          61
           3        1052         928          84
          11        1134         859         155
          :          :            :           :
          :          :            :           :

1 番目以外の次元に沿って演算する場合、関数 quantile は、T-Digestに基づく近似アルゴリズムではなく、並べ替えに基づくアルゴリズム (アルゴリズムを参照) を使用して効率的に計算できるように正確な分位数のみを計算します。

2 番目の次元に沿って、累積確率 0.25、0.5、および 0.75 のベクトル p に対する A の正確な分位数を計算します。

p = [0.25 0.5 0.75];
Qexact = quantile(A,p,2)
Qexact =

  M×N×... tall array

    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    :    :    :
    :    :    :

Preview deferred. Learn more.

関数が最初の次元に沿って演算し、p が累積確率のベクトルである場合、t-digest に基づく近似アルゴリズムを使用して分位数を計算する必要があります。並べ替えに基づくアルゴリズムを使用して tall 配列の最初の次元に沿って分位数を求めるのは、計算負荷が高い処理です。

最初の次元に沿って、累積確率 0.25、0.5、および 0.75 に対する A の近似分位数を計算します。既定の次元は 1 であるため、dim に値を指定する必要はありません。

Qapprox = quantile(A,p,Method="approximate")
Qapprox =

  M×N×... tall array

    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    :    :    :
    :    :    :

Preview deferred. Learn more.

gather を使用して、tall 配列を評価して結果をメモリに入れます。

[Qexact,Qapprox] = gather(Qexact,Qapprox);
Evaluating tall expression using the Local MATLAB Session:
- Pass 1 of 1: Completed in 2.4 sec
Evaluation completed in 3.3 sec

累積確率 0.25、0.5、および 0.75 に対する (2 番目の次元に沿った) A の正確な分位数の最初の 5 行を表示します。

Qexact(1:5,:)
ans = 5×3
103 ×

    0.0305    0.3475    0.6885
    0.0355    0.5420    1.0725
    0.0520    1.0690    2.1365
    0.0360    0.6955    1.3815
    0.0405    0.3530    0.6875

行列 Qexact の各行には、A の対応する行の 3 つの分位数が含まれます。たとえば、30.5347.5、および 688.5 は、それぞれ A の 1 行目の 0.25、0.5、および 0.75 の分位数です。

累積確率 0.25、0.5、および 0.75 に対する (最初の次元に沿った) A の近似分位数を表示します。

Qapprox
Qapprox = 3×4
103 ×

   -0.0070    1.1149    0.9321    0.0700
         0    1.5220    1.3350    0.1020
    0.0110    1.9180    1.7400    0.1510

行列 Qapprox の各列には、A の対応する列の 3 つの分位数が含まれます。たとえば、Qapprox の 1 列目の要素は –7、0、11 であり、A の 1 列目の分位数が格納されています。

特定の数の等間隔の累積確率に対する tall 行列の正確な分位数および近似分位数を異なる次元に沿って計算します。

tall 配列に対して計算を実行すると、MATLAB® は並列プール (Parallel Computing Toolbox™ がある場合の既定) またはローカル MATLAB セッションのいずれかを使用します。Parallel Computing Toolbox がある場合にローカル MATLAB セッションを使用してサンプルを実行するには、関数mapreducerを使用してグローバル実行環境を変更します。

mapreducer(0)

airlinesmall データ セットから varnames に格納されている変数のサブセットが含まれた tall 行列 A を作成します。tall 配列からデータを抽出するステップの詳細については、特定の確率に対する tall ベクトルの分位数を参照してください。

varnames = ["ArrDelay","ArrTime","DepTime","ActualElapsedTime"];
ds = datastore("airlinesmall.csv","TreatAsMissing","NA", ...
    "SelectedVariableNames",varnames);
tt = tall(ds);
A = tt{:,varnames}
A =

  M×4 tall double matrix

           8         735         642          53
           8        1124        1021          63
          21        2218        2055          83
          13        1431        1332          59
           4         746         629          77
          59        1547        1446          61
           3        1052         928          84
          11        1134         859         155
          :          :            :           :
          :          :            :           :

最初の次元に沿って等間隔の累積確率に対する分位数を計算するには、T-Digestに基づく近似アルゴリズムを使用する必要があります。並べ替えに基づくアルゴリズム (アルゴリズムを参照) を使用して tall 配列の最初の次元に沿って分位数を求めるのは、計算負荷が高い処理です。

A の最初の次元に沿って 3 つの等間隔の累積確率に対する分位数を計算します。既定の次元は 1 であるため、dim に値を指定する必要はありません。method"approximate" として指定して、近似アルゴリズムを使用します。

Qapprox = quantile(A,3,Method="approximate")
Qapprox =

  M×N×... tall array

    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    :    :    :
    :    :    :

Preview deferred. Learn more.

その他の次元 (dim1 以外) に沿って等間隔の累積確率に対する分位数を計算する場合、quantile は、並べ替えに基づくアルゴリズムを使用して効率的に計算できるように正確な分位数のみを計算します。

A の 2 番目の次元に沿って 3 つの等間隔の累積確率に対する分位数を計算します。dim が 1 でないため、既定では quantile は正確な分位数を返します。

Qexact = quantile(A,3,2)
Qexact =

  M×N×... tall array

    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    ?    ?    ?    ...
    :    :    :
    :    :    :

Preview deferred. Learn more.

gather を使用して、tall 配列を評価して結果をメモリに入れます。

[Qapprox,Qexact] = gather(Qapprox,Qexact);
Evaluating tall expression using the Local MATLAB Session:
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3 つの等間隔の累積確率に対する (最初の次元に沿った) A の近似分位数を表示します。

Qapprox
Qapprox = 3×4
103 ×

   -0.0070    1.1149    0.9321    0.0700
         0    1.5220    1.3350    0.1020
    0.0110    1.9180    1.7400    0.1510

行列 Qapprox の各列には、A の対応する列の分位数が含まれます。たとえば、Qapprox の 1 列目の要素は –7、0、11 であり、A の 1 列目の分位数が格納されています。

3 つの等間隔の累積確率に対する (2 番目の次元に沿った) A の正確な分位数の最初の 5 行を表示します。

Qexact(1:5,:)
ans = 5×3
103 ×

    0.0305    0.3475    0.6885
    0.0355    0.5420    1.0725
    0.0520    1.0690    2.1365
    0.0360    0.6955    1.3815
    0.0405    0.3530    0.6875

行列 Qexact の各行には、A の対応する行の 3 つの等間隔の分位数が含まれます。たとえば、30.5347.5、および 688.5 は、それぞれ A の 1 行目の 0.25、0.5、および 0.75 の分位数です。

入力引数

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入力配列。ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

データ型: double | single | duration

分位数を計算する累積確率。0 から 1 のスカラーまたはスカラーのベクトルとして指定します。

例: 0.3

例: [0.25, 0.5, 0.75]

例: (0:0.25:1)

データ型: double | single

分位数を計算する確率の数。正の整数のスカラーとして指定します。quantile は、データ セットを均等に分布した n+1 個のセグメントに分割する n 個の分位数を返します。

データ型: double | single

演算の対象の次元。正の整数のスカラーとして指定します。次元を指定しない場合、既定値はサイズが 1 でない最初の配列次元です。

入力行列 A と累積確率のベクトル p を考えます。

  • Q = quantile(A,p,1) は、p の累積確率に対する A の列の分位数を計算します。指定された操作次元が 1 であるため、Q には length(p) 個の行が含まれます。

  • Q = quantile(A,p,2) は、p の累積確率に対する A の行の分位数を計算します。指定された操作次元が 2 であるため、Q には length(p) 個の列が含まれます。

入力行列 A と等間隔の確率のベクトル n を考えます。

  • Q = quantile(A,n,1) は、n 個の等間隔の累積確率に対する A の列の分位数を計算します。指定された操作次元が 1 であるため、Q には n 個の行が含まれます。

  • Q = quantile(A,n,2) は、n 個の等間隔の累積確率に対する A の行の分位数を計算します。指定された操作次元が 2 であるため、Q には n 個の列が含まれます。

次元 dim は、長さが length(p) または n に等しい Q の次元を示します。

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

演算の対象の次元のベクトル。正の整数のベクトルとして指定します。各要素は入力データの次元を表します。

指定された最小の操作次元の出力 Q のサイズは length(p) または n に等しくなります。vecdim で指定されたその他の操作次元の Q のサイズは 1 です。vecdim で指定されていないすべての次元の Q のサイズは入力データと同じままです。

2×3×3 の入力配列 A と累積確率 p を考えます。quantile(A,p,[1 2]) は、操作次元が 1 と 2 で min([1 2]) = 1 であるため、length(p)×1×3 の配列を返します。返された配列の各ページには、A の対応するページの要素の分位数が含まれます。

データ型: double | single | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

分位数を計算する方法。次の値のいずれかとして指定します。

  • "midpoint" — 並べ替えを使用する中点アルゴリズムを使って分位数を計算します。

    R2025a より前: このメソッドには "exact" を使用します。

  • "inclusive" — 並べ替えを使用し、データの範囲内に 0 番目と 1 番目の分位数を含めるアルゴリズムで分位数を計算します。 (R2025a 以降)

  • "exclusive" — 並べ替えを使用し、データの範囲から 0 番目と 1 番目の分位数を除外するアルゴリズムで分位数を計算します。 (R2025a 以降)

  • "approximate"double または single の入力配列に T-Digest を使用するアルゴリズムを使って近似分位数を計算します。

分位数の計算に関する詳細については、アルゴリズムを参照してください。

詳細

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アルゴリズム

n 要素のベクトル A について、quantile 関数は、"approximate" 以外のメソッドが選択されている場合、並べ替えに基づくアルゴリズムを使用して分位数を計算します。

  1. A 内の並べ替えられた要素は、次の表に記載されているように、選択したメソッドに基づいて分位数にマッピングされます。

    分位数Method

    "midpoint"

    R2025a より前: "exact"

    "inclusive" (R2025a 以降)

    "exclusive" (R2025a 以降)

    1 番目の並べ替えられた要素の分位数1/(2n)01/(n+1)
    2 番目の並べ替えられた要素の分位数3/(2n)1/(n−1)2/(n+1)
    3 番目の並べ替えられた要素の分位数5/(2n)2/(n−1)3/(n+1)
    ............
    k 番目の並べ替えられた要素の分位数(2k−1)/(2n)(k−1)/(n−1)k/(n+1)
    ............
    (n−1) 番目の並べ替えられた要素の分位数(2n−3)/(2n)(n−2)/(n−1)(n−1)/(n+1)
    n 番目の並べ替えられた要素の分位数(2n−1)/(2n)1n/(n+1)

    たとえば、A[6 3 2 10 1] の場合、分位数は次の表に示すとおりです。

    分位数Method

    "midpoint"

    R2025a より前: "exact"

    "inclusive" (R2025a 以降)

    "exclusive" (R2025a 以降)

    1 の分位数1/1001/6
    2 の分位数3/101/41/3
    3 の分位数1/21/21/2
    6 の分位数7/103/42/3
    10 の分位数9/1015/6

  2. quantile 関数は線形内挿を使用して、A の最初の並べ替えられた要素から最後の並べ替えられた要素までの確率の分位数を計算します。詳細については、線形内挿を参照してください。

    たとえば、A[6 3 2 10 1] の場合、次のようになります。

    • midpoint メソッドの場合、0.4 番目の分位数は 2.5 です。

      R2025a より前: exact メソッドの場合、0.4 番目の分位数は 2.5 です。

    • inclusive メソッドの場合、0.4 番目の分位数は 2.6 です。 (R2025a 以降)

    • exclusive メソッドの場合、0.4 番目の分位数は 2.4 です。 (R2025a 以降)

  3. quantile 関数は A 内の要素の最小値または最大値を、その範囲外の確率に対応する分位数に割り当てます。

    たとえば、A[6 3 2 10 1] の場合、midpoint メソッドと exclusive メソッドの両方で、0.05 番目の分位数は 1 です。 (R2025a 以降)

    R2025a より前: たとえば、A[6 3 2 10 1] の場合、exact メソッドでは、0.05 番目の分位数は 1 です。

quantile 関数は NaN 値を欠損値として扱って削除します。

参照

[1] Langford, E. “Quartiles in Elementary Statistics”, Journal of Statistics Education. Vol. 14, No. 3, 2006.

[2] Dunning, T., and O. Ertl. “Computing Extremely Accurate Quantiles Using T-Digests.” August 2017.

拡張機能

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バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

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