netcdf.putAtt
netCDF 属性にデータを書き込む
構文
netcdf.putAtt(ncid,varid,attrname,attrvalue)
netcdf.putAtt(ncid,varid,attrname,attrvalue,xtype)
説明
netcdf.putAtt(ncid,varid,attrname,attrvalue)
は値 attrvalue
をもつ attrname
という名前の属性を、varid
によって指定される netCDF 変数に書き込みます。グローバル属性を指定するには、varid
に対して netcdf.getConstant('NC_GLOBAL')
を使用します。
ncid
は、関数 netcdf.create
または関数 netcdf.open
によって返される netCDF ファイル識別子です。
netcdf.putAtt(ncid,varid,attrname,attrvalue,xtype)
は、attrvalue
を xtype
に指定されたデータ型として書き込みます。次のものとして xtype
の値を指定します。
次の値のいずれかが含まれた文字ベクトルまたは string スカラー
xtype
の値MATLAB® クラス NC_DOUBLE
double
NC_FLOAT
single
NC_INT64
(netCDF-4 ファイルのみ)int64
NC_UINT64
(netCDF-4 ファイルのみ)uint64
NC_INT
int32
NC_UINT
(netCDF-4 ファイルのみ)uint32
NC_SHORT
int16
NC_USHORT
(netCDF-4 ファイルのみ)uint16
NC_BYTE
int8
NC_UBYTE
(netCDF-4 ファイルのみ)uint8
NC_CHAR
char
NC_STRING
(netCDF-4 ファイルのみ)string
関数
netcdf.getConstant
により返された等価の数値関数
netcdf.defVlen
により返された数値型識別子 (cell 配列に対応するユーザー定義のNC_VLEN
型の属性の場合)
メモ
netcdf.putAtt
を使用して netCDF4 ファイルの '_FillValue'
属性を設定することはできません。変数の埋め込み値を設定するには、関数 netcdf.defVarFill
を使用します。
関数 netcdf.putAtt
は、netCDF ライブラリ C API のさまざまな属性の I/O 関数に相当します。この関数を使用するには、NetCDF プログラミング パラダイムに関する知識が必要です。
例
ヒント
attrvalue
に複数の次元がある場合、関数netcdf.putAtt
はattrvalue
を列優先の順序でフラットにしてから属性値を書き込みます。たとえば、attrvalue
を[1 2 3; 4 5 6]
として指定した場合と、attrvalue
を[1 4 2 5 3 6]
として指定した場合とでは、どちらでも同じ効果が得られます。また、
NC_VLEN
型の変数では、attrvalue
に複数の次元をもつエントリが含まれている場合、関数netcdf.putAtt
は列優先の順序でそうしたエントリをフラットにしてから値を書き込みます。たとえば、NC_VLEN
型の変数では、attrvalue
を以下のように指定した場合と、{[0.5 0.3]; [0 -0.7 5.2; 4.6 2.5 1.8]}
attrvalue
を以下のように指定した場合とでは、{[0.5; 0.3] [0; 4.6; -0.7; 2.5; 5.2; 1.8]}
同じ効果が得られます。