verifyTrue
クラス: matlab.unittest.qualifications.Verifiable
パッケージ: matlab.unittest.qualifications
値が true であることを検証する
説明
入力引数
例
ヒント
verifyTrue
は便利なメソッドです。たとえば、verifyTrue(testCase,actual)
は、以下のコードと機能的に等価です。import matlab.unittest.constraints.IsTrue testCase.verifyThat(actual,IsTrue)
verifyTrue
では、IsEqualTo
のような他の制約と同じレベルの精度の情報が得られないことがあります。この例では、verifyTrue
を使用したテストはパスしますが、verifyEqual
を使用したテストは失敗します。actual = 5; expected = uint8(5); testCase = matlab.unittest.TestCase.forInteractiveUse; verifyTrue(testCase,isequal(actual,expected)) % Test passes verifyEqual(testCase,actual,expected) % Test fails
一般に、
verifyTrue
はIsEqualTo
より高速に実行されますが厳密性が低くなり、エラーの発生時の診断情報が少なくなります。verifyTrue
の代替方法はverifyReturnsTrue
メソッドです。verifyTrue
は実行速度が速く、使いやすいですが、verifyReturnsTrue
はわずかに優れた診断情報を提供します。この例では両方のテストが失敗しますが、2 番目のテストは診断の一部として関数ハンドルを表示します。actual = 1; expected = 2; testCase = matlab.unittest.TestCase.forInteractiveUse; verifyTrue(testCase,isequal(actual,expected)) verifyReturnsTrue(testCase,@()isequal(actual,expected))
検証検定を使用して、例外をスローせずにエラーを生成して記録します。検証では例外がスローされないため、すべてのテスト内容は検証エラーが発生しても最後まで実行されます。通常の場合、検証はテストを早期終了する必要がないため、ユニット テストの主な検定となります。前提条件の違反や不適切なテスト設定がないかどうかをテストするには、他の検定タイプを使用します。
テスト環境がテスト エラーを回避するために必要な前提条件を満たしていることを確認するには、仮定検定を使用してください。仮定エラーが発生するとテストのフィルター処理が行われ、テスト フレームワークによってテストが
Incomplete
としてマークされます。詳細については、matlab.unittest.qualifications.Assumable
を参照してください。エラー条件によって現在のテスト内容の残りが無効になっても、それ以降のテストは正しく実行される場合、アサーション検定を使用してください。アサーション地点におけるエラーによって、現在のテストが
Failed
およびIncomplete
となります。詳細については、matlab.unittest.qualifications.Assertable
を参照してください。エラーが発生した場合にテスト セッションを中止するには、致命的なアサーション検定を使用してください。これらの検定は、エラーがあまりに根本的なものであり、テストを続行する意義がない場合に役立ちます。致命的なアサーション検定は、フィクスチャの破棄で環境の状態が正しく復元されず、テストを中止して新しいセッションを開始する方が望ましい場合にも有益です。詳細については、
matlab.unittest.qualifications.FatalAssertable
を参照してください。
バージョン履歴
R2013a で導入