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getAxes

クラス: matlab.graphics.chartcontainer.ChartContainer
名前空間: matlab.graphics.chartcontainer

チャート コンテナー サブクラスの座標軸を取得

構文

ax = getAxes(obj)

説明

ax = getAxes(obj)matlab.graphics.chartcontainer.ChartContainer 基底クラスから継承するチャートの 1 つ以上の axes オブジェクトを返します。

入力引数

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matlab.graphics.chartcontainer.ChartContainer 基底クラスから継承するクラスのオブジェクト。

出力引数

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axes オブジェクトまたは axes オブジェクトの配列。ax の内容は、クラス定義内でプロット関数を呼び出す場合にターゲット座標軸を指定するのに役立ちます。ax を使用して、座標軸のプロパティを設定することもできます。

チャートの内容に応じて、ax はスカラーの axes オブジェクトまたは axes オブジェクトの配列である可能性があります。

  • チャートに axes オブジェクトがまだ含まれていない場合、getAxes は直交座標軸を作成して ax として返します。

  • チャートに直交 axes、polar axes、または geographic axes のオブジェクトが 1 つ含まれている場合、ax はそのオブジェクトとして返されます。

  • チャートに複数の axes オブジェクトが含まれている場合、ax はこれらのオブジェクトの配列です。

getAxes は直交 axes、polar axes、または geographic axes のオブジェクトのみを返します。TiledChartLayout の下位である他の型のオブジェクトは返しません。

属性

Protectedtrue

メソッドの属性の詳細については、メソッドの属性を参照してください。

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setup メソッドは、プロット関数を呼び出す場合と座標軸のホールド状態を設定する場合によく使用されます。どちらの場合も、ターゲットの座標軸を指定しなければなりません。

クラス定義ファイルで setup メソッドを作成します。そのメソッド内で、getAxes を呼び出して axes オブジェクト ax を取得します。次に、ax を最初の引数として関数 plot と関数 hold に渡すことにより、2 本のラインをプロットします。メソッドの最後に hold(ax,'off') を呼び出します。

classdef TwoLinesPlot < matlab.graphics.chartcontainer.ChartContainer
    
    properties
        % ...
    end
    
    methods(Access = protected)
        function setup(obj)
            % Get the axes
            ax = getAxes(obj);
            
            % Plot two lines in the axes
            line1 = plot(ax,[1 2 3 4 5],[3 5 1 4 9]);
            hold(ax,'on')
            line2 = plot(ax,[1 2 3 4 5],[30 52 21 9 18]);
            
            % Turn off hold state
            hold(ax,'off')
        end
        function update(obj)
            % ...
        end
    end
end

クラス定義ファイルで setup メソッドを定義します。そのメソッド内で、getAxes を呼び出して axes オブジェクト ax を取得します。次に、x 軸の色と、座標軸のフォントの角度を設定します。hold(ax,'on') を、どのプロット関数よりも前に呼び出します。その後、メソッドの最後に hold(ax,'off') を呼び出します。

classdef RedAxisPlot < matlab.graphics.chartcontainer.ChartContainer
    
    properties
        % ...
    end
    
    methods(Access = protected)
        function setup(obj)
            ax = getAxes(obj);
            ax.XColor = [1 0 0];
            ax.FontAngle = 'italic';
            hold(ax,'on')
            
            % Call plotting functions
            % ...
            
            hold(ax,'off')
        end
        function update(obj)
            % ...
        end
    end
end

制限

  • 座標軸の OuterPositonInnerPositionPositionPositionConstraint の各プロパティを設定すると、予期せぬ結果となる場合があります。代わりに、チャートのインスタンスで位置を設定してください。

  • 座標軸の Parent プロパティを変更することは推奨されません。代わりに、チャートのインスタンスで Parent プロパティを指定してください。

バージョン履歴

R2019b で導入

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