getpixelposition

ピクセルで成分位置の取得

構文

pos = getpixelposition(c)

pos = getpixelposition(c,isrecursive)

説明

pos = getpixelposition(c) は、c で指定されたコンポーネントの位置をピクセル単位で返します。MATLAB^® は、その位置を、親コンテナーを基準とするコンポーネントの位置とサイズを指定する 4 要素ベクトルとして [left bottom width height] の形式で返します。

pos = getpixelposition(c,isrecursive) は、isrecursive が true の場合、親 Figure を基準とするコンポーネントの位置を返します。isrecursive の既定値は false であり、直接の親コンテナーを基準とする位置を返します。

例

パネルを基準とする位置の取得

パネル コンテナー内にプッシュ ボタンを作成します。

f = figure('Position',[300 300 300 200]);
p = uipanel('Position',[.2 .2 .6 .6]);
btn = uicontrol(p,'Style','PushButton', ...
     'Units','Normalized', ...
     'String','Push Button', ...
     'Position',[.1 .1 .5 .2]);

親コンテナーであるパネルを基準とするプッシュ ボタンの位置をピクセル単位で取得します。

pos = getpixelposition(btn)

pos =

   18.6000   12.6000   88.0000   23.2000

Figure ウィンドウを基準とする位置の取得

パネル コンテナー内にプッシュ ボタンを作成します。

f = figure('Position',[300 300 300 200]);
p = uipanel('Position',[.2 .2 .6 .6]);
btn = uicontrol(p,'Style','PushButton', ...
     'Units','Normalized', ...
     'String','Push Button', ...
     'Position',[.1 .1 .5 .2]);

親 Figure を基準とするプッシュ ボタンの位置をピクセル単位で取得します。

pos = getpixelposition(btn,true)

pos1 =
      80.6000   54.6000   88.0000   23.2000

入力引数

c — UI コンポーネント

UI コンポーネント オブジェクト

UI コンポーネント。

isrecursive — Figure を基準とする位置を返す

false または 0 (既定値) | true または 1

親 Figure を基準とする位置を返すかどうか。数値または logical 0 (false) または 1 (true) として指定します。

• 0 (false) — 関数は、直接の親を基準とするコンポーネントの位置を返します。

• 1 (true) — 関数は、Figure ウィンドウを基準とするコンポーネントの位置を返します。

詳細

ピクセル

Windows^® システムおよび Macintosh システムでは、ピクセルのサイズは 1/96 インチです。このサイズはシステムの解像度に依存しません。

Linux^® システムでは、ピクセルのサイズは使用しているシステムの解像度によって決まります。

バージョン履歴

R2007a で導入

参考

setpixelposition | uicontrol | uipanel | figure