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feval

説明

[y1,...,yN] = feval(fun,x1,...,xM) は関数名または関数ハンドルと、入力引数 x1,...,xM を使用して関数を評価します。

関数 feval は、関数ハンドルを直接呼び出すときと同じスコープおよび優先順位規則に従います。詳細については、関数ハンドルの作成を参照してください。

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関数名を使用して、pi の値を最も近い整数に丸めます。

fun = 'round';
x1 = pi;
y = feval(fun,x1)
y = 
3

pi の値を小数点以下 2 桁に丸めます。

x2 = 2;
y = feval(fun,x1,x2)
y = 
3.1400

入力引数

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評価対象の関数。関数名または関数ハンドルとして指定します。関数は入力引数 M を受け取り、出力引数 N を返します。fun を関数名として指定する場合は、パス情報を含めないでください。

関数ハンドルを指定した feval の呼び出しは、関数ハンドルを直接呼び出すことと等価です。

例: fun = 'cos'

例: fun = @sin

評価する関数への入力。入力のタイプは、関数 fun によって決まります。

出力引数

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評価する関数からの出力。出力のタイプは、関数 fun によって決まります。

ヒント

  • 関数ハンドルがある場合、関数ハンドルを直接呼び出すことができるので、feval を使用する必要はありません。次のステートメントの結果は等価です。

    fh = @eig;
    [V,D] = fh(A)
    
    [V,D] = feval(@eig,A)
  • feval を使用して、入れ子にされた関数またはローカル関数を評価するには、関数名ではなく関数ハンドルを使用します。詳細については、関数ハンドルを使用したローカル関数の呼び出しを参照してください。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入