MATLAB ヘルプ センター
低水準の等高線行列の計算
M = contourc(Z)
M = contourc(x,y,Z)
M = contourc(___,levels)
M = contourc(Z) は、表面の等高線行列 M を計算します。x-y 平面からの表面の高さの値が含まれている行列として Z を指定します。MATLAB® により、等高線の数と対応する値が判別されます。Z の列と行のインデックスは、それぞれ平面の x 座標と y 座標です。
M
Z
メモ
contourc から返される行列は、contour、contourf、および contour3 の各関数からの結果と矛盾している場合があります。それらの関数のいずれかで使用される行列を取得するには、出力引数を指定してその関数を呼び出します。
contourc
contour
contourf
contour3
例
M = contourc(x,y,Z) は、Z の値に x 座標および y 座標を指定します。
x
y
M = contourc(___,levels) は、前述の任意の構文における最後の引数として、計算する等高線を指定します。スカラー値 n として levels を指定し、自動的に選択されたレベル (高さ) n の等高線を計算します。特定の高さの等高線を計算するには、単調増加する値のベクトルとして levels を指定します。1 つの高さ (k) の等高線を計算するには、levels を 2 要素の行ベクトル [k k] として指定します。
levels
n
k
[k k]
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ベクトル x と y を作成します。次に、"xy" 平面にグリッドを定義する行列 Xm および Ym を作成します。行列 Z を放物面の高さの値として定義します。
Xm
Ym
x = -5:0.5:5; y = -5:0.5:5; [Xm,Ym] = meshgrid(x,y); Z = Xm.^2 + Ym.^2;
Z の "x" 座標および "y" 座標を指定せずに、Z の等高線行列を計算します。結果を行列 M1 として返し、最初の 5 列を表示します。最初の列の値は、最初の等高線について Z=5 であり、頂点が 29 個あることを示しています。最初の頂点は、x=7、y=13 にあります。
M1
Z=5
29
x=7
y=13
M1 = contourc(Z); M1(:,1:5)
ans = 2×5 5.0000 7.0000 7.7143 8.0000 9.0000 29.0000 13.0000 14.0000 14.2857 15.0000
もう一度 Z の等高線行列を計算します。今度は、"x" 座標と "y" 座標を指定します。M2 の最初の 5 列を表示します。最初の Z の値および最初の等高線の頂点の数が M1 と同じであるが、頂点の座標が異なっていることに注意してください。
M2
M2 = contourc(x,y,Z); M2(:,1:5)
ans = 2×5 5.0000 -2.0000 -1.6429 -1.5000 -1.0000 29.0000 1.0000 1.5000 1.6429 2.0000
contourc 関数で選択された 10 レベルの等高線行列を計算します。結果を行列 M として返し、最初の 5 列を表示します。最初の列の値は、最初の等高線について Z=4.55 であり、頂点が 37 個あることを示しています。最初の頂点は、x=-2、y=0.697 にあります。
Z=4.55
37
x=-2
y=0.697
M = contourc(x,y,Z,10); M(:,1:5)
ans = 2×5 4.5455 -2.0000 -1.8701 -1.5130 -1.5000 37.0000 0.6970 1.0000 1.5000 1.5130
4 つの特定レベル (5、10、15、20) の等高線行列を計算します。結果を行列 M として返し、最初の 5 列を表示します。最初の列の値は、最初の等高線について Z=5 であり、頂点が 29 個あることを示しています。最初の頂点は、x=-2、y=1 にあります。
5
10
15
20
y=1
M = contourc(x,y,Z,[5 10 15 20]); M(:,1:5)
x 座標。長さ n のベクトルとして指定します ([m,n] = size(Z))。x の既定値はベクトル (1:n) です。ベクトルの値は厳密に増加または減少している必要があります。
[m,n] = size(Z)
(1:n)
例: x = 1:10
x = 1:10
例: x = [1 2 3 4 5]
x = [1 2 3 4 5]
contourc は、等間隔の等高線グリッドを使って等高線を計算したのち、データを変換して x または y に設定します。x または y が等間隔ではない場合、等高線の形状は歪むことがあります。
データ型: double
double
y 座標。長さ m のベクトルとして指定します ([m,n] = size(Z))。y の既定値はベクトル (1:m) です。ベクトルの値は厳密に増加または減少している必要があります。
m
(1:m)
例: y = 1:10
y = 1:10
例: y = [1 2 3 4 5]
y = [1 2 3 4 5]
z 座標。行列として指定します。この行列には、少なくとも 2 行と 2 列がなければならず、少なくとも 2 つの異なる値が含まれなければなりません。
例: Z = peaks(20)
Z = peaks(20)
等高線のレベル。0 または正の整数のスカラー、あるいはベクトルとして指定します。この引数を使用して等高線の数と位置を制御します。レベルを指定しない場合、関数 contourc はレベルを自動的に選択します。
自動的に選択された n 個の高さの等高線を計算するには、levels をスカラー値 n として指定します。
特定の高さの等高線を計算するには、単調増加する値のベクトルとして levels を指定します。
単一の高さ k の等高線を計算するには、levels を 2 要素の行ベクトル [k k] として指定します。
例: contourc(peaks,10) は、関数 peaks の自動的に選択された 10 個の高さの等高線を計算します。
contourc(peaks,10)
peaks
例: contourc(peaks,[-4 0 4]) は、関数 peaks の特定の 3 つの高さ -4、0、および 4 の等高線を計算します。
contourc(peaks,[-4 0 4])
-4
0
4
例: contourc(peaks,[3 3]) は、関数 peaks の高さが 3 の等高線を計算します。
contourc(peaks,[3 3])
3
等高線行列。次の形式の 2 行の行列として返されます。
Z1, x1,1, x1,2, ..., x1,N1, Z2, x2,1, x2,2, ..., x2,N2, Z3, ... N1, y1,1, y1,2, ..., y1,N1, N2, y2,1, y2,2, ..., y2,N2, N3, ...
この行列の各列は等高線を定義します。各等高線は Z 値と N 値を含む列で始まります。
Zi — i 番目の等高線の高さ
Ni — i 番目の等高線の頂点の数
(xij, yij) — i 番目の等高線の頂点の座標 (j は 1 ~ Ni の範囲)
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contourc 関数は GPU 配列入力をサポートしますが、次の使用上の注意および制限があります。
この関数は GPU 配列を受け入れますが、GPU 上では実行されません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
使用上の注意および制限:
この関数は分散配列に対して演算を行いますが、クライアントの MATLAB で実行されます。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
R2006a より前に導入
contour | contour3 | contourf | clabel
clabel
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