colordef
(削除済み) 既定のプロパティ値を設定してさまざまなカラー スキームを表示する
colordef は削除されました。
構文
colordef white
colordef black
colordef none
colordef(fig,color_option)
h = colordef('new',color_option)
説明
colordef は、グラフィックス ディスプレイの背景色として白あるいは黒を選択できるようにします。背景色とコントラストが付くように軸のラインとラベルも設定します。
colordef white は、座標軸の背景、座標軸のラインとラベル、Figure の背景の色をシステムの既定の色に戻します。
colordef black は、軸の背景色を黒、軸のラインとラベルを白、Figure の背景色をダーク グレーに設定します。
colordef none は、Figure の色設定を MATLAB® Version 4 で使用されていたものに設定します。最も目に付く違いは、軸の背景色が 'none' に設定され、軸の背景色と Figure の背景色が同じになることです。この場合、Figure の背景色は黒に設定されます。
colordef(fig, は、ハンドル color_option)fig で指定される Figure のカラー スキームを、'white'、'black'、あるいは 'none' という色のオプションのいずれかに設定します。この構文を使用して既存の Figure に colordef を適用するときには、対象の Figure にグラフィック コンテンツが存在していてはなりません。存在する場合には、最初に (関数 clf によって) Figure をクリアしてから、この形式のコマンドを使用します。
h = colordef('new', は、指定した色のオプション (color_option) 'white'、'black'、あるいは 'none') で作成された新しい Figure のハンドルを返します。この形式のコマンドは、GUI を作成するときに既定の環境を制御する場合に役立ちます。ちらつきを防ぐために、Figure は 'visible','off' で作成されます。
ヒント
関数 colordef が影響を与えるのは、自分の実行後に描画される Figure のみで、現在既に表示されている Figure には影響を与えません。これは関数 colordef が、既定のプロパティ値を (root または Figure のレベルで) 設定することによって機能するからです。root レベルで設定されている現在の既定値は、次のステートメントで一覧表示することができます。
get(groot,'Default')
reset コマンドを使用すると、すべての既定値を削除できます。
reset(groot)