atan2
4 象限逆正接
説明
例
点の 4 象限逆正接の計算
複素数から極座標への変換
4 + 3i
を極座標に変換します。
z = 4 + 3i; r = abs(z)
r = 5
theta = atan2(imag(z),real(z))
theta = 0.6435
この半径 r
と角度 theta
が 4 + 3i
の極座標表現です。
あるいは、angle
を使用して theta
を計算します。
theta = angle(z)
theta = 0.6435
r
と theta
を元の複素数に戻します。
z = r*exp(i*theta)
z = 4.0000 + 3.0000i
4 象限逆正接のプロット
-4<Y<4
および -4<X<4
で atan2(Y,X)
をプロットします。
プロットする区間を定義します。
[X,Y] = meshgrid(-4:0.1:4,-4:0.1:4);
区間の atan2(Y,X)
を求めます。
P = atan2(Y,X);
surf
を使用して関数の表面プロットを生成します。plot
では Y=0
で X<0
のすべての不連続点がプロットされることに注意してください。
surf(X,Y,P); view(45,45);
入力引数
Y
— y 座標
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列 | table | timetable
y 座標。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table、または timetable として指定します。入力 Y
と X
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、Y
が M
行 N
列の行列で、X
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
データ型: single
| double
| table
| timetable
X
— x 座標
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列 | table | timetable
x 座標。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、table、または timetable として指定します。入力 Y
と X
は、同じサイズであるか、互換性のあるサイズでなければなりません (たとえば、Y
が M
行 N
列の行列で、X
がスカラーまたは 1
行 N
列の行ベクトル)。詳細については、基本的な演算で互換性のある配列サイズを参照してください。
データ型: single
| double
| table
| timetable
詳細
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
single 型オペランドと double 型オペランドで
atan2
を使用する場合、生成されたコードでは MATLAB と同じ結果が得られない可能性があります。single 型と double 型のオペランドをもつ要素単位の二項演算 (MATLAB Coder)を参照してください。
GPU コード生成
GPU Coder™ を使用して NVIDIA® GPU のための CUDA® コードを生成します。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
この関数は GPU 配列を完全にサポートしています。詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2023a: table および timetable で直接計算を実行
関数 atan2
は、table または timetable 内のすべての変数に対して、それらの変数にアクセスするためのインデックス付けを行うことなく計算できます。すべての変数のデータ型で計算がサポートされている必要があります。詳細については、table および timetable での直接計算を参照してください。
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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