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ライブ スクリプトと関数を共有およびエクスポートする方法

教育またはデモ用に、またはコードについての読みやすい外部ドキュメンテーションを提供するために、ライブ スクリプトまたは関数を他のユーザーと共有できます。

次の表は、ライブ スクリプトまたはライブ関数を共有するさまざまな方法を示しています。

共有方法手順
ファイルを直接共有する。

ライブ コード ファイル (.mlx) を配布します。ファイルの受信者は、MATLAB® 内で、最後に保存されたときと同じ状態でファイルを開いて表示できます (生成された出力を含む)。

MATLAB は、R2016a 以降でライブ スクリプト、R2018a 以降でライブ関数をサポートしています。

MATLAB の外部で表示できるドキュメントにファイルをエクスポートする。

サポートされている形式:

  • PDF

  • Microsoft® Word

  • HTML

  • LaTeX

  • マークダウン

  • Jupyter® Notebook

ライブ スクリプトまたは関数を対話的にエクスポートするには、[ライブ エディター] タブで、[エクスポート] を選択してから形式を選択します。対話型のエクスポートでサポートされている形式には、PDF、Microsoft Word、HTML、および LaTeX が含まれます。すべてのライブ スクリプトと関数を 1 つのフォルダーにエクスポートするには、[ライブ エディター] タブで [エクスポート][フォルダーをエクスポート] を選択します。MATLAB Online™ でエクスポートするには、[エクスポート] ではなく [保存] を選択します。

開いた [エクスポート] ダイアログ ボックスで、エクスポート オプションをカスタマイズできます。 (R2023b 以降)

  • PDF、Microsoft Word、および LaTeX にエクスポートする際に、用紙のサイズ、方向、および余白を変更する。

  • PDF、HTML、および LaTeX にエクスポートする際に、図の解像度と形式を変更する (エクスポートする前にファイルを実行する必要あり)。

変換されたファイルは、ライブ エディターで出力をインライン表示した場合のライブ スクリプトまたは関数とほぼ同じ外観です。ライブ スクリプトにコントロールまたはタスクが含まれている場合、ライブ エディターはそれらをコードとして変換後のファイルに保存します。

LaTeX へのエクスポート時に個別の matlab.sty ファイルが存在していない場合、MATLAB はそのファイルを変換後のファイルと同じフォルダー内に作成します。LaTeX スタイル ドキュメントとしても知られている STY ファイルを使用すると、変換後のファイルの外観をきめ細かく制御できます。

あるいは、matlab.editor エクスポート設定を使用して変換後のファイルをエクスポート前にカスタマイズすることもできます。

ライブ スクリプトまたは関数をプログラムでエクスポートするには、関数 export を使用します。プログラムによるエクスポートでサポートされている形式には、PDF、Microsoft Word、HTML、LaTeX、マークダウン、および Jupyter Notebook があります。

関数 export を使用すると、名前と値の引数を使用して変換後のファイルをカスタマイズできます。たとえば、変換後のファイルでコードを非表示にできるほか、図の解像度と形式、ドキュメントの用紙サイズ、向き、余白をカスタマイズできます。

全画面表示としてファイルを表示する。

ライブ エディターでライブ スクリプトまたは関数を開いた状態で、[ビュー] タブに移動し、[全画面表示] ボタンをクリックしてオンにします。ライブ エディターはファイルを全画面モードで表示します。

全画面モードを終了するには、画面の上部にマウスを移動して [ビュー] タブを表示し、[全画面表示] ボタンをクリックしてオフにします。

ファイルを MATLAB の標準のコード ファイル (.m) として保存する。

ライブ エディターでライブ スクリプトまたは関数を開いた状態で、[ライブ エディター] タブの [ファイル] セクションで、[保存][名前を付けて保存] を選択します。表示されたダイアログ ボックスで、[ファイルの種類] リストから [MATLAB コード ファイル (UTF-8) (*.m)] を選択します。

ファイルを配布すると、受信者は MATLAB 内でファイルを開いて表示できます。MATLAB は、ライブ スクリプトまたはライブ関数の書式設定されたコンテンツを、新しいライブ スクリプトまたはライブ関数内ではパブリッシュ マークアップに変換します。

ライブ スクリプトまたは関数を標準のコード ファイルとしてプログラムで保存するには、関数 export を使用し、名前と値の引数 Format "m" として指定します。

共有前にコードを非表示

ライブ スクリプトを共有またはエクスポートする前に、コードを非表示にすることを検討してください。ライブ スクリプト内のコードを非表示にすると、ライブ エディターには出力、ラベル付きのコントロール、タスク、および書式設定済みテキストのみが表示されます。ライブ スクリプトのタスクがコードのみを表示してコントロールは表示しない構成になっている場合、コードを非表示にするとタスクは表示されません。コードを非表示にするのは、ライブ スクリプト内のコントロールの値の変更だけを他のユーザーに行わせる場合、または他のユーザーに自分のコードを表示しない場合の共有で役立ちます。

コードを非表示にするには、ライブ スクリプトの右にある [コードを非表示] ボタン をクリックします。[ビュー] タブにアクセスして、[ビュー] セクションでも [コードを非表示] をクリックできます。コードを再度表示するには、[インラインで出力] ボタン または [右側に出力] ボタン をクリックします。または、関数 export を使用してライブ スクリプトを共有している場合は、名前と値の引数 HideCode を使用してコードを非表示にできます。

メモ

PDF、Microsoft Word、HTML、LaTeX、マークダウン、または Jupyter Notebook にエクスポートする場合、ライブ エディターはコントロールおよびタスクをコードとして保存します。コントロールおよびタスクが含まれているライブ スクリプトがあり、エクスポート前にコードを非表示にした場合、変換後のファイルにはコントロールもタスクも含まれません。

参考

関数

設定

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