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ライブ スクリプトの作成

R2026b

ライブ スクリプトは、コード、出力および書式設定されたテキストを単一の対話型環境で統合したプログラム ファイルです。ライブ スクリプトでは、コードを記述し、生成された出力とグラフィックスを、それを生成したコードとともに表示できます。書式設定されたテキスト、イメージ、ビデオ、ハイパーリンク、および数式を追加して、他のユーザーと共有できる対話型の表現を作成します。

ライブ スクリプトの作成

ライブ スクリプトを作成するには、[ホーム] タブに移動して [新規ライブ スクリプト] をクリックします。

既存のスクリプトが存在する場合、ライブ スクリプトとして開くことができます。スクリプトをライブ スクリプトとして開くと、ファイルのコピーが作成され、元のファイルは変更されずに残ります。MATLAB® は、元のスクリプトのパブリッシュ マークアップを、新しいライブ スクリプトの中では書式設定されたコンテンツに変換します。既存のスクリプトをエディターでライブ スクリプトとして開くには、ドキュメントのタブを右クリックし、コンテキスト メニューから [scriptName をライブ スクリプトとして開く] を選択します。または、[エディター] タブに移動し、[保存] 、 [名前を付けて保存] をクリックします。次に、[ファイルの種類] オプションを [MATLAB ライブ コード ファイル (*.m)] に設定し、[保存] をクリックします。

コードの追加

ライブ スクリプトを作成した後、コードを追加して実行できます。たとえば、乱数データのベクトルをプロットし、プロット上に平均値を示す水平線を描画する次のコードを追加します。

n = 50;
r = rand(n,1);
plot(r)
m = mean(r);
yline(m)
title("Mean of Random Uniform Data")

New live script with code that plots a vector of random data and its mean

コードの実行

現在のセクションのコードを実行するには、コードの左側にある縞模様の縦のバーをクリックします。あるいは、[ライブ エディター] タブに移動して [実行] をクリックします。[実行] ボタンをクリックすると、ライブ スクリプト内のすべてのコードが実行されます。

プログラムの実行中は、エディター ウィンドウの左上にステータス インジケーター が表示されます。コードの行の左側にあるグレーで点滅しているバーは、MATLAB が実行中の行を示しています。MATLAB が実行中の行に移動するには、ステータス インジケーターをクリックします。

MATLAB で実行前にコード内の重大な問題が検出された場合、または MATLAB でライブ スクリプトが実行されているときにエラーが発生した場合、ステータス インジケーターはエラー アイコン になります。エラーに移動するには、アイコンをクリックします。コード行の右側のエラー アイコン によってエラーが示されます。対応するエラー メッセージが出力として表示されます。

ライブ スクリプトは、保存しなくても実行できます。

ライブ スクリプトの保存

ライブ スクリプトを保存するには、[ライブ エディター] タブに移動して [保存] をクリックします。あるいは、キーボード ショートカット Ctrl+S を使用することもできます。ライブ スクリプトの名前を入力し、[保存] をクリックします。既定では、MATLAB はライブ コード ファイル形式 (.m) を使用してファイルを保存します。詳細については、Live Code File Formatsを参照してください。

出力の表示

既定では、出力は、その出力を作成した行に合わせて、コードの右側に表示されます。スクロールしても、出力は対応するコードと揃ったままになります。コード パネルおよび出力パネルの幅を調整するには、2 つのパネルの間にあるサイズ変更バーをドラッグします。

同期スクロールをオフにするには、出力セクションを右クリックして [同期スクロールを無効にする] を選択します。同期スクロールがオフの場合、コード パネルと出力パネルは独立してスクロールします。

plotRand live script with output to the right of the code. The vertical resizer bar appears between the live script code and its output.

出力のクリア

単一の出力をクリアするには、出力か、それを作成したコード行を右クリックし、[出力のクリア] を選択します。

すべての出力をクリアするには、スクリプト内の任意の場所で右クリックして、[すべての出力をクリア] を選択します。あるいは、[ビュー] タブに移動して [出力] セクションで [すべての出力をクリア] ボタンをクリックします。

別ウィンドウで出力を開く

変数や Figure などの個々の出力を別のウィンドウで開くには、出力の右上隅にある [変数の表示] または [Figure ウィンドウで開く] ボタン をクリックします。変数は変数エディターで、Figure は Figure ウィンドウで開きます。

ライブ スクリプトの外部で変数または Figure を変更しても、ライブ スクリプトに表示される出力は影響を受けません。

Figure の変更

出力の Figure を変更するには、Figure の座標軸の右上隅または Figure ツールストリップにあるツールを使用します。Figure の座標軸にツールが表示されていない場合は、[座標軸ツール バーを展開する] ボタン をクリックして座標軸ツール バーを展開します。これらのツールを利用して、Figure のデータを確認したり、書式設定と注釈を追加することができます。

詳細については、ライブ スクリプトでの Figure の変更を参照してください。

キーボードを使用した出力の操作

キーボードを使用して出力を操作するには、フォーカスをコードから出力に移動してから、出力をアクティブにします。

  • 出力が右側にある場合にフォーカスを移動するには、Ctrl+Shift+O を押します。macOS システムでは、Option+Command+O を押します。

  • 出力がインラインの場合にフォーカスを移動するには、下矢印キーおよび上矢印キーを使用します。

  • 選択した出力をアクティブにするには、Enter キーを押します。

出力をアクティブにした後は、以下を行うことができます。

  • 矢印キーを使用してテキストをスクロールする。

  • Tab キーを使用してハイパーリンクおよびボタン間を移動する。

  • Shift+F10 を押してコンテキスト メニューを開く。

  • Esc キーを押して出力を非アクティブにする。

インライン出力に対するキーボード フォーカスを無効にするには、[ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB] 、 [エディター/デバッガー] 、 [表示] を選択し、[出力がインラインのときにキーボードを使用して出力にフォーカス] オプションをクリアします。

ビューの変更

出力を表示する場所とライブ スクリプト内のコードを表示するかどうかを変更することで、現在のワークフローのライブ スクリプトのレイアウトを最適化できます。ライブ スクリプトのレイアウトを変更するには、[ビュー] タブに移動し、[ビュー] セクションで利用可能なオプションから選択します。ライブ スクリプトの右上にあるレイアウト ボタンの 1 つを選択することもできます。[ビュー] タブおよびレイアウト ボタンのオプションは、アクティブなライブ スクリプトにのみ影響します。

すべての新しいライブ スクリプトの既定の出力場所を変更するには、[ホーム] タブの [環境] セクションで、 [設定] をクリックします。[MATLAB] 、 [エディター/デバッガー] 、 [表示] を選択してから、[ライブ エディターの既定の表示] の異なるオプションを選択します。

[右側に出力] ビュー

[右側に出力] ビューでは、出力はコードの右側に表示されます。各出力は、それを作成した行の横に表示されます。コードを記述するときは、このレイアウトが最適です。

plotRand live script with code on the left and the resulting output to the right

[インラインで出力] ビュー

[インラインで出力] ビューでは、各出力は、それを作成した行の下に表示されます。このレイアウトは、共有する場合に最適です。

plotRand live script with code at the top and the resulting output under the line that creates it

[コードを非表示] ビュー

[コードを非表示] ビューでは、コードは非表示になり、出力、ラベルの付いたコントロール、タスク、および書式設定済みテキストのみが表示されます。このレイアウトは、他のユーザーがコードを直接操作するのではなく、ライブ スクリプト内のコントロールの値の変更のみを行うようにする場合の共有に最適です。

SolarPanelEstimatorForm live script with a drop-down list, two sliders, and a button that allows a user to specify inputs and start a calculation. All code is hidden.

テキストの書式設定

書式設定されたテキスト、イメージ、ビデオ、ハイパーリンク、および数式をライブ スクリプトに追加して、他のユーザーと共有するために体裁を整えたドキュメントを作成できます。たとえば、plotRand ライブ スクリプトにタイトルと導入テキストを追加するには、次のようにします。

  1. カーソルをライブ スクリプトの先頭に置き、[ライブ エディター] タブの [テキスト] をクリックします。新しいテキストがコードの上部に表示されます。

  2. [スタイルを選択します] ボタン をクリックして [タイトル] を選択することもできます。

  3. テキスト Plot Random Data を追加します。

  4. カーソルを行内に置いたまま、[中央揃え] ボタン をクリックして、テキストを中央揃えにします。

  5. 次の行には Enter キーを押して移動します。

  6. テキスト This script plots a vector of random data and draws a horizontal line on the plot at the mean. を入力します。

書式設定されたテキストをライブ スクリプトに追加すると、最初のコード行番号が 3 に更新されます。その理由は、プレーン テキストのライブ コード ファイル形式を使用して保存されたライブ スクリプトでは、テキストの各行が、保存されたファイル内の 1 行以上のコード行に相当するためです。

利用できるすべての書式設定オプションの詳細については、ライブ スクリプトのテキストの書式設定を参照してください。

plotRand live script with the centered title Plot Random Data and a line of introductory text, followed by code and its output. The line number for the first line of code is 3.

参考

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