アルゴリズムのリセットとリソースの解放
アルゴリズムの状態のリセット
ユーザーが System object に対して reset
を呼び出すと、resetImpl
内部メソッドが呼び出されます。この例では、pCount
が Counter
System object™ の内部カウンター プロパティです。ユーザーが reset
を呼び出すと pCount
が 0 にリセットされます。
classdef Counter < matlab.System % Counter System object that increments a counter properties (Access = private) pCount end methods (Access = protected) % Increment the counter and return % its value as an output function c = stepImpl(obj) obj.pCount = obj.pCount + 1; c = obj.pCount; end % Reset the counter to zero. function resetImpl(obj) obj.pCount = 0; end end end
System object リソースの解放
release
が System object に対して呼び出される際、step
または setup
が以前に呼び出されていた場合は、releaseImpl
内部メソッドが呼び出されます (呼び出しシーケンスの概要を参照)。この例では、System object によって割り当てられ、使用されているリソースを解放するメソッドの実装方法を示します。これらのリソースには、割り当てられたメモリや読み取り/書き込みに使用されるファイルなどがあります。
このメソッドでは、図は開いたままで、Whiteboard Figure ウィンドウの座標軸をクリアできます。
function releaseImpl(obj) cla(Whiteboard.getWhiteboard()); hold on end
Whiteboard
System object の完全な定義については、Whiteboard System object の作成を参照してください。