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MATLAB コードの互換性レポート

コードの互換性レポートは、コードを解析し、互換性の問題全体を表形式でリストし、これらの互換性の問題への対処方法に関する手順を提供する便利なツールです。このレポートにより、次のことが可能になります。

  • 現在の MATLAB® リリースでコードを適切に実行するために対処しなければならない互換性の問題を特定。

  • 新しい MATLAB リリースにアップグレードする際、コードの更新に必要な作業量を推定。

  • 推奨されない機能を置き換えることによってコードを改善。

コードの互換性レポートには、コード内で互換性の問題の影響を受ける場所が表示され、それぞれの場所で必要な変更を行う方法に関する詳細が示されたドキュメントへのリンクが提供されます。

コードの互換性レポートの生成

コードの互換性レポートを実行するには、次を行います。

  1. 現在のフォルダー ブラウザーで、解析するコード ファイルを格納するフォルダーに移動して開きます。

  2. 解析対象のファイルをリストする現在のフォルダー ブラウザーで、 をクリックするか、ブラウザーの空白部分を右クリックします。いずれのオプションでもメニューが開きます。[レポート][コードの互換性レポート] を選択します。あるいは、コマンド プロンプトで codeCompatibilityReport を実行してレポートを生成することもできます。

    レポートが MATLAB Web ブラウザーで開き、潜在的な互換性の問題が表示されます。以下に例を示します。

  3. コードを更新して、[構文エラー] セクションにリストされているファイルごとに構文エラーを解決します。構文エラーの場合はコードが実行されません。コードは以前のリリースで適切に実行されなかった可能性が高いですが、構文エラーは互換性の解析に影響を与えます。例: "'}' での解析エラー: 使用法は、無効な MATLAB 構文である可能性があります。"

  4. レポートに表示される各機能について、問題の説明とコードを確認します。メッセージには、コードにある問題の箇所を特定しやすいよう行番号が含まれています。行番号をクリックしてエディターでファイルのその行を開きます。メッセージに基づいてファイルを変更します。メッセージの意味やコードに必要な変更が不明な場合、メッセージに関連付けられている [ドキュメンテーション] リンクをクリックします。

    レポートに表示される各機能には、推奨アクションが表示されます。以下の一般情報も使用できます。

    • 削除済みの機能 — コードを更新して現在のリリースでの互換性エラーを回避します。

    • 動作が変更された機能 — 動作の変更が許容可能であることを確認し、許容可能ではない場合は、現在のリリースに合わせてコードを更新してください。

    • エラーの原因となる可能性があるサポートされていない機能 — ここにリストされているファイルでは、サポートされていない機能、ドキュメンテーションにない機能、およびお客様による使用を想定されていない機能が使用されています。エラーおよび予期しない動作の変更を回避するため、ドキュメンテーションに記載された機能を使用するようにコードを更新してください。

    • 削除予定の機能—今すぐ、または後のリリースでコードを更新してください。コードを今すぐ更新すると、今後のアップグレードが容易になります。

    • 動作が変更される予定の機能 — これらの変更を今すぐ調査し、今後のアップグレードを容易にします。

    • コードを改善し得る新しい機能 — コードを更新することを検討してください。現在のコードは将来のリリースでも引き続き動作すると予想されますが、新しい機能が推奨されます。

    コードの互換性レポートには、コードに対して行われたチェックに関する情報と、コードの互換性について MATLAB が解析したファイルのリストも含まれています。

プログラムでの使用

現在のフォルダー ブラウザーを使ってコードの互換性レポートを生成する場合、MATLAB は現在の作業フォルダーおよびサブフォルダーにあるコードを解析します。ただし、レポートをプログラムによって生成すると、解析対象に特定のファイルを指定したり、解析からサブフォルダーを除外したりすることができます。レポートをプログラムによって生成するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • MATLAB® Web ブラウザーで開くレポートをプログラムによって生成するには、関数 codeCompatibilityReport を使用します。

  • レポート情報を含む CodeCompatibilityAnalysis オブジェクトを返すには、関数 analyzeCodeCompatibility を使用します。その後、関数 codeCompatibilityReport を使用して格納オブジェクトのレポートを表示できます。

サポートされない関数

コードの互換性レポートは、サポートされていない機能、ドキュメンテーションにない機能および使用が意図されていない機能をチェックします。このような機能は予告なしに変更されたり削除されたりすることがあり、今後エラーの原因となる可能性があります。場合によってはドキュメンテーションに記載された代替機能がありますが、単純に置き換えられない可能性があります。MathWorks サポートにご連絡いただき、使用方法を説明し、サポートされている代替機能をリクエストしてください。

参考

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