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コード アナライザー

コードの問題の特定と解決

R2022b 以降

説明

コード アナライザー アプリは、選択されたファイルまたはフォルダーとそのサブフォルダー内のコードで特定された問題のレポートを生成します。

このアプリを使用すると、以下のことができます。

  • 不具合や改善すべき点などのコードの問題を解析する

  • コードの問題の概要を表示する

  • 問題を重大度、問題のタイプ、ファイルでフィルター処理してグループ化する

  • コードの問題の場所に直接リンクする

コード アナライザー アプリを開く

  • MATLAB® ツールストリップ: [アプリ] タブの [MATLAB] で、アプリのアイコン Code Analyzer App Icon をクリックします。

  • MATLAB コマンド プロンプト: 「codeAnalyzer」と入力します。

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コード アナライザー アプリを使用して、指定したファイルまたはフォルダー内のコードを解析します。

codeAnalyzer("C:\MyCode") 

このコマンドにより、コード アナライザー アプリが起動し、指定したコード内で検出された問題のレポートが生成されます。レポートの上部にある要約セクションでは、レポートに含まれている情報の概要が示されます。このセクションでは、解析されたファイルの数、解析されたコードで検出されたエラー、警告、および情報メッセージの総数が表示されます。

Code Analyzer app showing an overall summary of code issues and code health details

既定では、問題は重大度でグループ化されます。[グループ化] リストを使用して問題をグループ化する方法を変更できます。レポートをファイルでグループ化します。

Code Analyzer report grouped by file.

[重大度でフィルター] リストおよび [問題のタイプでフィルター] リストを使用して、表示されるメッセージをフィルター処理できます。エラーのみを表示するようにレポートをフィルター処理します。

Code Analyzer report filtered by severity

コード アナライザー アプリを使用してコード内の問題を修正します。

コード アナライザー アプリを使用して、指定したファイルまたはフォルダー内のコードを解析します。

codeAnalyzer("C:\MyCode") 

一部の問題は、自動置換で解決できます。該当する問題には [すべて修正] ボタンがあります。問題をクリックして展開すると、問題の個別のインスタンスに対応する [修正] ボタンをクリックすることでそのインスタンスを修正できます。カーソルを [修正] ボタンまたは [すべて修正] ボタンの上に合わせると、MATLAB がどのような修正を実装するかが表示されます。個別に修正できる問題の中には、[すべて修正] ボタンを使用できないものもあることに注意してください。このような問題は、自動修正を適用する前に個別に評価する必要があります。

Code Analyzer report with fixable issues.

関連する例

プログラムでの使用

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codeAnalyzer は、コード アナライザー アプリを開きます。このアプリで、[フォルダーの選択] ボタンを使用して解析するコードを選択します。

codeAnalyzer(names) は、コード アナライザー アプリを開き、names で指定されたファイルのレポートを生成します。names がフォルダー パスの場合、既定では、サブフォルダーはコード解析に含まれます。

codeAnalyzer(names,IncludeSubfolders=false) は、コード解析を指定された最上位フォルダーに制限します。

codeAnalyzer(codeIssue) は、コード アナライザー アプリを開き、指定された codeIssues オブジェクトで取得された問題に基づいてレポートを生成します。

バージョン履歴

R2022b で導入