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MATLAB での WSDL Web サービスの使用

MATLAB での Web サービスとは

"Web サービス" は種類の異なるコンピューター、オペレーティング システム開発環境で動作するアプリケーション同士の相互通信を可能にします。MATLAB® で Web サービスを使用する方法は 2 つあります。使用するサービスが提供する内容により、次のようになります。

WSDL ドキュメントとは

Web サービス記述言語 (WSDL) ドキュメント技術に基づく Web サービスを使用して、リモート サーバーに存在する API にクライアント ワークステーションがアクセスして実行します。クライアントとサーバーは、W3C® SOAP プロトコルに準拠する XML 形式のメッセージを使って、通常 HTTP プロトコルを介して通信します。

WSDL インターフェイスを使用すると、MATLAB は Web サービス クライアントとして機能し、サーバーの既存の Web サービスへのアクセスに使用する機能を提供します。この機能はサーバーとの通信を容易にするため、XML、複雑な SOAP メッセージおよび特殊な Web サービス ツールを扱う必要がなくなります。これらの機能を使用して、コマンド ウィンドウや作成した MATLAB プログラムなどの通常の MATLAB 環境でサービスを使用します。

MATLAB 内の Web サービスを示すダイアグラム

A MATLAB workstation and other workstations communicate through the internet with web services on a server.

API をさまざまな種類のクライアントから利用可能にする必要がある組織では、サーバーの API と関連 Web サービス機能を作成します。サービスを組織内のイントラネットによるローカル クライアントのみの利用とするか、Web 経由による一般公開とするかは選択できます。

MATLAB で WSDL を使用するのに何が必要か

所属する組織または関係する組織が目的の Web サービスを提供しているかどうかを確認する必要があります。一般に利用できるサービスには無料のものと有料のものがあります。

MATLAB WSDL Web サービスの機能は、SOAP Binding に対する Basic Profile 1 の仕様に準拠する Web サービスにおいて動作します。

使用するサービスについて、サービスのドキュメンテーションに記載されている基本的な情報を把握しておく必要があります。

MATLAB を使用するワークステーションからサーバーにアクセスできなければなりません。プロキシ サーバーが存在する場合、Web 基本設定を使用して必要な設定を行います。これを行うには、インターネットへの接続のためのプロキシ サーバー設定の指定 を参照してください。

はじめに、WSDL を使用した MATLAB からの Web サービスの呼び出しを参照してください。

参考

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